「手応えしか感じない!」河本準一初舞台『うたかふぇ』公開稽古&囲み取材

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2015年7月3日(金)より東京・サンシャイン劇場にて上演されるストレートプレイ・ミュージカル『うたかふぇ』。6月16日(火)都内にて、その公開稽古と囲み取材が行われた。囲み取材には、主演の河本準一、牧野由依、陽月華大山真志菊地美香なだぎ武、作・演出を務める福島三郎が登壇。稽古を通じた現在の心境を語った。

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元東京サンシャインボーイズの福島が現在主宰を務める丸福ボンバーズによって、2012年に初上演された本作。福島は「小さな劇場で上演した作品が、こうして多くの方にご覧頂ける機会を頂けたことを大変嬉しく思います」と挨拶し、“ストレートプレイ・ミュージカル”という意図については「ミュージカルが苦手な方もいらっしゃるので(そういう方が違和感を抱かないよう)限りなく日常の中に歌がある、という形にチャレンジしてみました」と明かした。

うたかふぇ

主演の河本は、これが初舞台・初主演になる。手応えを問われると「それしかないので、どうしようかなと思って!」と自信たっぷりの様子。芸人として数々の経験を積んできた河本だが舞台のやり方はわからず、本読み時に台本をすべて頭に入れ臨んだという。「ええことやん!と思ったのに、みんな慌てるからやめてって大ヒンシュクだった(笑)」と振り返った。

河本準一

歌に関しては、ミュージカルへの出演がこれで5作目となる先輩なだぎから「タンバリン叩いた方がええんちゃう?」とアドバイス(?)を受けたと河本。後ろでなだぎが「得意分野を伸ばした方が絶対いいと思う」と深く頷いていたが、公開されたシーンにタンバリンはなし。声優・アーティストでもある牧野や、元宝塚歌劇団の陽月、歌声を活かし映像に舞台にと幅広く活躍する菊地など、素晴らしい歌声の持ち主たちとともに披露される河本の歌声にも注目だ。

河本準一、陽月華

菊地美香、大山真志

音楽への思い入れについてそれぞれに聞かれ、大山が「この業界に入ろうと思ったきっかけが、3歳の頃母からもらったマイケル・ジャクソンのCDだった」というエピソードを語ると、すかさず「僕も3歳の頃にマイケルを…」となだぎがぼけ、河本からは「嘘でしょ!」と鋭いツッコミが。音楽とともに笑いの絶えない稽古場の雰囲気が伝わってきた。

なだぎ武

最後に、河本は「今年40歳になりまして、何か新しいことに挑戦したいと考えていたところにこの作品と出会いました。このお話はすごく現実的なお話で、皆さん身近に感じて頂けると思います。その上で、最後はみんなで楽しく笑って帰れる。そんな舞台になっていますので、是非皆さん観に来てください」と締めくくった。

“うたかふぇ”に集う人々の姿を通じて、日常の中にある“音楽”の力を感じさせてくれる。ジャンルの垣根を越えた個性豊かなキャストたちが、観終わった後まで続く幸せな気持ちを届けてくれるだろう。ストレートプレイ・ミュージカル『うたかふぇ』は、2015年7月3日(金)から7月⒓日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演される。

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