2022年8月に、ブロードウェイミュージカル『コーラスライン』の来日公演の実施が決定した。本作の来日公演は、実に4年ぶりの実現となる。
『コーラスライン』は、ブロードウェイでの成功を夢見る名もなきダンサーたちの光と影を真正面から描いた、ブロードウェイミュージカルの金字塔的傑作。1975年に初演され、翌1976年のトニー賞で最優秀ミュージカル賞・演出賞・振付賞・脚本賞・楽曲賞など計9部門を制覇。初演版は約15年の大ロングラン上演し、2006年には初演版の演出・振付を踏襲したリバイバル版が開幕し、トニー賞最優秀ミュージカルリバイバル賞にノミネートされた。また、同公演のキャスティング模様を綴った2008年のドキュメンタリー映画『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』も、大きな話題を集めた。
物語の舞台は、ニューヨーク・ブロードウェイ。ある劇場では、新作のためのオーディションが行われていた。新進気鋭の演出家ザックの元に、わずか8つの枠を目指しニューヨーク中のダンサーたちが成功を求めて集結。その中には、かつてスポットライトを浴びハリウッドに進出したが、挫折しやり直すためにブロードウェイに戻ったキャシーもいた。
彼女はザックの元恋人。キャシーとザックの揺れ動く感情をよそに、オーディションは進んでいく。最終選考に残った17人のダンサーたちに、 演出家ザックは「君たち自身を知りたい。君たちはどんな人間なのか?」と問う。ダンサーたちは、戸惑いながらも「自分」について話していく。彼らが背負ってきた辛い過去、歌やダンスへの情熱、悩みや経験、そして人生までも・・・。厳しいオーディションに合格したとしてもなれるのは名も無い「コーラス」。それでもダンサーたちはたった8人の枠に残るため、自分のすべてを賭ける。そして合格した者たちは、同じ衣裳でコーラスの一員として一つの舞台に立つ――。
ブロードウェイミュージカル『コーラスライン』は、8月11日(木・祝)から8月28日(日)まで東京・Bunkamuraオーチャードホールにて上演される。チケットは、3月26日(土)10:00より一般発売開始。U-25席あり(前売り販売のみ・数量限定)。
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