音楽の色を取り戻せ! 武子直輝、北川尚弥らバディが織りなす青春群像劇、注目の第2弾!『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.2 レポート

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音楽の色を取り戻せ! 武子直輝、北川尚弥らバディが織りなす青春群像劇、注目の第2弾!『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.2 レポート

2023年11月10日(金)に東京・天王洲 銀河劇場にて『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.2が開幕した。初日前日に公開ゲネプロとオフィシャル会見が行われ、武子直輝、北川尚弥、山﨑晶吾、高本学、北村健人、樋口裕太、安井一真、小波津亜廉が登壇した。

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「東京カラーソニック!!」(通称カラソニ)は、208X年の日本を舞台に「音楽」に情熱を捧げる若者たちの青春楽曲バトルを描いた青春群像劇。ボーカル担当と作詞・作曲担当がバディを組み、年に1度の音楽フェス「東京カラーソニック」で優勝を目指す。2021年よりスタートしボイスドラマや楽曲のCD・配信のリリースを中心に展開されており、1stシーズン、2ndシーズンを経て、現在は3rdシーズンの『東京カラーソニック!! Trust』が進行中。

2023年2月には『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1として初舞台化。演出に伊勢直弘を迎え、脚本は伊勢と、原作でディレクター/シナリオを担当する東妻リョウが共同執筆。東妻が手掛ける舞台オリジナルエピソードも盛り込まれ、ドラマCDでは描くことのできなかった舞台ならではの青春エンターテインメントとして好評を博し、「音楽」に情熱を捧げる若者たちの熱いドラマが話題になった。

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待望の舞台化第2弾となる本作でも、演出を伊勢、脚本を伊勢と東妻が引き続き務める。出演は、第1弾より霧島宙役の北川、宝田伊織役の山﨑、加地春飛役の高本、瀬文永久役の北村、財前未來役の樋口、倉橋海吏役の安井、高槻神楽役の小波津、田所雪也役の松村、芦野涼真役の阿部が続投。新キャストとして、小宮山嵐役に武子、駿河冬一役に輝馬が参加する。

オフィシャル会見では、それぞれ登壇者たちから初日を迎えての心境と意気込みが語られた。

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Unit.1のボーカルとなる小宮山嵐を演じる武子は、初日を迎えて「稽古からあっという間にここまで来た感じなんですけど、座組自体は本当にみんなのチームワークがすごく良くて、完成もすぐできました。そこからのブラッシュアップもコツコツ小さいところから細かくやってきたので、ずっと早くお見せしたいなが更新されてきて、今一番いい状態お届けできるのではないかと思っていますので、ワクワクしています」と挨拶。

Unit.1の作詞・作曲を担当する霧島宙役の北川は「誰が観ても楽しめる作品になっていると思っていますので、心に響くものをお届けできるように精一杯演じさせていただけたらと思っております」と意気込みを披露。

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Unit.2のボーカル、宝田伊織役の山﨑は「この作品自体は一つの大会として優勝を決めるというのがありますので、今、僕自身すごく落ち着いているといいますか、でも心の中ではすごくドキドキしています。頼もしいキャストのメンバーたちと競い合って、優勝を目指して毎公演戦っていきたいと思います」と意気込んだ。

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Unit.2の作詞・作曲を担当する加地春飛役の高本は「Vol.1はUnit.1とUnit.3がすごく盛り上げてくださったので、こうやってVol.2までつなげてくださったバトンをちゃんと引き継いで、今まで以上なそんな公演にできればと思っています。熱量と熱い人間ドラマを皆さんにお届けできるように精一杯演じさせていただいて、心に何かメッセージをお届けできるような作品になればいいなと思っています」と期待を寄せた。

Unit.3のボーカル、瀬文永久役の北村は「原作が、東京にみんなが来て出会って、この大会前の約半年間という時間軸なんですけど、僕らも今年の2月にVol.1をやらせていただいて半年ぐらいの期間でこのVol.2を迎えさせていただいているので、どこか原作とシンクロしているような感覚になりながらも、いよいよこの大会が始まって、そして終わっていくんだなという寂しさと共にすごく楽しい気持ちでいっぱいです」と胸の内を明かした。

Unit.3の作詞・作曲を担当する財前未來役の樋口は「前回はUnit.1と3が軸にストーリーが進んでいったんですけど、今回はUnit.2と4が軸になって深掘りされて、こんなことになっていたんだとすごく分かりやすくなっていますので、そこを楽しみにしていただけたらと思います」とアピールし、「今回この作品が盛り上がれば、もしかしたらVol.3もあるかもしれないので、僕たちが頑張って最高のエンターテインメントを届けられたらと思っております」と意気込みを語った。

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Unit.4のボーカル、倉橋海吏役の安井は「今回、僕らが待ち望んでいたUnit.4のストーリーなので、すごくこのVol.2を楽しみにしていました。なので早くみんなに届けたいです!」と気合い十分にコメント。

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Unit.4の作詞・作曲を担当する高槻神楽役の小波津は「人の成長ストーリーがそれぞれのUnitに描かれているので、この作品を観て、自分はこういう風に成長していきたいなみたいに共感していただきたいとか、いろんな見方ができる作品になっています。たくさんの人にいろんな角度から観ていただいて、エンターテインメントっていいなといま一度思っていただけると嬉しいです。また、そういう舞台にしていきたいです」と意気込んだ。

Vol.2となる本作ではUnit内のバディのドラマとして、Unit.2とUnit.4にスポットライトを当て、音楽の祭典「東京カラーソニック」の開催に大きな影響を与える問題に巻き込まれながらも、それぞれの絆と成長を描いている。

