2006年2月、浦井健治主演で日本初演を果たしたミュージカル『アルジャーノンに花束を』が2014年9月、かえってくる!
2005年度の菊田一夫演劇賞(浦井)などにも選出され、人々の心に深く刻まれた名作が9月18日(木)、再演されることになった。
原作は、今年6月惜しくもこの世を去った作家ダニエル・キイスの同名小説。主人公の32歳になっても幼児並みの知能しかないチャーリィが、脳の手術を受けることで天才へと変貌する。それはチャーリィより先に動物実験の対象となり、驚くべき能力を得たハツカネズミのアルジャーノンのように。頭が良くなるにつれ、知識も増え、学ぶ喜びも知ったチャーリィだったが、その反面、知りたくもない事実・現実も知るようになる。天才だが感情は未発達の子どものまま。自身をコントロールできないチャーリィは周囲からも距離を置かれ、孤独を感じるようになる。そんなある日、アルジャーノンに異変が――。
再び主演に挑む浦井は、2006年の初演以降、数々のミュージカルに出演、さらにシェークスピアの歴史大作『ヘンリー六世』3部作のタイトルロールをはじめ、劇団☆新感線『薔薇とサムライ』『ZIPANG PUNK』、NODA・MAP『MIWA』など人気劇団の公演にも客演。また、井上芳雄、山崎育三郎と共に組んだユニット「StarS」で日本武道館コンサートも成功させている。
今年、チャーリィ・ゴードンとほぼ同年代33歳となった浦井は、再演でどのような演技をみせるのか。出演は、浦井健治/良知真次 森新吾 高木心平 桜乃彩音 秋山エリサ 吉田萌美/宮川浩・安寿ミラ。
『アルジャーノンに花束を』は、東京・天王洲 銀河劇場にて9月18日(木)~9月28日(日)、福岡・福岡市民会館にて10月16日(木)、大阪・サンケイホールブリーゼにて10月18日(土)、上演される。