【アフターインタビュー】『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.2 山﨑晶吾×高本学×安井一真×小波津亜廉に聞く

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【アフターインタビュー】『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.2 山﨑晶吾×高本学×安井一真×小波津亜廉に聞く

音楽フェス「東京カラーソニック」の優勝は――二部作の後半、『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.2(通称:ソニステ)が幕を下ろした。オリジナルCDコンテンツプロジェクト「東京カラーソニック!!」(通称:カラソニ)の舞台化作品第2弾では、Unit.2とUnit.4の物語が中心に描かれた。

U-NEXTでは、12月2日(土)より本作のアーカイブ配信が始まった。これに向け、本インタビューではUnit.2宝田伊織役の山﨑晶吾、加地春飛役の高本学、Unit.4倉橋海吏役の安井一真と高槻神楽役の小波津亜廉を迎え、それぞれにソニステを振り返ってもらった。

エンタステージ
音楽の色を取り戻せ! 武子直輝、北川尚弥らバディが織りなす青春群像劇、注目の第2弾!『東京カラーソニッ... 2023年11月10日(金)に東京・天王洲 銀河劇場にて『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.2が開幕した。初日前日に公開ゲネプロとオフィシャル会見が行われ、武子直輝、北...
■U-NEXTでアーカイブ配信開始!
①2023年11月19日(日)12:00公演(全景映像)
https://video.unext.jp/title/SID0096249②2023年11月19日(日)17:00公演(スイッチング映像)
https://video.unext.jp/title/SID0096250
※U-NEXTに遷移します

――待望の第2弾が上演となりましたが、初演時の手応えはいかがでしたか?

山﨑:手応えは・・・ありました!僕らUnit.2とUnit.4は、Vol.1ではそこまで出番は多くなかったんですが、色濃く印象付けられたんじゃないかと。続編への思いも馳せつつ。原作を知っている方には、結末へのワクワクを膨らませていただけたんじゃないかと思っていました。

小波津:関係値を作れたっていうのが、大きかったなと思います。特に、バディを演じる一真はソニステが初共演だったんですが、そう感じさせないぐらいのバディ感が作れたので。してやったりでした(笑)。

安井:手応えありまくりだったね!それは“僕だけ”というわけではなくて。舞台って、個人競技であり、団体競技なんですよね。役者たちが「勝ちに行く」って気持ちを持つことが大事だと思うんですけど、それと同時に全員が一丸となれるかがすごく大切だと思っているので。そういう意味で、Vol.1は団体競技としてすごく気持ちがよかったです。終わった後に、「やりきった!」と思える千秋楽を迎えられました。そう思えた時って、手応えというか、自分の中で消化できた時なので、すごくいい形で終われて次に向かえたんだと思います。

高本:お客さんにも、自分たちにもほどよくできたよね。まず、どういうキャラクターか、僕らがどう芝居でそのキャラクターを表現するのか知ってもらえたし、カンパニーとして愛してもらえたと感じられたんですよね。次が早く観たい、早くやってほしいという声もたくさんいただけましたし、僕らもVol.2のドラマを観てもらえる日を楽しみに待ってました。

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――Unit.2とUnit.4の皆さんは、共にソニステが初共演ですよね。どのようにバディを作っていきましたか?

小波津:そうだなあ・・・僕らUnit.4は、ストーリーの中ではバチバチしないといけないですけど、実際、裏でもそうでいると何も前に進まないから。お互い、役者としてプライドがあると思うんですけど、それを踏まえても、お互いに言いたいことを気兼ねなく言い合える、Unit.4としてそれをステージ上で昇華させられるような関係にしたいなって思ってやっていました。Vol.1では自分の気持ちに真っすぐだった二人が、相手のために、カラーソニックのためにと、向かう対象を大きくしていくから、Vol.2に入ってからは、それをより繊細に構築していこうと思っていました。

安井:亜廉くんのそういう雰囲気が、すごく魅力的なんですよね。僕はもともと、自分から人にしゃべりかけに行くのがあまり得意じゃなくて。でも、亜廉くんはコミュニケーションを強要するわけではなく、自然とそういう空気にしてくれるんです。引っ張ってくというよりは、自然にそういう流れに持っていってくれる。亜廉くんがそういう空気を持っている人で、とても助かりました。

高本:バディものって、役の設定+相性が大事だよね。僕らが演じるUnit.2は幼馴染なので、もともと相手に好感度を持ってる。台本を読むと僕自身としてもそういう感情が湧いてくるので、仲良くしたいなと思ってたんですよね。一緒にお芝居をしてみても、すごく合う。波長が合ったから、すごく恵まれました。やっぱり、人が演じるものなので、いろんな相性があると思うんですけど、今回は物語の設定どおり、めちゃくちゃ仲良くなれたので、すごく楽しくやらせていただきました。

山﨑:そういうことです!

