増子敦貴インタビュー!DMM TV「2.5次元的世界」のオリジナルドラマ『ナナシ』で得た経験

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増子敦貴インタビュー!DMM TV「2.5次元的世界」のオリジナルドラマ『ナナシ』で得た経験

動画配信サービス「DMM TV」で、2023年1⽉より2.5次元の舞台で活躍する人気俳優たちが登場する様々なオリジナル作品の配信が始まった。その一つが、オリジナルドラマ企画第1弾として配信開始となった『ナナシ-第七特別死因処理課-』だ。

原案を亀田真二郎と松崎史也(松崎は総合演出も担当)が手掛けたこのドラマが描いているのは、「死神」の物語。エリート死神・スナオが、ポンコツ死神が集まる第七特別死因処理課、通称「ナナシ」に異動になり、葛藤しながらも人間の「生」を見つめ、成長する姿を追う。

「死神」を演じるのは、2.5次元舞台で活躍する人気俳優たち。本作で、エリート死神・スナオ役として主演を務める増子敦貴に、ドラマの見どころなどを聞いた。

『ナナシ-第七特別死因処理課-』はDMM TVにて、毎週金曜24時最新話配信!

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――本作は、DMM TVさんの新企画「2.5次元的世界」でのオリジナルドラマ作品となりますが、まずはお話が来た時のお気持ちを教えてください。

「死神」という存在を描いているということで、シリアスな要素が多いのかなと思っていたんですが、蓋を開けてみたらキャラクターは個性的だし、コメディ要素もあってすごく興味深かったです。でも、死神たちをどう表現するのか?現場に入ってみないとわからないなと思いながら、撮影に入りました。

――増子さんは「ナナシ」に異動になったエリート死神という役どころですが、役に対しての印象は?

スナオは、仕事は早いし、後輩からの信頼も厚いし、自分にも厳しい。絵に描いたような「ザ・エリート」なんですけど、真っ直ぐゆえに、どこか大事なところがちょっとズレているなと(笑)。なので、「ナナシ」に入ったことで周りに影響を受けて成長していく姿をお見せできればいいなと思います。

――「死神」という特殊な存在になりますが、役作りについては?

1つ1つを丁寧に「真面目に取り込む」ことはすごく意識しました。僕自身は、わりとふわふわしているって言われることが多いんですけど、スナオを演じている期間はハキハキしゃべることを心がけたり、普段の生活でも姿勢を伸ばしていることを心がけたり。

でも「死神」であるという点はあまり考えてはいませんでした。僕らも人間だけど、普段は「人間だ」とは思いながら生活していないじゃないですか。だから、どちらかというと「死神の仕事とは」ということに意識を置いていました。

――このドラマは、原案を亀田真二郎さんと松崎史也さんが手掛けられているなど、舞台と映像のクリエイターコラボも楽しみな点ですよね。

そうですね。舞台ならではのエンタメ要素に、監督のアイデアがプラスされて、いいとこ取りな作品になったのではと思っています。死神たちの日常はありえない日常ではあるのですが、それを監督がうまく現実味のある撮り方をしてくださったんですよ。舞台のワンシチュエーションのようなセットの中での撮影が多かったんですが、セットという限られた空間の中であれほどドラマを作り出せるのはすごいことだなと思いました。

――スナオが出会う「ナナシ」の皆さんは、設定だけでもとても個性が強いと感じたのですが、それぞれの撮影エピソードなど教えていただけますか?

皆さん、本当に個性が強いですよね。誰かがアップで映っている時も、みんな後ろで何かやっていたりするので、目がいくつあっても足りないかもしれません(笑)。

物語の中で、スナオを一番導いてくれるのがチョッキュー(立花裕大)さんです。大事なシーンや、シリアスな場面には必ずチョッキューさんがいて、真正面からぶつかり合いました。そして、まんまとチョッキューさんの思い通りの方向に進んでいるんじゃないかと(笑)。スナオも成長させてもらいましたが、僕自身もお芝居で引っ張っていただいた気がしていて、すごく助かりました。

デンデン(田中涼星)さんは、最終話近くでやり取りが多くなっていきます。2人の会話の中で、デンデンさんから大切なものを教わったような気持ちになれるシーンがあるのですが、すごく心を動かされた印象があります。あと、デンデンさんとスナオの身長差がいい感じで、監督からは「いいBLドラマができそう!」と言われました(笑)。

レイト(福澤 侑)さんには、お芝居の序盤では皮肉なことを言われたりすることが多いんですが、スナオが成長していく中でその受け取り方が「共感」に傾いていった気がします。キャラクターとしては変わり者ですけど、死神としては一番いい心を持った死神なのではと思いました。侑くんのキャラクター作りも魅力的で、ミステリアスでとても面白かったです。でも、担当死因が呪死っていうのは、とっても怖い(笑)。

