『アイ★チュウ ザ・ステージ～Rose Ecarlate～』が、2019年4月21日（日）に東京・シアター1010にて開幕した。本作は、iOS/Android向け恋愛リズムアドベンチャー「アイ★チュウ」舞台化の第3弾。本作には前作に続きF∞F（愛童星夜役：川井雅弘、湊奏多役：大原海輝、御剣晃役：小波津亜廉）と華房心（設楽銀河）のほか、華房心のソロユニットだったPOP’N STARに神楽坂ルナ（前嶋曜）と及川桃助（古賀瑠）が加入した新生POP’N STAR、さらに厨二病でダークなRE:BERSERK（エヴァ・アームストロング役：吉田大輝、山野辺澪役：伊地智頼統、十文字蛮役：雨坂亮汰）、ちょい悪な大人のLancelot（轟一誠役：吉岡佑、赤羽根双海役：坂垣怜次、三千院鷹通役：黒貴）ら2期生が登場している。脚本・演出は伊勢直弘。
（以下、物語の一部および使用楽曲名に触れています）
物語の舞台は、アイドルを育成する学園、エトワール・ヴィオスクール。学園では、特別講師による特別授業が予定されていた。時を同じくして、アイドルの卵“アイ★チュウ”たちの元を、前作にも登場した池袋太陽（大場達也）が訪れれる。相変わらずのファッションにチャラい「死語」を連発する池袋は、なんとジョブチェンジして映画プロデューサーになっていたのだった。
もたらされたのは、F∞Fへの新作映画「赤薔薇の英雄（ヒーロー）」のテーマ曲タイアップ依頼と出演の話。しかし、現れた謎の男・黒野幕男（和泉宗兵）により、その話はF∞Fへの依頼ではなく“アイチュウ”たちの公開オーディションで決定することになる。さらに、F∞Fにはある“試練”が与えられて･･･。
公開ゲネプロには、チケット購入者の中から抽選で当選した約500名のファンも参加。本番さながらの声援の中、新作『アイ★チュウ』の物語はスターとした。冒頭で、今回登場するアイチュウたち全員が揃って「We are I★CHU！」を歌唱すると、客席は即テンションアップ！本作では、ライブシーンでペンライトやうちわを使用することができるので、客席が一気に盛り上がる。
昨年末に行われたファンミーティングイベントで初お披露目となった3人揃った「POP’N STAR」 、そして「RE:BERSERK」「Lancelot」。エトワール・ヴィオスクールでは、アイチュウたちの日常が描かれていく。楽しそうにお菓子を食べたり、お互いに突っ込みあったり。キャラクターたちの何気ないやり取りが、思わずニコニコしてしまうような楽しい瞬間を生み出していく。一方で、試練を与えられたF∞Fの面々からは、辛く苦しい心情が垣間見える。そんな姿に胸を痛める2期生だが、だからこそ全力でぶつかり合う姿に、客席では涙する人の姿も。
各々練習を重ねたアイチュウたちは、公開オーディションの事前投票に挑んでいく。事前投票の結果は観客による“ガチ”。1位になったユニットのみ、本選でコール＆レスポンスでアピールできる権利が与えられる。観客の投票によって結末が変わるマルチエンディングは『アイ★チュウ ザ・ステージ』の醍醐味。
各グループの事前投票曲は、RE:BERSERKがゴシックな出で立ちで文字通りのダークで妖しく歌う「Dark Night Cat」。Lancelotは、スタイリッシュなロックジャズ「かっこつかないぜ？」。POP’N STARは、かわいくキュートさ全開の「HappyBirth Day to us！」、F∞Fは「I am a HERO！」を歌い上げた。事前投票は、休憩中の受付となるのでお忘れなく。
休憩後の本線では、客席の声援によって最終決戦へ進む2ユニットが決められる。各ユニットは事前投票とは異なる楽曲を披露。さらに最終決戦では、今作での新しい試みとして2ユニットが今作のために書き下ろされた新曲「～Rose Ecarlate～」同時に歌うソングバトルが行われる。果たして結果は･･･?!
また、本作では3期生が日替わりゲストとして登場。ゲネプロには「I・B」のラビ（須永風汰）が、ドラムスティックの代わりに菜箸を持って現れ、客席を大いに沸かせていた。
前作と同じように「グループの対決」が描かれていくが、その先にあるのは「結果」よりもっと大切なこと。アイチュウたちの成長は、プロデューサーたちの胸を熱くすることだろう。
『アイ★チュウ ザ・ステージ～Rose Ecarlate～』は4月21日（日）から4月29日（月・祝）まで東京・シアター1010にて、5月10日（金）から5月12日（日）まで大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。
【公式HP】http://i-chustage.jp/
【公式Twitter】@ichu_stage
※～Rose Ecarlate～のEは、Eアキュートアクセント付きが正式表記
(C)I★Chu the stage 2019
