2021年に日本初演されたミュージカル『ジェイミー』の再演が決まった。演出は前回に引き続きジェフリー・ペイジが務め、ジェイミー役を三浦宏規、髙橋颯(WATWING)がWキャストで演じる。東京公演は東京建物 Brillia HALLで2025年7月に上演、その後8月に大阪・愛知公演にて上演予定だ。
三浦宏規と髙橋颯がWキャストで夢見る高校生・ジェイミーを演じる!
本作は、英国BBCのドキュメンタリーに基づいた大ヒットミュージカル。映画化もされ、世界中に生きる勇気と温かい幸せを与えてきた。そんな『ジェイミー』が4年ぶりに日本ドラァグクイーンを夢見る高校生ジェイミーが、差別や偏見と闘いながらも自分らしく生きていく様を見て、周囲の価値観が変わっていく姿を描いている。
2021年の日本初演では、疾走感あるポップなメロディ、パッションとエネルギーに溢れたダンス等ミュージカルの魅力は十分に、ジェイミーと母マーガレットの絆、親友プリティとの友情、宿敵ディーンや父親、先生との確執、憧れのドラァグクイーンたちとの邂逅…そうした中でジェイミーが成長していく様が大きな感動を呼んだ。
2025年7月に上演が決まった今回の公演では、主人公・ジェイミー役を舞台『キングダム』での主演・信役や、ミュージカル『レ・ミゼラブル』マリウス役等、数多くの人気作品で好演を続ける、今最もミュージカル界で勢いのある俳優、三浦宏規が新たに演じることに。そして、2021年公演に引き続き、髙橋颯がWキャストを務める。母親マーガレットも前回に引き続き安蘭けいが演じ、温かい愛を持ってジェイミーを支える。
ヒロインのプリティ役にはWキャストで唯月ふうか、遥海。ジェイミーと敵対するディーン役にはWキャストで神里優希、吉高志音らが新たに参加し、それぞれの立場からジェイミーと深く関わり合っていくことになる。また、生徒役には、小向なる、里中将道、澤田真里愛、東間一貴、星野勇太、MAOTO、元榮菜摘、リコ(HUNNY BEE)らが集う。
さらに、舞台に鮮烈な華を添えるドラァグクイーンのライカには泉見洋平、トレイに渡辺大輔。現実主義の下、生徒たちの進路を指導する教師ミス・ヘッジ役には3時のヒロインのかなでがミュージカル初挑戦。同役をアンダースタディで栗山絵美が演じる。ジェイミーの父とドラァグクイーンの一人サンドラに岸祐二、マーガレットとジェイミーの一番の理解者で、二人を支える友人レイには保坂知寿、そして、ジェイミーの夢を応援するヒューゴであり伝説のドラァグクイーン ロコ・シャネルは石川禅が演じる。
キャストコメント
◆三浦宏規
ジェイミー役として出演します、三浦宏規です。
「なぜこの素晴らしいミュージカルを今まで知らなかったんだ!!」
お話をいただき初めて拝見した時にあまりの素晴らしさに衝撃を受け、強くそう思いました。
この作品は、夢や自分らしさを追い求めることの大切さを鮮烈に描いた物語です。
私が演じるジェイミーは「ドラァグクイーン」を夢見る高校生。
挫折や困難を乗り越えながら、自分の道を切り開いていく姿が本当にパワフルで、愛らしい存在です。
自分にとって新たな挑戦の連続になるであろうこの作品。
プレッシャーに負けない強い意志を!
ヒールに負けない強い足首を!
この作品の一員になれる喜びを噛み締めながら、覚悟を持って挑みます。
観る人それぞれが「自分らしさ」を再発見できるような、特別な時間を作り上げられたらと思っています。
◆髙橋颯(WATWING)
前回はジェイミーという役を演じるにあたり、「美しい」ということ以外も表現できるよう、自分自身のトラウマや葛藤などを糧にしながら、力強くやりたいことに向かって突き進む、という一心でお届けさせていただきました。
ミュージカル『ジェイミー』はネガティブな部分も、大きな愛と幸せで包んで、お客様にパワフルな力を届けてくれる作品です。やはり生きていく中で色々なことがありますが、明るく、楽しく、時に激しく、アグレッシブに前を向けるように。ジェイミーという役を通して、全力で皆さんの背中を押して応援したいなと思っています。来ていただければめちゃくちゃ大満足していただけること間違いなしですので、自信を持ってお届けしたいです。そのために稽古を頑張りますので、ぜひ楽しみにしていてください!劇場でお待ちしております!
ミュージカル『ジェイミー』あらすじ
ジェイミーは、ドラァグクイーンになることを密かに夢見る高校生。
16歳の誕生日、母親マーガレットからプレゼントされたのはジェイミーがずっと欲しかった、ゴージャスな赤いハイヒールだった。
喜んだジェイミーは、親友のプリティに教室でこっそりとハイヒールを見せ、同級生ディーンからの辱めにも初めて抵抗して言い負かす。その姿を見たプリティは、高校生活の最大のイベントであるプロムにハイヒールと共にドレスを着て出ることを提案する。
夢に向かって強く突き進む思いを抱いたジェイミーだが、学校や周囲の保護者たちは猛反対。
苦しむ息子をマーガレットは全力でサポートし、彼が自分のアイデンティティを自由に表現できるよう強く、愛情深く背中を押してくれる。
偏見や差別に苦しみながらも、母との絆に支えられ、自分自身を偽らずに本当の自分を表現し続けるジェイミーの姿は、次第に周囲の目を変えていく…
ミュージカル『ジェイミー』公演情報
<スケジュール>
【東京公演】2025年7月 東京建物 Brillia HALL
【大阪公演】2025年8月 新歌舞伎座
【愛知公演】2025年8月 愛知県芸術劇場 大ホール
<スタッフ・キャスト>
【音楽】ダン・ギレスピー・セルズ
【作】トム・マックレー
【日本版演出・振付】ジェフリー・ペイジ
【キャスト】
ジェイミー・ニュー:三浦宏規/髙橋颯(WATWING)
マーガレット・ニュー:安蘭けい
プリティ:唯月ふうか/遥海
ディーン・パクストン:神里優希/吉高志音
ベックス:小向なる
サイード:里中将道
ファティマ:澤田真里愛
ミッキー:東間一貴
サイ:星野勇太
リーバイ:MAOTO
ベッカ:元榮菜摘
ヴィッキー:リコ(HUNNY BEE)
(五十音順)
ライカ・バージン:泉見洋平
トレイ・ソフィスティケイ:渡辺大輔
ミス・ヘッジ:かなで(3時のヒロイン)
ミス・ヘッジ(女性役U/S):栗山絵美
ジェイミー父/サンドラ・ボロック:岸祐二
レイ:保坂知寿
ヒューゴ/ロコ・シャネル:石川禅
※キャストスケジュールは追って発表いたします。
なお、ミス・ヘッジ役のかなで(3時のヒロイン)が出演しない回がございます。該当回はアンダースタディの栗山絵美がミス・ヘッジ役で出演いたします。