2024年8月から9月にかけて、東京・大阪でミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』が上演されることが分かった。2022年夏に上演された初演に引き続き、主人公である天才詐欺師・フランク・ジュニアを岩本照、FBI捜査官・ハンラティ役も吉田栄作が演じるという。また、ヒロインのブレンダ役は元宝塚歌劇団花組トップ娘役・仙名彩世が新たに務めることも決まっている。
本作は1980年に出版されたフランク・W・アバグネイル・Jr著の自伝小説『世界をだました男』をもとに製作された映画のミュージカル版。映画はスティーヴン・スピルバーグが監督し、主役の天才詐欺師をレオナルド・ディカプリオが演じ、彼を追うFBI捜査官をトム・ハンクスが演じるというハリウッドが誇る二大名優の競演が話題となった。
ミュージカルは2009年7月にシアトルにて初演。その後2011年にブロードウェイに進出し、同年のトニー賞ではノーバート・レオ・バッツが主演男優賞を受賞、ミュージカル作品賞をはじめ計3部門にノミネートした。
2022年夏に演出上田一豪・主演岩本照で上演され、上田氏が描く華やかできらびやかながらも切なさの残る世界観と、キャストが紡ぐスタイリッシュなダンス・心に残る歌唱で好評を博した。
初演に続き、主役の若くハンサムな天才詐欺師フランク・ジュニア役を演じるのは、Snow Manのリーダー・岩本照。天才詐欺師を追うFBI捜査官ハンラティ役も吉田栄作が初演に続き務めることが決まっている。初演を経て絆の深まった岩本・吉田の芝居に期待が高まる。
また、初演に続き岸祐二、春野寿美礼、生田智子、阿部裕らミュージカル界の実力者も再び顔を揃える中、ヒロインのブレンダ役は新たに元宝塚歌劇団花組トップ娘役・仙名彩世が務めることになった。
ミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』は、8月19日(月)から9月8日(日)まで東京国際フォーラムホールC、9月13日(金)から9月17日(火)まで大阪・オリックス劇場で上演予定。再びフランク・ジュニアを演じる岩本がどうパワーアップしているのかに期待だ。
※舞台写真は2022年上演時のもの。(撮影:伊藤智美)
主演・岩本照コメント
またあの素敵な世界へ挑戦させていただけること、本当に嬉しく思います。
ミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のサウンドトラックを今でも聴くぐらい、好きな楽曲たちで溢れていて、嘘のような本当の話を沢山の皆様に“嘘なく”届けさせていただきたいと思ってます。
ミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』あらすじ
1968年のニューヨーク州ブロンクスヴィル。16歳のフランク・ジュニア(岩本照)は父のフランク・シニア(岸祐二)、母のポーラ(春野寿美礼)と三人で仲良く暮らしていたが、幸せな生活は父の事業失敗により破綻し、家庭は崩壊。一人マンハッタンへと渡った失意のフランクは、身分証と小切手偽造を思いつく。さらに、街でスチュワーデス達と出会ったことをきっかけに、なりすましも計画。フランクは偽パイロットとして、偽造小切手片手に世界中を旅する生活を始めることに。
世界的な小切手偽造犯の捜査に、ついにFBIの捜査官ハンラティ(吉田栄作)が乗り出す。追われるフランクと追うハンラティの間には、いつしか奇妙な友情が芽生え始める。捜査を辛くも逃れながらパイロットから医者へと姿を変えたフランクは、看護師ブレンダ(仙名彩世)と恋に落ちる。ブレンダの父ロジャー(阿部裕)や母キャロル(生田智子)のような温かい家庭を築こうと結婚を誓った矢先、ハンラティの捜査の手が再びフランクに迫る・・・。
ミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』公演情報
スケジュール
【東京公演】2024年8月19日(月)~9月8日(日)東京国際フォーラムホールC
【大阪公演】2024年9月13日(金)~9月17日(火)オリックス劇場
スタッフ・キャスト
【脚本】テレンス・マクナリー
【作曲】マーク・シャイマン
【作詞】マーク・シャイマン、スコット・ウィットマン
【演出・翻訳・訳詞】上田一豪
【キャスト】
岩本照、仙名彩世、岸祐二、生田智子、阿部裕、春野寿美礼、吉田栄作
鎌田誠樹、伊藤広祥、中谷優心、可知寛子、清水彩花
榎本成志、尾関晃輔、輝生かなで、菊地まさはる、鈴木満梨奈、田中真由、中嶋紗希、元榮菜摘、山田美貴
横山達夫、りんたろう
【公式サイト】 https://www.musical-cmiyc2024.jp