2015年6月19日(金)~21日(日)、渋谷・円山町のライブホール、ユーロライブにて、かもめんたる、さらば青春の光、ラブレターズという、若者の熱い支持を得ている人気お笑いコンビ3組のユニットが一つになった“円山スクランブルエッグス”による第1回公演『円山町再開発』が上演される。脚本は、構成作家として活躍中の相沢直が務める。
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公演会場となるユーロライブでは、「渋谷コントセンター」と銘打ち毎月コントの定期公演を行っている。いとうせいこう、倉本美津留、大林素子氏をコミッティに迎え、「コントは単なるお笑いではなく、笑(小)演劇」をコンセプトに、約10分の長尺ネタを、今最も旬なユニットが続々と登場し演じる、新たな“笑いと毒の殿堂”だ。今年3月には文芸部も発足し、ホールが若い座付作家を育てるという試みを開始。その動きから生まれたのが今回の公演だ。
渋谷区円山町の会議室に、6人の男がいる。議題は「円山町再開発」だ。渋谷駅周辺を大きく様変わりさせる都市の再開発が進められている今、円山町もその例外ではない。そして彼らは円山町を往く。入り組んだ路地の片隅に、古びた雑居ビルの一室に、男女の欲望を見つめ続けた紫色のネオンの下に、物語がある。忘れられた、円山町の物語が。ここは渋谷区円山町。ほかのどこにもない場所である。
ユーロライブがある「円山町」とは、江戸時代から大山街道の宿場町として栄えていたが、明治から昭和にかけては料亭や置屋が並び、芸者の行き交う花街となる。近年ではラブホテル街として、あるいは若者が集う大型クラブの街として知られる。そんな円山町を舞台にどのような物語が描かれるのだろうか。
相沢は、かもめんたる、さらば青春の光、ラブレターズという3組の人選について、「新しく面白いことに興味のある幅広い層に届く、ジャンルを超えた自由な場を作りたいと考えました。そして笑えるだけでなく、新しい視点や発見や裏切りがあり、さらに狂気や恐怖や気付きをも含む、コントの可能性を拡げられそうな3組で編成しました」と語っている。
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円山スクランブルエッグス 第一回公演『円山町再開発』は、2015年6月19日(金)~21日(日)ユーロライブ (東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS2階)にて上演される。詳しくはユーロライブのホームページにてご確認を!