いしいしんじ原作『麦ふみクーツェ』、渡部豪太主演で初の舞台化!

当ページには広告が含まれています

2005年にスタートした大阪・シアターBRAVA!が、2015年に10周年を迎える。10周年記念シリーズの一つとして、劇場プロデュースにより、2003年に坪田譲治文学賞を受賞したいしいしんじの作品をもとにした、「つながる音楽劇『麦ふみクーツェ』~everything is symphony!!~」が上演されることになった。また本作の主演を俳優・渡部豪太が務めることとなった。

渡部豪太といえば、先日までこちらの舞台に出演していました。「あなたがいたから私がいた」

物語の根幹をなすのが音楽。その音楽監督を務めるのはアーティストのトクマルシューゴ。ギターと玩具を主軸に無数の楽器を操り、レコーディングからミックスまで全てを一人でおこなっており、ニューズウィーク誌「世界が尊敬する日本人100人」にも選出されている。演出は、関西を中心に活躍するウォーリー木下。演劇と音楽やパフォーマンス、映像などを融合させた演出に定評があり、本作においても、観客も巻き込んだユニークな音楽劇に仕立てるという。本作のチラシには、「観客はそれぞれ、一人が一個ずつ、何か音の発するものを持参すること(ただしサイレンのみ禁止)」と記されており、実は観客もこの作品における重要な出演者となるのだ。どんな音楽と演出で舞台と観客がつながり、一体となるのか期待が高まる。

とある港町が舞台。心臓の音のように繰り返される「とん、たたん、とん」というクーツェの足踏みのリズムにのって、とびぬけて大きなからだをもつ少年ねこを軸にして、物語が紡がれていく。頑固なおじいさんと麦ふみ楽団のドラマチックな出会い、ねこの生い立ち、チェロ弾きの先生と少女みどり色との出会いに、ねことみどり色とのちょっとしたラブロマンス…指揮者になることをめざすねこの身にふりかかる、人生のでたらめな悲喜劇を表現していく。

出演は、渡部豪太、皆本麻帆、朴 璐美、植本潤、木戸邑弥、小松利昌、田中利花、松尾貴史/尾藤イサオほか。

シアターBRAVA!10周年記念シリーズ「つながる音楽劇『麦ふみクーツェ』~everything is symphony!!~」は、2015 年 4 月 10 日(金)~19 日(日)まで、世田谷パブリックシアターにて、2015 年 4 月 23 日(木)~26 日(日)まで、シアターBRAVA!にて上演される。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

エンタステージは、演劇初心者からツウまで、演劇に関する情報、ニュースを提供するサイトです。サイトを訪れたユーザーの皆さんが、情報をさらに周囲に広めたり、気になる作品や人物などを調べたり・・・と、演劇をもっと楽しんでいただける情報を発信していきたいと思います。

目次