2024年11月にミュージカル『プロデューサーズ』の上演が決定した。ブロードウェイで大ヒットした傑作コメディの日本版で、WEST.の濵田崇裕と神山智洋がW主演で凸凹コンビを演じる。
ミュージカル『プロデューサーズ』4回目の日本上演は新演出版に
本作は、1968年の同名映画をもとに、2001年にメル・ブルックスが脚本・作詞・作曲を務めブロードウェイで人気を博したミュージカル作品。その年のトニー賞において史上最多の12部門で最優秀賞を受賞した。
その後ロンドンのウエストエンド、さらにカナダ、ドイツ、オーストラリア、韓国など世界各国に加え、日本でもこれまでに3度上演されている。2005年にはブロードウェイ・オリジナル主要スタッフとオリジナル主演キャストによる映画も製作され大ヒットした。
今回は、スーザン・ストローマンのオリジナル演出・振付をベースに、多くのスーザン演出作品に出演し自身も演出・振付家として活躍するジェームス・グレイを日本に招聘。翻訳・徐賀世子と訳詞・森雪之丞による新たな言葉で、新演出版として上演する。
ミュージカル『プロデューサーズ』の出演者は?
登場するのは、落ち目のプロデューサーと、プロデューサーを夢見る冴えない会計士。二人はタッグを組み、“史上最低”なミュージカルを作って一獲千金を狙う。
落ちぶれた陽気なプロデューサーのマックスを演じるのは、本格ミュージカル初出演となるWEST.の濵田崇裕。気弱な会計士でマックスに振り回されるレオを演じるのは、約9年ぶりのミュージカル出演となる、同じくWEST.の神山智洋。2人の息の合ったコンビが期待される。
そして、希望に満ちた女優志望のウーラ役には、バラエティ番組で活躍する一方、近年は映像作品で俳優としての活動にも力を入れる王林が決まった。王林は、本作が初舞台・初ミュージカル挑戦となる。
そして、舞台演出家のロジャー・デ・ブリ役を演じるのは新納慎也。ロジャーのアシスタントのカルメン・ギア役は神里優希、劇作家フランツ・リープキン役は岸祐二、投資家ホールドミー・タッチミー役は島田歌穂と友近がWキャストで演じる。
ミュージカル『プロデューサーズ』出演者コメント
◆濵田崇裕
「自分がミュージカルを?!」と、とにかく驚きました。初ミュージカルなので、僕に務まるのかと不安もありますが、神ちゃんと一緒に出演ということで、とても安心していますし、精一杯演じさせていただきます!マックスの役は大きな見せ場があり、神ちゃん演じるレオ役はかわいいシーンや歌やダンスがあったり、他の共演者の皆さん含めてどんな仕上がりになっていくのか非常に楽しみです。
僕は決断力があるわけでもないですし、マックスと自分は真逆の性格かもしれませんが、普段の自身がやらないことをやっていけばいいという点においては、演じやすいのかもしれないし、全力でぶつかっていきたい思います。皆さんを虜にできるようなマックスを演じたいですね(笑)!感動あり、笑いありで、観たら晴れやかな気持ちになれるような作品です。是非楽しみにしていてください!
◆神山智洋
ミュージカルは約9年ぶりになるので、率直にドキドキしています。海外作品でコメディを演じることもほぼ初めてですし、どこまでできるか不安もありますが、歌で感情を表現するという点は本業と通じるところもあるので、楽しんでいただけるように頑張ります!
僕もレオと同じく「気弱」なところもありますし、メンバーにも「真面目」と言われることもあるので、その点は似ているかもしれません。でも会計士のような頭の良さはないですね・・・(笑)。ダンスも多いと聞いていますので、舞台を大きく使って、レオの心情の変化や彼の成長をしっかり演じていきたいなと思います。お芝居、歌、ダンス、多方面で皆さんに楽しんでいただける作品にしたいですし、そうなると思っています!マックスとレオのでこぼこ感を、是非、会場でお楽しみ下さい!
◆王林
ミュージカルを観ることはとても好きなのですが、だからこそ喜びよりも「え、ミュージカル!?私に務まるのかな・・・」という不安が真っ先に来ました。これまでの歌やダンスの経験をしっかり活かしつつ、私が演じる意味をしっかりお見せできればと思っています。この作品の「期待されていないものが評価されていく」という内容にすごく惹かれましたし、とても勇気をもらいました!
私が演じるウーラは夢を追ってスウェーデンからアメリカにきて、私自身も青森から東京に上京してと、境遇が似ていて、歌とダンスが好きなところもすごく似ているなと思っています。共通点も多く、親近感もわいているので、私だからこそできるウーラを演じていけたらいいなと思っています!キャストの皆さんの力を合わせて、素敵な作品を作り上げていけたらと思っていますので、是非楽しみにしていてください!
ミュージカル『プロデューサーズ』公演情報
<上演スケジュール>
2024年11月8日(金)~12月6日(金) 東京・東急シアターオーブ
<チケット>
【料金】S席:15,500円/A席:10,000円/B席:5,000円(全席指定・税込)
【一般発売日】2024年9月21日(土)
<スタッフ・キャスト>
【脚本】メル・ブルックス/トーマス・ミーハン
【音楽・歌詞】メル・ブルックス
【オリジナル演出・振付】スーザン・ストローマン
【日本版演出・振付】ジェームス・グレイ
【翻訳】徐賀世子
【訳詞】森雪之丞
【出演】
濵田崇裕 神山智洋
王林 新納慎也 神里優希 岸祐二 島田歌穂/友近(W キャスト) ほか
ミュージカル『プロデューサーズ』あらすじ
かつてはブロードウェイでヒット作を飛ばしたが、今は落ち目のプロデューサー、マックス・ビアリストックは、打ち出す芝居がことごとく不入りで破産寸前。彼のオフィスに会計事務所から気の弱い会計士レオ・ブルームが派遣されることから、話はひょんな方向へ転がり始める。
帳簿を調べていたレオは、成功した芝居よりも失敗した芝居のほうが利益を産むことに気づく。それを聞いたマックスは、計画的に芝居を失敗させて出資者から集めた資金をだまし取り、大もうけする詐欺の方法を思いつく。
マックスはブロードウェイのプロデューサーになるのが夢だったレオを丸め込んで、一世一代の詐欺興行を打つべく、「最悪の脚本家、最悪の俳優、最悪の演出家」を探し始める。
ようやく探し当てた脚本は、ヒトラーをこよなく愛するドイツ人のフランツ・リープキンが書いた『ヒトラーの春』。何とかご機嫌をとって契約をものにして、次に最低の演出家ロジャー・デ・ブリとアシスタントのカルメン・ギアをスカウト。
マックスは乗り気ではないロジャーを「トニー賞を取れるかも」とおだててその気にさせ、
女優志望のろくに英語がしゃべれないスウェーデン娘ウーラを主演女優に迎え、ホールドミー・タッチミーらニューヨーク中の裕福な老婦人達から色仕掛けで巻き上げた出資金を元に、史上最悪のミュージカル製作に乗り出していく・・・。
ミュージカル『プロデューサーズ』公式サイト・SNS
【公式サイト】https://www.tohostage.com/producers/
【公式X(Twitter)】https://twitter.com/toho_stage