運命の女性と結ばれるまでを描いた海外ドラマ『ママと恋に落ちるまで』で、主人公テッドを演じたジョシュ・ラドナーが、ブロードウェイの舞台『She Loves Me』に出演することがわかった。『She Loves Me』は、劇作家ニコラウス・ラズロの戯曲をベースに作られた作品で、1940年にはジェームズ・スチュアート主演で『街角/桃色の店』という題名で映画化されている。
米BROADWAY.COMによると、スコット・エリスによる演出『She Loves Me』の主人公は、香水ショップで店員として働くジョージとアマリア。とにかく仕事場でソリが合わない二人が、お互いに匿名でやり取りしていた文通相手だったことが明らかに。手紙では好意を抱きつつあった二人が、正体が分ったことで、実生活でも恋に落ちるのか…?というストーリーだ。
…と、ここまで読んでどこかで聞いた話!?と感じた方もいるだろう。1998年、トム・ハンクスとメグ・ライアンが出演した映画『ユー・ガット・メール』は、『街角/桃色の店』『She Loves Me』で男女を結ぶアイテムとして使われた「文通」を「メール」に置き換えリメイクされた作品なのだ。
ジョージ役を演じるジョシュは、2002年に舞台『卒業』でブロードウェイデビューを飾っており、本作への出演が舞台3本目になる。そして、相手役のアマリアには2008年『Gypsy』の演技で、トニー賞ミュージカル部門主演女優賞を受賞したローラ・ベナンティ(『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』)がキャスティングされている。ローラはミュージカル『イントゥ・ザ・ウッズ』『Women on the Verge of a Nervous Break Down』でも同賞にノミネートされている実力派だ。
ジョシュが出演する『She Loves Me』は、2016年春シーズンに期間限定で上演される予定。詳しい日程や劇場は、日を追って発表される。