ツヨビ(永田聖一朗)さんは、ハズイ(高橋祐理)さんとセットで描かれていることが多いのですが、僕的にはムードメーカーでした。役じゃない時、みんなが疲れている時も、ツヨビさんとハズイさんを見るとなんか元気になるんですよ。盛り上がるシーンには、必ずお二人がいた印象です。

スナオとしても、落ち込んだりした時は、心のどこかでお二人から元気をもらっていたのでは、と思います。でも、スナオが全体に「仕事してくださいよ」って言ううちの半分は、このお二人が占めています(笑)。「ナナシ」のカラーを出しているお二人ではと思います。

ブコツ(相澤莉多)さんは・・・めちゃくちゃ存在感があります!ブコツさんがいるだけで締まりますし、「ナナシ」のバランサーですね。何より、ブコツさんの顔面がとにかくかっこいいんですよ・・・!大体目つぶっているんですけど。スナオとしても、僕自身としてもずっと「かっけぇ・・・!」って思っていました。

――撮影中、何か記憶に残るハプニングなどありました?

いっぱいあるんですけど・・・終盤の大事なシーンで、何故かレイトさんと目が合うとお互いに吹き出しちゃうようになっちゃって。カメラテストの段階で「やばい!」「これは本当にやばい!」って言ってたんですけど、止まらなくて。焦って冷や汗かいてるのに、それでも笑っちゃうのを止められなくなってしまったことがありました。

――何がそんなに面白かったんでしょう・・・?

それが、うまく説明がつかないんですよ~(笑)。侑くん自体が僕の中でツボだったのと同じように、侑くんの中でも僕がツボだったんだと思うんですけど。撮影も終盤だったので疲れて変なテンションになっていたのかも。

侑くんと目を合わせて「スナオ、お前ならできるよ」的なことを言われるだけだったんですけど・・・今思い出しても面白いな・・・(増子さん、思い出し笑い)。「ナナシ」の全員から同じように声をかけられる、至って真面目なシーンなんですよ。男だけの現場で、ノリも面白かったし、 仲が良かったんですが、仲良すぎて、いけない部分が唯一出てしまいました(笑)。

――福澤さんとは初共演でしたよね?

「ACTORS☆LEAGUE in Games 2022」というイベントで同じチームになって、一緒にゲームの練習をしたことはあったんですが、一緒にお芝居をするのは初めてでした。「ナナシ」のメンバーとはみんな仲良くなったんですが、侑くんは特に僕の中でツボで・・・。

明るいかと言われれば明るくはないし、変と言われれば変だし、落ち着いてるって言えば落ち着いてる、なんか不思議な人で。でも、現場のムードを上げようとがんばっていてくれたのは間違いなくて。そんな侑くんという存在に惹かれたというか、かっこいいなと思ってました。

――すごくいい出会いだったんですね。

はいっ!

――では、増子さんがぜひ「ここに注目してほしい!」と思う点を教えてください。

僕らは、人の死因を決めて、その生命の火を消すことを仕事としている「死神」を演じているのですが、その「対象」も自分たちで演じているんです。現実世界のシミュレーションをするシーンがあるのですが、グリーンバッグでお芝居をしたので、それがどのように仕上がっているのか、ぜひ観ていただきたいです。

「死神」という特殊な存在を描いていますが、「仕事」という観点で観ると共感できる部分が少なからずあると思うんです。僕も、人の前に立つ仕事をする中で、スナオのように迷ってしまうことがあったな、チョッキューさんをはじめとする個性の強い方々に救われたことがあったな、なんて思い出したりしました。ぜひ、いろんな角度から物語を楽しんでもらえたら嬉しいです。

――ありがとうございます。では、最後にご覧になる皆さんへメッセージをお願いします。

舞台で身につけたスキルを出せた撮影だったと思うし、舞台で活躍している方々の、映像でしか見られない新しい顔がたくさん映っていると思います。作品を見て、たくさん笑って、何かしら心を動かしてもらえることが、僕らにとっての一番嬉しいことです。
なので、スナオ風に言うと、一人でも多くの方に観ていただきたいですし、あんなにがんばったのだから、評価してもらいたいという気持ちもあります!
皆さん、どうぞ「ナナシ」をよろしくお願いします。

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(取材・文・撮影/エンタステージ編集部 1号)

目次

『ナナシ-第七特別死因処理課-』作品概要

【総合演出】松崎史也
【脚本】亀田真二郎

【出演】
増子敦貴(GENIC) 立花裕大 田中涼星 福澤 侑 永田聖一朗 高橋祐理 相澤莉多/持田悠生/田村升吾(友情出演) 花王おさむ

公式サイト

【公式サイト】https://special.dmm.com/dmmtv/original/nanashi
【公式Twitter】@nanashi_25jts




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この記事を書いた人

ひょんなことから演劇にハマり、いろんな方の芝居・演出を見たくてただだた客席に座り続けて〇年。年間250本ペースで観劇を続けていた結果、気がついたら「エンタステージ」に拾われていた成り上がり系編集部員です。舞台を作るすべての方にリスペクトを持って、いつまでも究極の観客であり続けたい。

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