唯一の日本人キャストに柚希礼音!声の出演に市村正親!『プリンス・オブ・ブロードウェイ』制作発表記者会見

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2015年10月23日(金)より、東京・Bunkamura東急シアターオーブ、その後11月28日(土)から大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される、ワールドプレミアミュージカル『プリンス・オブ・ブロードウェイ』の制作発表記者会見が6月17日(水)都内にて開催された。演出のハロルド・プリンス、共同演出・振付のスーザン・ストローマン、出演のシュラー・ヘンズリー、ケイリー・アン・ヴォーヒーズが来日し、唯一の日本人キャストの柚希礼音、さらにサプライズゲストとして市村正親が出席した。

関連記事:動画ページではこの日の歌唱部分も公開中!ぜひご覧ください。

ミュージカル『プリンス・オブ・ブロードウェイ』は、『オペラ座の怪人』『エビータ』『キャバレー』『スウィニー・トッド』『蜘蛛女のキス』など、ブロードウェイで数多くの傑作ミュージカルを生み出し、トニー賞を21回受賞している世界的な演出家、ハロルド・プリンスが、これまで手掛けてきたヒット作の珠玉の名曲・名場面を、自らの人生を重ね紡ぐミュージカル・ショー。この秋の日本公演が世界初演となる。共同演出・振付の『クレイジー・フォー・ユー』『プロデューサーズ』などでトニー賞を5度受賞しているスーザン・ストローマンをはじめ世界トップレベルのクリエイティブ・チームが集結、ブロードウェイの第一線で活躍中の実力派俳優が出演する。

この最高に贅沢な作品に、5月に退団したばかりの元宝塚歌劇団星組トップスターの柚希礼音が唯一の日本人キャストとして参加することは既に当サイトでもお伝えしたとおりだが、さらにハロルド・プリンス役で、『オペラ座の怪人』日本初演でハロルドに抜擢されて以来27年の付き合いという市村正親が声の出演をすることもこの日発表された。

シュラー・ヘンズリーと、ケイリー・アン・ヴォーヒーズによる、『屋根の上のヴァイオリン弾き』『スウィニー・トッド』『オペラ座の怪人』からの歌唱披露後にスタートした制作発表記者会見。それぞれが公演に向けての思いを以下のように語った。

ハロルド・プリンス(演出)
みなさんご存知かと思いますが、日本が好きで、日本で仕事をすることも好きです。世界初演を迎えることができることを喜ばしく思っております。公演のアイディアを初めて聞いたとき、躊躇しましたが、今まで我々が作り上げて来たものを守り、遺産として継承、分かち合ってしていかなければいけないのではないかとも思いました。ミュージカルも、古き良き時代の音楽から、ポピュラー音楽、ロックや他の音楽が使われるようになり変化してきた。1つの芸術形態が、60年の長い期間にわたるなかで起こってきた変化を描きたいと思います。カンパニー全員がこの公演をとても楽しみにしています。

スーザン・ストローマン(共同演出・振付)
『クレイジー・フォー・ユー』『コンタクト』に続き、『プリンス・オブ・ブロードウェイ』で日本の皆さんに自分の作品をお目にかけることができます。私たちニューヨークで仕事をしている者は、みんなハロルドから演劇を学んできました。そのハロルドの人生を讃える機会があるならぜひ参加したかった。そして、スターたちと一緒に仕事をすることもとてもエキサイティングです。(柚木)礼音は、類いまれなパフォーマーでダンサー。彼女と仕事ができるこの機会は逃すまいとも思いました。彼女のために新しい振付をすることがとても楽しみです。そしてハロルドの声にピッタリなイチ。この最高の二人からインスピレーションを受けられることに喜びを感じています。

ハロルド・プリンス、スーザン・ストローマン、市村正親、柚希礼音

市村正親(ハロルド・プリンス役/声の出演)
ハロルド・プリンス(ハル)とは、『オペラ座の怪人』日本初演からの付き合い。そのあとも『蜘蛛女のキス』『キャバレー』『シー・ラブズ・ミー』など、ハルがやった作品を日本でこれだけやってる俳優は僕くらいしかいないんじゃないかと思います。ハルはまさに「劇場の人間」。そんな人の声を、日本の劇場を最も愛している僕がやるという。意味のある役を芝居の神様は僕に与えてくれたんだと運命的なものを感じました。プリンスの声として、日本の方によりよく心に染み入るように伝えることができたらいいなと思っています。いい声で良い作品にしたいと思います。

柚希礼音
このような夢のようなお話をいただき、本当に幸せに思っております。現役中、ニューヨークでハロルドさんに会わせていただき、お話をいただきましたが、まさか現実になるとは思ってもみませんでした。身の引き締まる思いです。ほんとうに憧れのハロルド・プリンスさん、スーザン・ストローマンさんというすごい方々とご一緒できることが本当に夢のようです。一生懸命いろんなことを勉強しながら、英語もいっぱい勉強して、最終的には言葉を越えて心をお伝え出来るようになるまで稽古をして、日本へ戻ってきたいと思います。宝塚時代よりも高い壁だと思いますが、楽しみながら挑戦していきたいと思います。

市村正親、柚希礼音

シュラー・ヘンズリー
長く俳優をやってきましたが、こんなにも自分が作品に入る前に興奮したことはなかったのではないかと思います。ハロルド・プリンス、そしてスーザン・ストローマン、この二人と仕事をするということは、アメリカの俳優にとっては夢です。どちらかと仕事をするだけでも素晴らしいことなのに、二人一緒の現場に入る、こんなに最高のことはありません。また、この公演の素晴らしいことは、全楽曲がヒット曲であること。そのような作品にはいまだかつて出たことがありません。キャストを代表して、この公演をみんな楽しみにしていることをお伝え致します。

シュラー・ヘンズリー

ケイリー・アン・ヴォーヒーズ
今回日本に来るまで、パスポートを持っておりませんでした。初めて国から出てこの場にいる。こんなに素晴らしいことはありません。とても気持ちが高揚しています。私は大学在学中に『オペラ座の怪人』に出演が決まって、そのままブロードウェイに立つことになりました。そして、この作品に出演するなんて信じられない気持ちですが、精一杯務めます。皆さんに楽しんでいただけるように頑張ります。

ケイリー・アン・ヴォーヒーズ

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ワールドプレミアミュージカル『プリンス・オブ・ブロードウェイ』は、2015年10月23日(金)〜11月22日(日)東京・Bunkamura東急シアターオーブ、11月28日(土)〜12月10日(木)大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。

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最後に、キラキラつやつやの柚希さんを!

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