2015年4月3日(金)から4月12日(日)まで、東京・サンシャイン劇場にて、『4BLOCKS』が上演される。本作は、音楽業界を舞台に、兄弟の絆を通じて、人生の新たな旅立ちをうたうストーリー。2002年、嵐が出演した映画『ピカ☆ンチ』の脚本や、06年、シス・カンパニー公演『父帰る/屋上の狂人』で演出を手がけ、第14回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した河原雅彦が演出を行う。
かつて時代の寵児だった4人兄弟グループ『4BLOCKS』。ところが人気絶頂のある日、プロデューサーである父親から、解散宣告を受け、音楽業界から追放されてしまった。兄弟はそれぞれの道を歩み、お互い顔を合わせることもなく15年が過ぎる。するとまた突然、父親の訃報と共に、「莫大な遺産がほしければ、もう一度4人で音楽をやれ」という遺言が告げられる。そこで兄弟はもう一度集まるのだが…?
この4人兄弟を演じる俳優も、実力のある個性派がそろった。お調子者の長男・ハンクを演じるのは、元光GENJIのメンバーとして男性アイドルの一時代を築いた諸星和己。ストイックな次男・ルードは、圧倒的な歌唱力とダンスパフォーマンスが見事なDA PUMPのISSAが扮する。平和主義者の三男・ウッディは、劇団☆新感線の舞台『大江戸ロケット』でゴールデン・アロー賞演劇新人賞を受賞した山崎裕太。現在は活動停止中だが、根強いファンを持つ人気パンクバンド175Rのボーカル・SHOGOが、口下手な四男・チャーリーをつとめる。
作品の本質を中央に据えながらも斬新な演出をすることで定評のある河原と、オリジナリティあふれる俳優陣との共鳴が楽しみだ。