安井:ここでも一体感が(笑)。

山﨑:(笑)。なんかね、外面だけじゃなくて中身で勝負しようとか話さなくても、そうできるなって感覚があったんだよね。何をやっても嘘はないっていうか。Unit.2としては、Vol.2で深く描かれるということが分かっていたし、Vol.1ですでに2人のバディ感は自然に出せるという確信があったので、Vol.2では役の幅を各々さらに広げるという作り方を、二人で自然にできていたんじゃないかなと思います。

高本:そういうことです!!

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――ご自分たち以外のバディ作りを稽古で見ていて興味深かったことありますか?

安井:僕、映画がすごく好きなんですよ。Unit.2って、2人で座って会話をするシーンが多かったじゃない?広い舞台に、横に並んでぽつんと座ってる。俺は最初にそれを見た時に「映画っぽいな」って感じたんです。普通の会話をしてる。すごくいい!って、なんか感動して。特別にすごいことをしているわけでもない、本当にただ純粋な幼馴染って感じが伝わってきて、いい意味で舞台っぽくない。こういう見せ方もあるんだって、ひりついたのを覚えています。

山﨑:これね、映画になりますから(笑)。

一同:(爆笑)!!

高本:これね、褒めてくれたから褒め返すわけじゃないんだけど、一真っておもろいなと思いました。演じてる姿が・・・なんかジョーカー見てるみたいって思ったんですよ。

一同:おお~~~!!!

高本:倉橋海吏ってキャラクターがすごく面白いし、そう思わせてくれる一真はやっぱりおもしろい役者だなって思いました。普通のシーンも、一真が演じる海吏だからおもしろく見えるし、真剣度もちゃんと伝わってくる。キャラクターとして柔軟に動かせているから、何気ない台詞からもそのキャラクターの人となりが伝わるし、行動もおもしろいし、もう、見ていて全部が楽しかった。

安井:嬉しい。

山﨑:Unit.4は、バランスがいいよね。僕と亜廉くんは結構共演が多くて。今年もこれで3回目なんですよ。だから分かることがあって。亜廉くんって、見た目すごく器用そうに見えるんですけど、実はそういうわけでもなく。器用に振る舞おうとしてんだろうなって思うことが多くて(笑)。

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小波津:そんなことないよ~(笑)。

山﨑:(笑)。でも、それがすごく神楽に似ていると思うよ。亜廉くんは、がんばって正解を出そうとする人だと思うんです。すごく真面目。でも意外と周りも見えてるタイプ。そうやって土台をしっかり作ろうとする亜廉くんに対して、一真がふわふわ自由に動いているから、バランスがすごくいいと思うんだよ。「東京カラーソニック!!」っていう作品の中で、神楽が一番かわいいキャラクターだし、亜廉くんがすごくかわいく見えるんだよね。

高本:分かる!神楽ってまじでかわいいヤツだよね。Vol.2の神楽は特にかわいく思える。

山﨑:だよね。一生懸命で、なりたい理想が高いけど、周りからしたら「君のいいところはそこじゃないよ」っていう。そういうところが亜廉くんと重なるの。
だから亜廉くんって愛されキャラなんだよね。ファンの皆さんに、こういう亜廉くんの良さを知ってほしい!

高本:ソニステの、特にVol.2のユニットを見ると、それをすごく分かってもらえると思う。

山﨑:Unit.4、すごくいいバランスだと思います!

小波津:もう、あの・・・ノーコメントで・・・。

一同:(爆笑)!!

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――ソニステはU-NEXTさんでアーカイブ配信があるということで、ぜひ、一押しの「ココ見て!」ポイントを教えてください。

小波津:やっぱり一番最後のシーンかな。あそこは一つの集大成だと思うので。ぜひ、最後みんながどんな顔をしているのか、注目してみてほしいです。

安井:Vol.2のUnit.2とUnit.4は結構シリアスなんですが、Unit.1とUnit.3は、舞台オリジナルストーリーもあって、なかなかぶっ飛んでます(笑)!Unit.1・Unit.3のみんなが、作品として重くなりすぎないようにしてくれています。誰が欠けても成立しない内容になっているので、そういうところも含めて、この作品のバランスを楽しんでほしいです。

