2015年5月10日(日)惜しまれながら宝塚歌劇団を退団した星組トップスター・柚希礼音(ゆずきれおん)。退団後、柚希が初めて出演する舞台が、ブロードウェイのレジェンドと呼ばれる演出家ハロルド・プリンスが、自身の人生を描いた新作ミュージカル『プリンス・オブ・ブロードウェイ』になることが決定した。本作は、ブロードウェイに先駆け、ワールドプレミアとして、日本での初演が決定したビッグプロジェクトだ。
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本作への出演について、柚希は次のようにコメントしている。「いつかエンターテインメントの本場アメリカで舞台に立ちたいと宝塚音楽学校に入る前、夢見たことがありました。今回ついにその夢への舞台が開く…とワクワクしています。この夢のようなチャンスをいただけたのは、多くのことを学んだ宝塚歌劇団での16年間があってこそ。この道のりは、私にとって決して遠回りではありませんでした。『オペラ座の怪人』を創られたハロルド・プリンス氏をはじめ、ブロードウェイの第一線のクリエイターによる新作で、さらにNY演劇界の主役級の方々とご一緒できるのは、身の引き締まる想いです。今回の舞台は、身に余る高い壁への挑戦となることでしょう。しかし宝塚で育まれた何物にも代え難い財産―自分をプロデュースする力、そして努力すればどんな高い壁でも乗り越えられる強い意志―を大きな力として胸に刻み、ブロードウェイに向かって羽ばたきます。プリンス氏の演出が、自分も知らない新たな柚希礼音を引き出してくださることでしょう。また、プリンス氏が私に合う素晴らしいダンスナンバーを選んでくださるとも伺っていて、言葉ではとても言い表せないほど心が躍っています」
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柚希と共演するキャストの一部も本日公開された。『オクラホマ!』でトニー賞助演男優賞とローレンス・オリヴィエ賞助演俳優賞を受賞し、そのほか『レ・ミゼラブル』『ターザン』などに出演したシュラー・ヘンズリー、『オペラ座の怪人』『ラブ・ネバー・ダイ』のファントム役、そして『レ・ミゼラブル』ではジャン・バルジャン役でトニー賞主演男優賞にノミネートされたラミン・カリムルー、『ユーリンタウン』でトニー賞主演女優賞にノミネート、『エビータ』『屋根の上のバイオリン弾き』『メンフィス』『シンデレラ』など数々の大作に出演するナンシー・オペル、そしてブロードウェイ『オペラ座の怪人』クリスティーヌ役で現在主演中の新生ケイリー・アン・ヴォーヒーズが出演予定とされている。
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『プリンス・オブ・ブロードウェイ』日本公演は、2015年10月23日(金)~11月22日(日)、東京・ 東急シアターオーブ、11月28日(土)~12月10日(木)に大阪・ 梅田芸術劇場メインホールにて上演される。チケット発売日は、7月25日(土)。