風間俊介×真野恵里菜×中村 中×片桐 仁が出演。舞台『ベター・ハーフ』はそれぞれの愛の形を描く

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2015年4月3日(金)より、舞台『ベター・ハーフ』が上演される。本作は、鴻上尚史による作・演出の書下ろし作品。タイトルの『ベター・ハーフ』とは、自分が必要とする“もう一人”のこと。天国でひとつだった魂は、この世に生まれる時に男性と女性に分けられて別々に生まれてくる。だから、現世でもう片方の自分に出会うと身も心もぴたりと相性が合うと言われる。その相方こそがベター・ハーフなのだ。

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2012年に劇団「第三舞台」を解散し、現在はプロデュースユニット「KOKAMI@network」と「虚構の劇団」を中心に精力的な活動を続ける鴻上尚史が、今回描くのは“恋愛”。「久しぶりに登場人物の少ない、たっぷりな恋愛物を書いてみたくなりました」と鴻上は語る。テーマは恋愛だが、そこから見えてくるものはコミュニケーションのかたち。やっかいだけどやっぱり生きていくしかない、人生の素晴らしさとバカバカしさを描いていく。

物語は4人の男女によって紡がれる。若い諏訪は、ある日上司・沖村から「自分の代わりにネットで知り合った女性とデートをしてほしい」と頼まれる。なぜなら「お前の写真を俺だと言って送ったから」と。驚きを隠せないが、上司である沖村の頼みは断れない諏訪。待ち合わせ場所に行くと、ひとりの若い女性・平澤が待っていた。しかし、平澤もまた、友人・小早川に身代わりを頼まれその場に来ていた。小早川は、男の身体を持って生まれ、女性の性を自認するトランスジェンダーであり、彼女もまた自分自身の写真を相手に送れなかったのだ。こうして若い男女、中年の男と、トランスジェンダーの女性の四人がすれ違い、ぶつかり、笑い、別れ、慰め、歌い、闘い、繋がる恋の物語は始まった―。

登場人物の心の内面を鋭く描き出し、互いが密接に絡みながら展開するこの物語に挑むのは、若さの中に安定した抜群の演技力を持つ風間俊介、さわやかな色気を持ってアイドルから女優への成長と遂げた真野恵里菜、芸人・俳優として笑いとおかしさのセンスをあわせ持つ片桐 仁、そしてトランスジェンダーの歌姫であり魅惑の演技者である中村 中の4人の個性豊かな面々。それぞれの“ベター・ハーフ”を探し求める姿は、観る者の心に愛の形とは何か?ということを訴えてくる。

『ベター・ハーフ』は、以下の日程で上演される。
2015年4月3日(金)~4月20日(月) 東京・下北沢 本多劇場
2015年4月25日(土)~4月26日(日) 大阪・サンケイホールブリーゼ
2015年5月3日(日)~5月5日(火) 東京・よみうり大手町ホール

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