こんにちは。編集部Mです。
外はずいぶん寒くなりましたが、演劇はホットシーズンまっただなか!楽しい季節がやってまいりました。その一方で、新春どころか来春~夏の公演情報も入ってきて、もう今何月か一瞬分からなくなる方もいたりして?
さて、今日のテーマです。観劇初心者はもちろん、演劇ファンと名乗る身でも、ときどきやってしまう観劇時の失敗。そんなことから見えてくる「こうすればきっと幸せ!」な法則をご紹介します。
いまさら聞けない演劇・舞台用語:その1 ~初級編/難易度★☆☆~
鉄則1:チケットの申し込み内容はスケジュール帳に書くべし!
公演チケットの先行申し込みが年々早くなっていることもあり、同じ日時に別々の舞台のチケットを申し込んでいる…なんてこと、意外とあるものです。そしてそんな時に限って全部当選してしまう嬉しい悲鳴が!
対策:手帳でも自宅のカレンダーでも、あるいはスマホのカレンダー機能でもいいので、申し込んだ日時を必ず書きましょう。ハズレたら順次消していくこともブッキングを避けるヒケツ。
鉄則2:観劇日時・場所は、事前に必ず「券面」で確認!
待ち望んでいた公演チケットを手に意気揚々と劇場に向かい、入口で見せたその瞬間…「お客様、こちらは昨日のチケットですが…」と残念そうな微笑を浮かべる係員に出会ったこと、ありませんか?
あるいは、「劇団○○はいつもココだから・・・」と慣れた風に開演ギリギリに到着して「あれ?あれ???ここじゃないーー!!」いずれも思いこみでやってしまいがち。
対策:前日寝る前にチケットの券面を観る。心配なら当日玄関を開けるその前にもう一度チェック。音読してもいいくらい。
あと、この対策をとることで、最悪のケース=チケットを持ってこなかった!も防止できます。
鉄則3:開演前の準備は「初めてデートをするときの気持ちで」
いきなり甘酸っぱい話をするつもりはありません(笑)。
劇場で意外と気になるのは、ずっと同じ場所で動かず座っているからこそ、自分や周りの思わぬモノゴトが気になるものです。
例えば…
【ニオイ(臭い)】観劇前にうっかり食べたアレ、汗だくの身体、冬場に多い足の臭い。(座ると無意識にブーツを脱ぐクセのある方、観劇中はNGです!)きつーい香水をつけるのも逆の意味でご迷惑。
【シカイ(視界)】決して舞台がつまらない訳ではないのですが(ここ大事)、寝不足がたたったり、風邪気味で咳き込まないようにと、周囲に気を使って薬を飲んだ結果、ありえない眠気に襲われることがあります。目の前の他のアタマが制止している中、一つだけ揺れていると結構気になるんですよね。
【ウルサイ(煩い)】上演中に携帯の着信を見る(使う)という行為は論外ですが、どこからともなく迷惑な楽しいメロディやブルルル…とバイブ音が。あと、自宅でTVを観ているときのクセでしょうか、感じたことが口からつい音声で出てしまう人もいますよね。
対策:初めてデートするときに気を使うことをひととおりすべし。前日はつい興奮してしまいますが早寝で体調管理。そして相手(=周りのお客さん)が何をされたら嫌がるか…から逆算して考えるべし。
なお、携帯電話は電源を切るか、スマホの方は機内モードにしましょう。
鉄則4:会場にはなるべく早め到着で。そして幕間の有無をチェック!
早め到着はさておき、なぜ幕間の有無をチェックするのか?そうです。トイレです。大丈夫、と思っていてもいざ「幕間がない」とわかるとなぜか行きたくなってしまうもの。空調や当日の体調次第ではたった1時間我慢することも厳しい場合があります。大劇場だとトイレに並んでいるうちに開演をお知らせするアナウンスが流れることも。
対策:事前に幕間の有無を公式サイトなどでチェック。その上でできるだけ劇場に入る前か会場でも開演前にすませておくことがベター。上演中にやむなく席を立つときはなるべく低姿勢で静かに外へ。集中して目の前のアレコレを観ているときに黒い影にさえぎられるのって、お互い辛いですよね。
きっとこれ以外にもいっぱい「鉄則」があると思いますが、今回はあくまでも私個人の経験をもとにしているので、まずは4点あげてみました。
演劇はステージ上の人たちだけで作られている訳ではなく、観客もその物語の一部だと思っています。だから、まずは自分がゲットしたその席に無事座ること。(役者にとって、空席ほど悲しいものはないので)そして周囲にできる限りの気遣いをすること。それさえすれば、あとは幸せな数時間となることでしょう。
では、よい観劇を!