2020年10月7日(水)深夜24:00からドラマ『ハンサムセンキョ』がスタートする。本作は、数々の舞台を手掛けるマーベラスが、テレビ神奈川とタッグを組み製作するオリジナルドラマ。舞台を中心に活躍する俳優たちが集結し、架空の都市・新光市を舞台に市長選を全力で駆け抜ける男たちの「選挙」コメディドラマを繰り広げる。
放送前に、市長の座をかけてぶつかり合う男たちの一人・白峰誠二役を演じる一ノ瀬竜にインタビュー。白峰は歴史ある大政党「未来自由党」に所属する政治家一家のサラブレッド。コメディ作品の中で、武子直輝演じる主人公・天童勇樹のライバルとなる役どころを、一ノ瀬はどう演じたのか?映像の現場で感じた、フレッシュな感覚を語ってくれた。
――ドラマ『ハンサムセンキョ』まもなく放送が始まりますが、すごくおもしろい企画ですね。
「選挙」という誰もが知る題材をコメディにするって、おもしろいですよね。物語として選挙を分かりやすく説明しつつ、一人一人に乗り越えなければいけない壁、そして成長が描かれています。そして、最終的に「選挙」に興味が湧く内容になっていると思います!
そんなコメディ作品なのですが、僕が演じる白峰誠二はどちらかというと真面目な話が多いです。だから、ほかの人のシーンがどうなっているのか、観るのがとても楽しみです。
――一ノ瀬さんが演じる白峰誠二は“政治家一家のサラブレッド”という役どころだそうですね。
はい。白峰は作中の現政権を握る「未来自由党」の期待の星として、新光市の市長選挙に出ることになります。僕、基本的には台本に書いてあることからある程度イメージを膨らませて現場に行くようにしているんですが、今回は、そこまでがっつり役づくりをすることなく、自然体で現場に入れました。金髪だった髪を黒に戻したぐらいで(笑)。
それには理由があって。台本をいただいて読んだ時、白峰のテンションとか立ち居振る舞いが、家とか、プライベートな普段の僕に近いような気がしたんです。白峰が皆さんの前に立って演説をする時の、ギアが一段上がる感じは、人に見られている時の僕に近くて。だからやりやすかったのかもしれません。スーツを来て、共演する方の前に立てば、自然と出てくるというか。そういう感覚を大事にしました。
――稽古を積み重ねる舞台と、映像ではまたアプローチの仕方も違ってきますね。
そうですね。僕はこういったドラマの経験はほぼ初めてなので、僕が思う、今最大限できる映像のお芝居をしたつもりではあります。ご一緒した皆さんも、経験豊富で舞台で活躍されている方ばかりだったので心強かったです。でも、まだ仕上がりを観られていないんですよ。どう映っているのか気になりますし、楽しみです。
何もかもが新鮮だったんですが、一つ、自分の経験が活きる!と思ったことがあったんですよ。選挙では、街頭演説とかが行われるじゃないですか。ドラマの中でも出てくるのですが、演説で自分自身をアピールするシーンでは、舞台で培ってきたパッションの出し方がすごく役立ちました。一対一の会話と、演説など大人数を想定して自分が伝えたいことを伝えるために熱量を出すのは、劇場が広ければ広いほど大きく演じなければいけないことと似ていました。
――一ノ瀬さんは、本作の監督を務める米山和仁さんと舞台でもご一緒されていましたが、撮影中はどのようなコミュニケーションを取っていましたか?
米山さんとは、8月に上演された舞台(アナタを幸せにする世界の伝説シリーズ アナ伝vol.1『ウェールズの赤竜 ~アーサー王伝説~』)でご一緒したのですが、実はこのドラマの方が先だったんですよ。撮影前の読み合わせの時に、初めてお会いしました。米山さんは、「こうして」「ああして」ということはあまりおっしゃられなくて、「ここはどうしたらいいんだろう?」と悩んだ時に的確なアドバイスをくださる方でした。
でも、米山さんご自身はめちゃめちゃボケるんですよ。どこまでが本気なんだろう・・・って思うぐらい(笑)。舞台でご一緒した時ほどではなかったけど、ドラマの撮影の時もどこまでが本音なのか分からないことが多々ありました(笑)。
――ドラマの現場でも、米山節が炸裂していたんですね(笑)。一ノ瀬さん演じる白峰は、どなたと絡む機会が多かったんですか?
やっぱり各政党ごとのシーンが多かったのですが、討論会のシーンなどもあったので、各党の皆さんとご一緒することもありました。中でも、(武子)直輝くんが演じる主人公・天童勇樹との絡みはいろいろありました。
――撮影していておもしろかったこととかありましたか?
