2024年6月7日(金)に東京・TOKYO FMホールにてAOI Pro.コント公演『混頓vol.3』が開幕した。初日当日に公開ゲネプロが行われたので、その模様をお届けする。
AOI Pro.とTOKYO FMの共催による『混頓(こんとん)』シリーズは、新進気鋭の芸人やクリエイターが書き下ろした新作オムニバスコントを2本立てで上演し、毎回ここでしか見られないキャストの組み合わせも注目を集めている人気シリーズ。
シリーズ第1弾となる『混頓vol.1』は東京・シアターマーキュリー新宿にて2023年10月に上演され、井桁弘恵、東啓介、寺本莉緒、槙尾ユウスケ(かもめんたる)、津田健次郎(声の特別出演)が出演。さらに、同年12月に同劇場で第2弾『混頓vol.2』が上演され、堀田茜、樋口日奈、納谷健、神谷圭介(テニスコート・画餅)が出演し、第1弾から引き続き津田がアナウンス出演した。
第3弾となる今回は、塚本直毅(ラブレターズ)脚本・演出の『生徒の宝くじ』と、野田慈伸(桃尻犬)脚本・演出の『友達に戻れたことなんてない』のコント2本に、宇垣美里、北野日奈子、新木宏典、田中直樹(ココリコ)の4名が出演。
さらに幕間映像として、混頓ナビゲーターでもある津田が主演するコントドラマ『お相手は、村松薫でした。』(脚本:秋山寛貴(ハナコ)、監督:前野朋哉、共演:井桁弘恵、槙尾ユウスケ(かもめんたる)ほか)を上映。また、日替わりコントにはお笑いトリオの青色1号(カミムラ、榎本淳、仮屋想)が出演する。
AOI Pro.コント公演『混頓vol.3』は、6月7日(金)から6月9日(日)まで東京・TOKYO FM ホールにて上演される。
公開ゲネプロレポート:2つのコントで4人が起こすカオスな笑いが魅力
ゲネプロは1本目のコント『友達に戻れたことなんてない』からスタート。夜の公園で、仕事のミスをフォローしてくれた会社の先輩(田中)といい雰囲気になったユミ(宇垣)。そこにユミの元カレのケンジ(新木)が現れる。いまだにユミの事が好き好きなケンジにうんざりのユミ。そこにケンジの恋人を名乗る女(北野)も現れるのだが、彼女にはある秘密があった・・・。
幕間のドラマには、第1弾から声の出演を続けていた津田が、風変わりな役柄で持ち前のイケボを披露。続いて、青色1号が日替わりコントで会場を笑いで包み込む。
そして、2本目のコントは『生徒の宝くじ』。夕暮れの職員室。仕事をやめようと決意した教師(田中)に、同僚の女性教師(宇垣)が優しく声をかけてくる。「先生が没取した生徒の宝くじ、当たってたって本当ですか・・・?」その言葉に固まる教師。さらに宝くじを没収された生徒の父親(新木)と若手女性教師(北野)が職員室に集まり、当たりくじを誰が持っているかの犯人捜しが始まる・・・。
本人はまったくストーカーだと思っていない純愛がぶっ飛び過ぎるストーカーと、やからな父親という振り幅の大きい役柄を演じる新木。近年、『オイディプス王』や『死ねばいいのに』などに出演し、着実に演技派への道を進む新木が今までに見せたことのなような新たな一面が楽しめる演技で、笑いをもたらしてくれる。
宇垣は、初舞台とは思わせない堂々たる演技でステージ上に存在感を放つと、ミステリアスで不思議ちゃんな魅力を振りまく北野と共に本格コントに初挑戦している。そんな3人をプロのお笑い芸人として実力のある田中が支え、会場を盛り上げる。
2つの異なるコントに同じ役者4人が出演する本作。舞台とはまた違う新感覚コント作品であり、まったく異なる世界観を持った2本のコントの中で、それぞれ色の違う役柄を演じる4人が起こすカオスな笑いの渦が会場の観客たちを巻き込んでいく。
AOI Pro.コント公演『混頓vol.3』公演情報
<上演スケジュール>
2024年6月7日(金)~6月9日(日)
<スタッフ・キャスト>
【スタッフ】
脚本・演出:塚本直毅(ラブレターズ)/野田慈伸(桃尻犬)
『お相手は、村松薫でした。』
【脚本】秋山寛貴(ハナコ)
【監督】前野朋哉
【出演】宇垣美里 北野日奈子 新木宏典 田中直樹(ココリコ)
『お相手は、村松薫でした。』
【出演』津田健次郎 井桁弘恵 槙尾ユウスケ(かもめんたる) 池浦毅
日替わりコント出演:青色1号(カミムラ、榎本淳、仮屋想)
公式サイト
【公式サイト】https://aoi-conton.com/
【公式X(Twitter)】@aoi_conton
(c)AOI Pro.