Musical『GYPSY』(ジプシー)で大竹しのぶと生田絵梨花がショービジネスの世界で生きる母娘役に

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2023年4月よりMusical『GYPSY』(ジプシー)の上演が決定した。本作は、実在のストリッパー、ジプシー・ローズ・リーの回顧録を元に、“究極のショー・ビジネス・マザー”の代名詞となった母ローズに焦点を当て、舞台で活躍する2人の娘を育てたローズの夢と努力を追うとともに、ショービジネスの苦難を愛情たっぷりに描いた名作。時代を代表する名女優が演じ続けている“究極のショー・ビジネス・マザー”役には大竹しのぶ、後に“バーレスクの女王”と称される娘役には生田絵梨花が決定した。

Musical『GYPSY』は、初演でブロードウェイの女王「エセル・マーマン」が主役のローズを演じ、その後も時代を彩る名女優が演じ続け、1990年トニー賞・ベストリバイバル、2016年ローレンス・オリヴィエ賞・ベストリバイバルを受賞するなど、高く評価されてきた。

今回は2016年『Nell Gwynn』でローレンス・オリヴィエ賞新作コメディ賞を受賞した演出家クリストファー・ラスコム(Christopher Luscombe)が演出を務め、『ピアフ』で第44回菊田一夫演劇賞、『フェードル』で第52回紀伊國屋演劇賞を受賞するなど、名実ともに日本を代表する大女優である大竹が、娘をスターにすることを夢見る母親・ローズをコミカルに演じる。

ローズの上の娘であり、後に”バーレスクの女王”と称されるようになるルイーズ役を演じる生田は、『レ・ミゼラブル』『モーツァルト!』『ロミオ&ジュリエット』などで歌唱力と演技力の高さが評価され、第44回菊田一夫演劇賞を受賞している。役柄としては、今までにない挑戦となり、生田の新たな可能性が見られそうだ。

そして、パフォーマンス力の高いルイーズの妹・ジューン役には2019年の『レ・ミゼラブル』にて史上最年少でコゼット役に抜擢され、ミュージカル『東京ラブストーリー』への出演が控える熊谷彩春。ジューンと駆け落ちするダンサー・タルサ役には昨年に『学校の七不思議』で舞台初主演を務め、さらにドラマ『束の間の一花』で初の連続ドラマ出演も果たした佐々木大光(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)。ローズと組んで娘たちを売り込み、次第にローズにひかれていくハービー役には劇団四季出身で『ラ・カージュ・オ・フォール』『マイ・フェア・レディ』『ジェイミー』などミュージカル作品に出演し続けている今井清隆が決定した。

Musical『GYPSY』(ジプシー)は、2023年4月に東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて上演される。5月に大阪・愛知・福岡公演の予定あり。

目次

コメント紹介

◆大竹しのぶ

いくつになっても何かに挑戦できるということは、とても幸せなことです。
15年前、本格的なミュージカルに初挑戦した『スウィーニー・トッド』では、出来ないことの苦しみと、少しずつ出来るようになる楽しみを知りました。
今回、大好きな『GYPSY』に挑みます。
初めての演出家、初めての仲間たちと、このエネルギー溢れる作品の頂点目指して頑張ってゆきたいと思います。
とにかく劇場に来た人が「生きていくっていいな。がんばるぞー!」と叫びたくなる様な、そんな熱い舞台になれば最高です。
そうなる様、必死になってがんばります。

◆生田絵梨花

今までにない挑戦になるのかなと思っています。繊細に、且つ大胆に追求していきたいです。
何より大竹しのぶさんと親子として舞台でご一緒できるのがとても嬉しいです。
大竹さん演じる猛烈なステージママや、素晴らしいエンターテイナーの皆さまに負けじと、私もルイーズとしてエネルギーを放出できるよう、ぶつかっていけたらと思います。
ぜひ生で『GYPSY』の世界を共に体感していただきたいです!

◆熊谷彩春

1959年のブロードウェイ初演以降、半世紀以上にわたり愛されている作品に携わらせていただけることを大変光栄に思っています。私が演じさせていただくのは、主人公ローズの次女・ジューンです。芸達者でコミカルな役柄を演じるには、自分の殻を破る挑戦が必要になると思います。尊敬するキャストの方々や、演出家のクリストファー・ラスコムさんと共に、みなさまにこの素晴らしい作品をお届けするために、精一杯がんばります。

◆佐々木大光(7 MEN 侍/ジャニーズJr)

7 MEN 侍の佐々木大光です。今回、ミュージカル『GYPSY』にタルサ役で出演させていただきます。お話をいただいた時は驚きと同時に緊張感が溢れてきましたが、しっかりと役に向き合っていきたいと思います。
今まであまり経験したことがない演目のため、本番までに自分自身を一生懸命レベルアップさせ、無事に千秋楽を迎えられることを願ってがんばります。『GYPSY』の素敵な魅力を、ご来場いただいた皆様へ存分にお伝えできるよう努力します。ぜひお待ちしています。

◆今井清隆

『GYPSY』は大好きな作品で、今回参加できることを、本当に嬉しく思います!
しかもこのメンバーで・・・今から期待で胸いっぱいです!
史上最高の『GYPSY』と言われるよう、今から研鑽を積んで行く所存で居ります!
是非たくさんの方に見にきていただけますように。

Musical『GYPSY』(ジプシー)公演情報

上演スケジュール

【東京公演】2023年4月 東京芸術劇場 プレイハウス
※5月に大阪・愛知・福岡公演あり

【作詞】スティーヴン・ソンドハイム
【作曲】ジュール・スタイン
【脚本】アーサー・ローレンツ
【演出】クリストファー・ラスコム
【翻訳・訳詞】高橋亜子

【出演】
ローズ:大竹しのぶ
・・・娘達をショービジネス界で成功させようと奮闘するステージママ
ルイーズ:生田絵梨花
・・・ローズの上の娘でサナギから蝶に変わる、魅力ある女性
ジューン:熊谷彩春
ルイーズの妹で歌唱力があり、ダンスの技術もある
タルサ:佐々木大光(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)
ジューンと駆け落ちするダンサー
ハービー:今井清隆
ローズと組んで娘たちを売り込む。次第にローズにひかれていく

公式サイト

【公式サイト】https://gypsy2023.com/
【公式Twitter】@gypsy2023

あらすじ

ローズ(大竹しのぶ)は、2人の娘ルイーズ(生田絵梨花)、ジューン(熊谷彩春)をヴォードヴィルの世界で活躍させようと躍起になるステージママ。
オーディションで知り合ったハービー(今井清隆)と一座を作り、あちこちの地域の劇場へ娘たちを売り込んでまわる、
・・・その姿は、まるでジプシーのよう。

やがて、下の娘ジューンが脚光を浴び始めるが、結局自分のわがままで売れるチャンスをふいにしてしまう。
様々な出来事の中、ジューンが愛想をつかし一座の青年タルサ(佐々木大光)と駆け落ちし出て行ってしまう。それでも諦めず、ルイーズと再起を図る、ローズ。
しかし、ジューンの持つ歌唱力やダンスの技術はルイーズにはなかった。
そんな時、ルイーズがある手違いでストリップ劇場の仕事を受けてしまう。
ローズは抵抗するが、お金のためにルイーズは舞台に立つと宣言するのだった・・・。



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この記事を書いた人

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