直輝くんと、一緒に走るシーンが印象に残っています。カメラを乗せて走る車を僕らが走って追いかける形で撮っていただいたんですけど、それが思っていた以上に難しくて。
車はすごく速度を出しているわけではないので、僕らが本気で走ると追い抜かしてしまうんですよ。でも、映像的には本気で走っているように見せなければいけない。直輝くんはめっちゃ上手かったんですけど、僕はやたら足が早いように見えてしまって。白峰はおぼっちゃんで、天童は元陸上部という設定なのに(笑)舞台でやる走る芝居に似ているんですけど、見え方の調整は映像ならではの難しさだなと思いました。
難しかったですけど、OKテイクではちゃんと天童の方が速く見えるようになっているはずです(笑)!
――討論会のシーンというのも、気になります。
討論会のシーンは、楽しかったですね。テレビでよく見る“あるある”が詰まってます。 楽しかったな~、話に割り込もうとして割り込めなかったり、全然違うところで話が進んでいったり、結構リアルです。選挙に関する言葉も出てきますが、分かりやすく説明されているので、観ているだけで選挙に興味が湧いてくると思います。
――討論会というと、台詞の量もすごく多そうですね・・・!
そうなんです。もちろん天童演じる直輝くんが一番多いんですけど、僕らもたくさんしゃべっていて。しかも、みんな読み合わせの日に結構長めの台詞が3つくらい増えたんです。
でもそのシーン・・・聞いたところによると、他のキャストさんのお芝居の裏で、声がうっすら聞こえる感じで使われるらしいんですよ(笑)。
――えっ!
大変だったけど、あんまり使われない(笑)。でも、そこも本気でやりました!
――一ノ瀬さん的に、白峰のココを観てほしい!というシーンがあれば教えてください。
白峰には、奥谷(知弘)くん、八巻(貴紀)くん、窪寺(昭)さんが演じるスーパー秘書たちがついてくれているんですが、特別こうしよう、という打ち合わせはあまりせずに臨みました。舞台とは違って何度も稽古を重ねて作るのではなく、相手の言い方や出方によって生まれる感情を新鮮に出すようにしてみました。
白峰を演じていて一番心が動いたのは、窪寺さん演じる刈安とのシーンでした。そのシーンは、白峰が天童に触発され自分の中の芯が生まれる瞬間が描かれていて。
窪寺さんとお芝居しながら、白峰としての感情が面に出る感覚がありました。白峰は、あまり自分から強く出ない人物ですが、その瞬間は、白峰自身が出ちゃった感じがして、僕はすごく好きでした。 ぜひ、放送が始まったら注目してみてほしいです。
――では、放送に向けて“選挙演説”っぽくメッセージをお願いします!
はいっ!皆さん、『ハンサムセンキョ』というタイトルからして、ハンサムな男たちが揃っているのは間違いないです。保証します!そんなハンサムも楽しみにしていただきたいんですが、ドラマの熱さにもご注目ください!それぞれに試練があり、乗り越えて、成長していく。そこには熱い男同士の絆も生まれます。選挙のおもしろさ、選挙の熱さ、選挙にかける想いを感じて、これをきっかけに実際の選挙にも興味を持ってもらえたらいいなと思っています。
ドラマ『ハンサムセンキョ』、放送は10月7日(水)24時から、テレビ神奈川でスタートします!映像配信もあります。皆さん!ぜひ、楽しんでご覧ください!!
作品情報
ドラマ『ハンサムセンキョ』
2020年10月7日(水)テレビ神奈川
毎週水曜24:00~24:15(15分番組)/全12話
<配信サイト>
Amazon Prime Video(レンタル・購入):https://www.amazon.co.jp/rent
DMM.com:http://www.dmm.com/digital/videomarket/drama//detail/=/title_id=086179/
FOD:https://fod.fujitv.co.jp/
GYAO!ストア:https://gyao.yahoo.co.jp/store/title/086179
music.jp:https://music-book.jp/video/title/086179
Paravi:https://www.paravi.jp/
バンダイチャンネル:https://www.b-ch.com/
ビデオマーケット:https://www.videomarket.jp/title/086179?cup=-
ミレール:https://mirail.video/title/0860057
※以上の映像配信サイトは初回10月7日より毎週水曜24:15~順次視聴可能
Rakuten TV:https://tv.rakuten.co.jp/
※Rakuten TVは初回10月8日(木)より毎週木曜15:00~視聴可能
ほか
【公式サイト】https://www.tvk-yokohama.com/hansamusenkyo
【公式Twitter】@hansamusenkyo
【公式Instagram】hansamusenkyo
(C) ハンサムセンキョ管理委員会