朗読劇の概念を壊す!浜中文一・室龍太W主演の朗読劇『リクエストをよろしく』ゲネプロレポート

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朗読劇『リクエストをよろしく』が、2021年12月3日(日)に東京・シアター1010にて開幕した。初日前日にはゲネプロ&囲み取材会が行われ、W主演を務める浜中文一と室龍太、矢島舞美が登壇した。

本作は、『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて連載され、第9回ananマンガ大賞で準大賞を受賞した、河内遥による同名コミックスを原作とした朗読劇。ラジオの世界に飛び込んだ元お笑い芸人コンビの青春物語を描く。

元芸人で、現在はラジオの放送作家をしている水無月を演じる浜中は、今作が朗読劇初挑戦。初めての朗読劇への思いを聞かれると「今回の作りは、僕が思っていた朗読劇とはちょっと違いました。じっとしていない。結構動いています。なので、段取りを覚えるのに必死でした。普通の舞台と変わらないと思います。朗読劇と言っていいのかな、“朗読アクション大作”?」とコメント。すると、すかさず室から「アクションは入っていないです」とツッコミが入り、会場を笑わせた。

とはいえ、室も「朗読劇という概念を(演出の)村上(大樹)さんに壊していただいた。これ、朗読劇なんだって思いながらやっています」と浜中に同意し、本作を「朗読活劇。活発に動くし、朗読もする」と自信満々に名付けていた。

一方、矢島は「今回は声優の方もいますし、普段、舞台に立っている方もいて、個性が強い役者たちがわちゃわちゃ繰り広げています」と説明。「朗読劇だと思ってきてくれた人はびっくりするんじゃないかな」と話した。

同じジャニーズ事務所所属の浜中と室だが、舞台共演は7年ぶり。この7年でのお互いの変化を聞かれると、室は「(浜中は)人とよく喋るようになりました。初めてご一緒した時は、人見知りであまり喋らないイメージでしたが、今は自ら進んで喋っている。すごいなって思っています」と語った。浜中は、室の変化を「昔よりお調子者になった」と言い、「最近は常に叫んでいて、楽屋でワーワー言ったりしているので明るくなった」と明かした。

また、この日の取材でも、浜中と室は二人で仲良く会話する姿がよく見られたが、矢島は「本当に仲が良いんですよ。どんな時も一緒にいるんですよ。(稽古場での)10分の休憩でも二人で出ていくんです。そんなにくっついている男の人は見たことない。(稽古場への)入りも帰りも一緒にいる」と暴露。浜中は「それは今だけです、この公演期間だけ」と話したが、稽古場に一緒に来ていることは認めて照れ笑いを浮かべた。そして、室からは「電車の時間も調べて送っていますし、電車で席が空いていたら隣同士に座って話してます」とさらなる仲良しエピソードも語られた。

浜中と室の言葉通り、本作は朗読劇と舞台の間のような作りになっている。キャストたちは台本を手に持ってはいるものの、舞台上を動き回りながらお芝居を繰り広げていた。

また、劇中では、浜中演じる水無月と、室が演じる朝日屋颯太による漫才シーンも見ることができる。芸人さながらの、二人の息のあった掛け合いは本作の見どころの一つ。さらに、浜中は本作で3役を演じており、衣装を変えて登場するので注目してもらいたい。

朗読劇『リクエストをよろしく』は、12月3日(金)から12月5日(日)まで東京・シアター1010にて上演。

(取材・文・撮影/嶋田真己)

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朗読劇『リクエストをよろしく』公演情報

上演スケジュール

2021年12月3日(金)~12月5日(日) シアター1010

スタッフ・キャスト
【出演】
浜中文一 室龍太 小泉萌香/岩崎諒太 岡田雄樹(Wキャスト) 速瀬愛 矢島舞美

【原作】「リクエストをよろしく」(河内遙 作/祥伝社)
【脚本・演出】村上大樹

【公式サイト】https://www.mmj-pro.co.jp/request/
【公式Twitter】@Radio_T_S

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