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高本:僕は・・・やっぱりカラーソニックのフェス本番シーンを挙げたいかな。何十万人ものを前にして歌うために、みんなで切磋琢磨して、ボーカルチームがパフォーマンスをしている姿は、きっと胸を打つシーンになっていると思います。Unit.2とUnit.4は、特に濃いお芝居をしているし、Unit.1とUnit.3もVol.1で積み重ねてきたものがある。大会では、「やっとここまできたんだ」という想いのこもったパフォーマンスをしているので、ぜひそれを受け取ってほしいです。

山﨑:「そういえばこれ、歌う舞台だった」って思ってもらえたらいいなって思っています。それぐらい、曲を生み出すまでの心情を会話劇として色濃くやっています。ドラマとして深められれば深められるほど、歌も一層皆さんの心に響くだろうから。観終わったあと、お客さんが前向きな気持ちになるようなお芝居をしたいです。ぜひ、楽しんでください。

(取材・文/エンタステージ編集部 1号、撮影/櫻井宏充)

\[PR!]ソニステのアーカイブ視聴はこちら/

11月19日(日)12時公演/全景

詳細>>https://video.unext.jp/title/SID0096249

2023年11月19日(日)17時/スイッチング

詳細>>https://video.unext.jp/title/SID0096250

目次

アーカイブ配信

【配信プラットフォーム】U-NEXT
※U-NEXTの月額プランに申し込むことなく、都度課金制にて購入可能

【配信公演】
2023年11月19日(日)12:00公演(全景映像)
2023年11月19日(日)17:00公演(スイッチング映像)

【アーカイブ配信販売価格】
全景映像:2,500円(税込)
スイッチング映像:3,700円(税込)

【販売期間】
2023年12月2日(土)12:00~12月15日(金)23:59
※販売開始と同時に配信を開始

【視聴期間】購入から1週間

【配信特典映像】
舞台裏カメラ:終演後キャストコメントライブ中継映像

『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.2公演情報

上演スケジュール

2023年11月10日(金)~11月19日(日) 東京・天王洲 銀河劇場

スタッフ・キャスト

【原作】「東京カラーソニック!!」(eternal voyage)
【脚本】伊勢直弘 東妻リョウ
【演出】伊勢直弘
【音楽】楠瀬拓哉

【出演】
小宮山嵐役:武子直輝 霧島宙役:北川尚弥
宝田伊織役:山﨑晶吾 加地春飛役:高本学
瀬文永久役:北村健人 財前未來役:樋口裕太
倉橋海吏役:安井一真 高槻神楽役:小波津亜廉
田所雪也役:松村龍之介 芦野涼真 役:阿部快征
駿河冬一役:輝馬

<アンサンブル>
桑畑亨成 遠田翔平 藤宮あさひ 吉野斗規

あらすじ

202X年、国を挙げエンターテイメントをレベルアップかつ洗練させる目的で、政府公認エンタメ制作機関「カラーレーション」が設立された。

時は流れ208X年――。
政府によるカラーレーションへの検閲は厳しく、なにかにつけて過度な表現・公序に反する作品だと制限されることが多くなり、音楽は自由を失いかけている。

そんな中、年に一度開催される音楽の祭典「東京カラーソニック」のため、カラーレーションが運営する全国の「色ノ葉音楽学院」から東京校に集められた生徒たちは、楽曲制作のためバディを組み、当日までの五ヶ月間、寮で生活しながら教官である田所と芦野の指導を受けることになる。

Vol.1では嵐と宙、永久と未來がそれぞれフェス用の曲を作り上げたが、伊織と春飛、海吏と神楽はそれぞれの問題を乗り越え、楽曲を完成させることができるのか?さらに文部大臣・駿河による色ノ葉音楽学院の廃校計画やカラーレーション本部への圧力など、生徒たちを取り巻く環境に政治的な闇が深まっていき、「東京カラーソニック」の開催自体が危ぶまれることに――。

公式サイト

【公式サイト】https://www.marv.jp/special/stage-tcs/
【公式X(Twitter)】@stage_tcs

(C) COLORATION (C)『東京カラーソニック‼』the Stage製作委員会

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この記事を書いた人

ひょんなことから演劇にハマり、いろんな方の芝居・演出を見たくてただだた客席に座り続けて〇年。年間250本ペースで観劇を続けていた結果、気がついたら「エンタステージ」に拾われていた成り上がり系編集部員です。舞台を作るすべての方にリスペクトを持って、いつまでも究極の観客であり続けたい。

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