そのUnit.2の見どころとして、山﨑は「Unit.2はもともと幼なじみという設定があり、ほかのユニットとは最初から仲が良い状態で進んでいるんですけど、昔から2人は天才と言われていて、その天才の2人がいろんなドラマを経て、2人にまた新しい色ができるというところを観ていただきたいです」と挙げた。

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同じく高本は「熱い人間ドラマはもちろん、最終的に大会で歌う楽曲がなぜ作られたのかというドラマが、Vol.2から観ていただいただけでも分るような、それぐらいたっぷり分量があるので、ぜひ楽しみにしてください。そして、僕らがUnitとして成長していく姿、そして乗り越えていく姿を観ていただけたらなと思います」と挙げた。

Unit.4の見どころについて、安井は「Vol.1では、亜廉くんが演じる高槻神楽をがちょっとずつ変わっていくストーリーだったんですけど、今回は僕の倉橋海吏がちょっとずつ変わっていって、そして最終的に変わった2人が合わさった時に生まれるものというのが僕らのストーリーです」と解説。

続いて、小波津もUnit.4の見どころを「Unit.4は、最初はまったく相容れない根本的に性格もまったく合わないというところで、アーティストと作詞というところでは違うんですけど、一つの音楽というジャンルで目標を同じにした時にどういう風にぶつかりあって、それがどう成長していくのか。それぞれのユニットに言えることなんですが、特にUnit.4がどういう風に歩み寄っていくのかという、クライマックスの一つになっているんじゃないかと思っています。Unit.4がどういう顔をしているのか、皆さんも知りたいところだと思うので、そこにぜひ注目してください」と呼びかけた。

Unit.2と4だけでなく、もちろんUnit.1と3にも熱いドラマや、キャラクターの魅力を楽しく描いたパートが本作にもあるので、ぜひUnit.1とUnit.3のファンの方も楽しみにしてほしい。

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そして、本作の大きな見どころとなるのが音楽の祭典「東京カラーソニック」だ。それぞれ4つのUnitによって生み出された楽曲と熱唱による魂のパフォーマンスが劇場の観客を熱狂の渦に巻き込む。さらに歌唱シーンの前にはそれぞれのUnitのドラマも描かれ、より一層、歌唱シーンが盛り上がるものとなっている。

会見の最後に、武子は「この作品の一番の強みは仲の良さだと思います。すごく仲が良くて、いろんなことを言い合えるし、みんながみんな自分たち相棒を信頼し合っているからこそ、この作品にすごく通じる部分も多くて、バディがすごく強調されていく作品ではあるんですけど、お互いが相手に対して大きな信頼があるからこそ、強い絆も芝居に向かって相乗効果としてカラーソニックに大きな色が塗られていっているんだなとすごく思いました。なので、この青春をぜひたくさんのお客様に観ていただければなと思います」と締めた。

「キング」の栄冠はどのバディの頭上に輝くのか。舞台オリジナルの楽曲やエピソードも織り交ぜながら、前後編で展開している『東京カラーソニック!!』the Stageの結末を、ぜひ劇場でキャストたちと一緒に迎えてほしい。

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『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.2は、11月10日(金)から11月19日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演。

(取材・文・撮影/櫻井宏充)

[PR!]U-NEXTライブ・アーカイブ配信あり/

視聴ページはこちら

目次

『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.2公演情報

上演スケジュール

2023年11月10日(金)~11月19日(日) 東京・天王洲 銀河劇場

スタッフ・キャスト

【原作】「東京カラーソニック!!」(eternal voyage)
【脚本】伊勢直弘 東妻リョウ
【演出】伊勢直弘
【音楽】楠瀬拓哉

【出演】
小宮山嵐役:武子直輝 霧島宙役:北川尚弥
宝田伊織役:山﨑晶吾 加地春飛役:高本学
瀬文永久役:北村健人 財前未來役:樋口裕太
倉橋海吏役:安井一真 高槻神楽役:小波津亜廉
田所雪也役:松村龍之介 芦野涼真 役:阿部快征
駿河冬一役:輝馬

<アンサンブル>
桑畑亨成 遠田翔平 藤宮あさひ 吉野斗規

あらすじ

202X年、国を挙げエンターテイメントをレベルアップかつ洗練させる目的で、政府公認エンタメ制作機関「カラーレーション」が設立された。

時は流れ208X年――。
政府によるカラーレーションへの検閲は厳しく、なにかにつけて過度な表現・公序に反する作品だと制限されることが多くなり、音楽は自由を失いかけている。

そんな中、年に一度開催される音楽の祭典「東京カラーソニック」のため、カラーレーションが運営する全国の「色ノ葉音楽学院」から東京校に集められた生徒たちは、楽曲制作のためバディを組み、当日までの五ヶ月間、寮で生活しながら教官である田所と芦野の指導を受けることになる。

Vol.1では嵐と宙、永久と未來がそれぞれフェス用の曲を作り上げたが、伊織と春飛、海吏と神楽はそれぞれの問題を乗り越え、楽曲を完成させることができるのか?さらに文部大臣・駿河による色ノ葉音楽学院の廃校計画やカラーレーション本部への圧力など、生徒たちを取り巻く環境に政治的な闇が深まっていき、「東京カラーソニック」の開催自体が危ぶまれることに――。

公式サイト

【公式サイト】https://www.marv.jp/special/stage-tcs/
【公式X(Twitter)】@stage_tcs

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この記事を書いた人

演劇、海外ドラマ、映画、音楽などをマルチに扱うエンタメライター。エンタステージ立ち上げからライターとして参加し、小劇場から大劇場のストレートプレイにミュージカル、2.5次元、海外戯曲など幅広いジャンルにおいて演劇作品の魅力を日々お伝えしています!

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