2015年9月19日(土)より、劇団四季によるミュージカル『コーラスライン』が、東京・JR東日本アートセンター自由劇場にて上演される。本作は、劇団四季の数あるレパートリー作品の中でも最も重要な作品として上演され続け、「四季ミュージカルの原点」とも称される作品。不朽の感動を届け続けてきた記念碑的作品が、2年ぶりに自由劇場に帰ってくる。
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本作は、ダンサーたちが実際に語った身の上話を基に、振付家・マイケル・ベネットが綴った作品。豪華な装置もきらびやかな衣装もない、1本の白いラインが引かれただけの舞台で語られる、ダンサーたちの告白と、純粋でひたむきな舞台への祈り。従来のミュージカルとは一線を画す異色のバックステージ・ミュージカルは、1975年のブロードウェイ初演以来、世界20か国以上で上演し、多くの観客を魅了してきた。
物語の舞台はニューヨーク・ブロードウェイのとある劇場。舞台にの上にはただ1本の白いライン-コーラスライン-に、オーディションの最終選考に残ったコーラスダンサー17人が並んでいる。演出家・ザックは、彼らに「履歴書に書いていないことを話してもらおう。君たちがどんな人間なのか」と問いかける。この風変わりな要求にダンサーたちは戸惑いながらも、各々自らの人生のエピソードを語り始める…。
同劇団での公演は、今回で総上演回数2000回に達し、日本演劇史上屈指の記録を誇る作品となる。ダンサーたちの真の物語であり、四季の至宝とも呼べる本作を、ぜひ劇場で観劇してほしい。
ミュージカル『コーラスライン』は、2015年9月19日(土)から10月31日(土)まで、東京・JR東日本アートセンター自由劇場にて上演される。
撮影:下坂敦俊