鬼才・ロマン・ポランスキー監督の映画『吸血鬼』をもとに、『エリザベート』『モーツァルト!』の脚本・作詞を手掛けたミヒャエル・クンツェと、グラミー賞最優秀アルバム賞受賞経験のあるジム・スタインマンが作曲を担当したミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』が、2015年11月3日(火)~11月30日(月)まで、東京・帝国劇場にて上演される。
関連記事:ファンにとっても、出演する側にとっても帝国劇場は「聖地」の一つかも。公演情報をご紹介します。
本作の舞台はトランシルヴァニア。永遠の命を持つヴァンパイアと、いつかは死を迎える人間たちの対決を、セクシーかつダイナミックに描いた作品だ。
日本では、2006年の上演以来、4度目の公演となる。初演から演出を手がけてきた第28回菊田一夫演劇賞受賞の山田和也が、今回も続投。キャストも前回と同じく、主人公の吸血鬼・クロロック伯爵役を第29回菊田一夫演劇大賞を受賞した山口祐一郎、敵対するアブロンシウス教授を、石川禅(『エリザベート』オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ役)が演じる。
一方、新たなキャストの登場も注目したい。アブロンシウス教授の助手・アルフレートには、『エリザベート』でルドルフ役を好演した平方元基と、『ALTAR BOYZ』でダンス、また現在公演中の『シャーロック ホームズ2 ~ブラッディ・ゲーム~』でシリアスかつ激しい演技を見せている良知真次がダブルキャストで扮する。
クロロック伯爵と、アルフレートの二人から思いを寄せられるヒロイン・サラもダブルキャスト。ディズニーのアニメーション映画『アナと雪の女王』で日本語版吹き替えを担当した神田沙也加、宝塚歌劇団の元雪組トップ娘役・舞羽美海が出演する。ほかに、阿知波悟美、出雲綾(Wキャスト)、ソニン、コング桑田、上口耕平、駒田一など、実力派俳優が揃う。
関連記事:様々な名作ミュージカルに出演する山口祐一郎。直近の出演作をご紹介します。
ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』は、2015年11月3日(火)~11月30日(月)まで、東京・帝国劇場にて上演。
舞台写真は2011年公演より