少年忍者の織山尚大が、2026年1月より上演される舞台『エクウス』で主演を務めることが決定した。本作は、ピーター・シェーファーによる傑作戯曲を、演出家の小川絵梨子が新訳・新演出で立ち上げるもの。織山にとっては3年ぶりの主演舞台となり、小川とは初のタッグとなる。

演劇史に残る衝撃作、小川絵梨子の新訳・新演出で上演
舞台『エクウス』は、実際に起きた事件をもとに、6頭の馬の目をフォークで突くという衝撃的な事件を起こした少年の心の闇と情熱を真正面から捉えた心理劇の傑作。1973年にロンドンで初演されると高い評価を受け、ブロードウェイではトニー賞最優秀作品賞を受賞するなど、世界中で上演されてきた。2007年のロンドン公演では、ダニエル・ラドクリフが主演し大きな話題を呼んだことでも知られている。
今回、この傑作戯曲の翻訳・演出を手掛けるのは、読売演劇大賞優秀演出家賞ほか数々の受賞歴を持ち、新国立劇場の演劇芸術監督も務める小川絵梨子。小川ならではの現代的な視点から、人間の「正気と狂気」の境界を鋭く描き出す、新たな『エクウス』が誕生する。
主演・織山尚大、3年ぶりの主演舞台で難役に挑む
これまで数多くの名優たちが演じてきた主人公、17歳の少年アラン・ストラング役に挑むのは、少年忍者の織山尚大。主演舞台は3年ぶりとなる。
織山が演じるアランは、無神論者の父と敬虔なキリスト教徒の母という矛盾した家庭環境で育ち、いつしか「馬=神」という異常な信仰と執着を抱くようになった少年だ。幼少期から培われた卓越したダンスセンスと表現力に定評があり、近年は映像作品でも活躍の場を広げる織山が、アランの内に秘めた純粋な情熱と信仰心にどう向き合うのか、注目だ。
出演にあたり、織山は「本作は、僕にとって初めてのグローブ座公演となります。このような舞台、そして主演という貴重な機会を与えてくださったすべての方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。近年、世の中でも様々な映像作品が増えている中、舞台だからこそ味わえる”生”の衝撃や感動には、とても大きな価値があると感じています。舞台上で、肌と肌をぶつけ合いながら繰り広げられる芝居、そしてお客さんの目の前で積み上がっていく物語が、こんなにも美しいのかと、ぜひ実際に劇場で観て、感じていただけたら嬉しいです。劇場でお待ちしております」とコメントを寄せている。
上演時期は、2026年1月下旬に東京・東京グローブ座、2月中旬に大阪・サンケイホールブリーゼにて。
nあらすじ
17歳の少年アラン・ストラングが、6頭の馬の目を突いて失明させるという衝撃的な事件を起こす。
動機も理由もわからぬまま、アランの治療を引き受けることとなった精神科医のダイサート。
しかしアランはコマーシャルソングを口ずさむだけで、ダイサートの質問には一切答えようとしない。
宗教に反対する父親、息子をただ溺愛する母親・・・。
アランはその心の奥に何を抱えているのか、そしてアランに心を開かせようとする中で、ダイサート自身の内面もまた激しく揺さぶられることになる。
『エクウス』公演情報
| 公演情報 | |
|---|---|
| タイトル | 『エクウス』 |
| 公演期間・会場 | 【東京公演】2026年1月下旬 東京グローブ座 【大阪公演】2026年2月中旬 サンケイホールブリーゼ |
| スタッフ | 作:ピーター・シェーファー 翻訳・演出:小川絵梨子 |
| キャスト | 主演:織山尚大 |
| チケット情報 | S席 11,000円/A席 9,500円(税込・全席指定・未就学児入場不可) |
| 公式サイト | https://www.equus-stage.jp |
| 公式SNS |







