米NBCの人気ミュージカルドラマ『SMASH』でトム・レヴィット役を演じ、『Something Rotten!』の演技で、第69回トニー賞ミュージカル部門助演男優賞を受賞したクリスチャン・ボール。彼が、ミュージカル『The British Invasion Musical』で、1960年代の英バンドのメンバーを演じることが明らかとなった。
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米BROADWAY.COMによると、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』で脚本を手掛けたリック・エリスによる『The British Invasion Musical』の舞台は、1960年代のロンドン。本作でクリスチャンは、ブリティッシュ・インヴェイジョンの波に乗り、アメリカでブレイクした実在のバンド、ハーマンズ・ハーミッツのメンバー、ピーター・ヌーンを演じることになる。ボーカルのピーターはアイドル的なルックスで人気を博し、バンドは全米トップ10でもヒット曲を連発。ミュージカルでは、ハーマンズ・ハーミッツの「ミセス・ブラウンのお嬢さん」や「ヘンリー8世君」といった代表曲も使用される予定だ。
舞台は、ロンドンの有名なライブ会場「バッグ・オー・ネイルズ」から幕を開けるとのことで、ここは、ジミ・ヘンドリックスやローリング・ストーンズのミック・ジャガー、マリアンヌ・フェイスフルといった大物ミュージシャンも姿を見せていたことで有名な場所。当時の英ミュージックシーンでは少し毛色が違うとの理由で、のけ者扱いされていたハーマンズ・ハーミッツが、アメリカで大成功を収める様子が描かれる作品になるようだ。クリスチャン以外のキャスティングや上演会場などの詳細は、追って発表される予定。クリスチャンが実在したミュージシャンを、どのように演じてくれるのか楽しみだ。
『Something Rotten!』終了後、サインに応じるクリスチャン・ボール