2024年12月から2025年2月にかけて、歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』の上演が決定した。
歌舞伎の新たなるステージを目指して銘打った“歌舞伎NEXT”では、2015年に第1弾として『阿弖流為』を上演。今回が2作目となる。
『朧の森に棲む鬼』は、2007年に松竹と劇団☆新感線がタッグを組み、市川染五郎(現・松本幸四郎)を主演に迎え、「INOUEKABUKI SHOCHIKU-MIX」の5作目として上演された。
シェイクスピアの「リチャード三世」を下敷きに、源頼光とその四天王が大江山に住む鬼神「酒吞童子」を退治するという「酒呑童子伝説」の世界を融合させ、権力に憑かれた男をめぐる壮大な物語を、中島かずきの脚本、いのうえひでのりの演出で作り上げた。
今回は“歌舞伎NEXT”として歌舞伎俳優による歌舞伎ならではの演出や技法、受け継がれてきた様式美をふんだんに盛り込み、さらに魅力の増した作品として17年ぶりに再上演する。
出演者には、松本幸四郎、尾上松也、中村梅枝、坂東新悟、尾上右近、市川染五郎、市川猿弥、 片岡亀蔵、坂東彌十郎と、歌舞伎界の今を牽引する華やかな顔ぶれが揃った。
歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』は、2024年12月に東京・新橋演舞場、2025年2月に福岡・博多座にて上演される。
「朧の森に棲む鬼」を見るには