バレエファン必見のドキュメンタリー映画『至高のエトワール~パリ・オペラ座に生きて』

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“エトワール”とは350年以上の伝統を誇るバレエの殿堂、パリ・オペラ座でのダンサーとして最高位の称号である。ひいては、バレエ界のトップに立つ者だけがその肩書きをつけて呼ばれる。パリ・オペラ座で16年という長きに渡りエトワールを務めた女性…アニエス・ルテステュ。彼女がオペラ座を引退するまでの2年間にわたりその姿を追った『至高のエトワール ~パリ・オペラ座に生きて~』がただいま上映中だ。

2013年10月10日のアデュー公演「椿姫」でパリ・オペラ座のエトワールを退き、その優雅で上品な踊りで世界中を魅了したアニエス。本作では、彼女自身や多くの関係者の証言と映像で綴られている。彼女の最高のパートナーだったジョゼ・マルティネス、ヌレエフ世代最後のエトワール、ローラン・イレール、アデュー公演でアルマン役を務めたステファン・ビュリョンのほか、J・ノイマイヤー、W・フォーサイス、J・キリアンなどが、コラボレーションの様子やアニエスへの想いを熱く語っている。

至高のエトワール

また、アデュー公演の「椿姫」(振付:ノイマイヤー、音楽:ショパン)をはじめ「天井桟敷の人々」(振付:マルティネス、音楽:デュパン、衣装:アニエス)の他、「ドン・キホーテ」「白鳥の湖」「放蕩息子」など貴重な映像が収録されている。16年間エトワールであり続けたアニエスが語るパリ・オペラ座の全てと、踊ることへの熱い想いを綴った貴重なドキュメンタリー映画。バレエファンにはぜひ見てほしい作品だ。ぜひ大きなスクリーンで堪能してもらいたい。

『至高のエトワール ~パリ・オペラ座に生きて』は、Bunkamuraル・シネマほか、全国順次公開中。

(c)2013 Delange Productions all rights reserved.

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