【Paraviで配信!】ミュージカル『薄桜鬼』HAKU-MYU LIVE 3インタビュー 久保田秀敏×菊池修司「6年間が詰まったライブになる」


10周年を迎えるミュージカル『薄桜鬼』。これを記念して、ライブコンサート形式で行われる「HAKU-MYU LIVE」の第3弾が開催される。「HAKU-MYU LIVE」の開催は、実に6年ぶり。「薄ミュ」の歩みがギュッと詰まったこの“祭”は、「志譚」「真改」シリーズのキャストに加え、歴代のキャストがゲスト出演したりと、盛りだくさんの内容になっている。

公演に向けて「真改 相馬主計 篇」「真改 斎藤一 篇」で土方歳三役を演じた久保田秀敏と、「真改 相馬主計 篇」で沖田総司役を演じた菊池修司に、本作の見どころやシリーズに対する想いなどを聞いた。

また、本公演では10月30日(日)17:00の大阪公演千秋楽・11月13日(日)17:00の東京公演千秋楽の2公演を動画配信サービス「Paravi(パラビ)」にてライブ配信(アーカイブ配信あり)が実施される。

Paravi(パラビ)で配信!

■対象公演・チケット購入はこちら
【配信実施公演】
10月30日(日)17時公演(大阪千秋楽)
11月13日(日)17時公演(東京大千秋楽)
【購入・視聴ページ】https://bit.ly/3sdObd1

――「薄ミュ」10周年、そして6年ぶりの「HAKU-MYU LIVE」開催になりますね。

久保田:僕は「HAKU-MYU LIVE」への参加は初めてになりますが、ここ数年、皆さんもなかなか発散できない状況にあったと思うんですが、こうして思いっきり盛り上がれる機会が作れたことは本当嬉しいことです。シリーズの垣根を越えて、いろんなキャストの方々と一緒に盛り上がれるのも楽しみですね。

菊池:まず、10周年を迎える人気シリーズに参加できていることが何より嬉しいです。(ミュージカル『薄桜鬼』の)本編はなかなかに悲しい物語ではありますが、ライブは「祭」がテーマということなので、和気あいあいと、本編とはまた違ったキャラクターの一面を見せられたらいいなと思っております。

――6年ぶりということで、「HAKU-MYU LIVE」に初めて参加されるお客様も多いと思いますが、ライブではライブでしか味わえない「薄ミュ」の魅力がありますよね。

久保田:そうですね。本編とは違った演出になるので、お客様もめちゃくちゃワクワクするでしょうし、僕らもステージ上で楽しんでいる姿をお見せできるのではないかと。そして、本編では交わらないキャラクターとの関わりなどが観られるのも、ライブの醍醐味だと思うんですよね。

菊池:僕もくぼひでさんと同じで(「HAKU-MYU LIVE」は)初参加なので未知数な部分も多いのですが、僕らにとっても、お客様にとっても、また新たな「薄ミュ」の姿をお見せできるのかなと思っています。別作品に出ていたキャストが一堂に会することで、いろんなキャラクターの側面が一度に見られるのも、ライブの一つの魅力なんじゃないかな。

――10周年を迎えるシリーズとして、「薄ミュ」というコンテンツにお二人はどのような魅力を感じていらっしゃいますか?

久保田:日本という国に生きる信念を、分かりやすく形にしていたのが「新選組」だと思うんですよね。「誠」を貫く、それは現代を生きる僕らも共感できるものです。だから、演じる役者としてはすごく感情移入できるし、やっていてどんどん内側でも熱が燃え盛ってくるんですよ。そこにファンタジー要素なども加わるから、底が見えないんです。観てくださるお客様も同じだと思うんですが、どんどん自らがハマっていける作品であり、それが長く愛される作品になっているのではと感じますね。

菊池:「新選組」の人たちには、史実の上でもそれぞれの終着点があります。「薄ミュ」では、それぞれの「篇」によってその終着点に少しずつ違いがあるんですよね。沖田総司も、僕が参加した「真改 相馬主計 篇」と、(北村健人が沖田を演じた)「真改 斎藤一 篇」では印象が異なっていました。その違いが、僕の目にはすごく 魅力的に映っています。

【Paraviで配信!】ミュージカル『薄桜鬼』HAKU-MYU LIVE 3インタビュー 久保田秀敏×菊池修司「6年間の「薄ミュ」 が詰まったライブになる」

――お二人は「真改 相馬主計 篇」で、土方歳三と沖田総司として共演されていますが、ご一緒した時の印象を教えてください。

久保田:僕は「真改 相馬主計 篇」と「真改 斎藤一 篇」に出演させていただいたんですが・・・沖田に関しては、「真改 斎藤一 篇」の沖田(北村健人)を贔屓したい。

菊池:お~い!こんなおおっぴらなところでそんなことを!!公演観てくださる方々が気まずくなるじゃないですか(笑)。

久保田:あはは(笑)。初めてご一緒する時は、みんな探り合いなんですけど、土方と沖田は距離感の近い間柄・役回りなので、どう距離を縮めていけばいいか探りながら稽古していたよね。終盤の1週間ぐらいだったかな?殺陣で、身体をどう使えばうまく見えるのか、とか話し合うことでたくさん話すようになったし、コミュニケーションを深められた気がする。

菊池:僕のくぼひでさんの印象は、とにかく「殺陣の軸がぶれない」人だったので。

久保田:ありがとうございますっ!!

菊池:褒めないほうがよかったかな・・・(笑)。殺陣での身体の使い方を聞いた時、とても親身になって教えてくださって、すごく兄貴肌な方なんだなって思いました。そこから仲良くやらせてもらってます!今回またご一緒できるので、ワクワクしてます。

久保田:巻いてもらっていいですか(笑)?

菊池:お~い!誤解しないでください、決して仲が悪いわけじゃないんですよ!愛情の裏返しです。愛は伝わってくるんです。

久保田:(笑)。「真改 相馬主計 篇」の沖田も、「真改 斎藤一 篇」の沖田も、それぞれいいところが違うし、色も全然違うから。その2人を同時に見られるのは、僕も楽しみです。

――関係性からも個性が見えますね(笑)。10年の歩みの中で、「土方歳三」も「沖田総司」もいろんな方が演じられていますが、お二人は役作りについてはどんなことを考えてこられましたか?

久保田:土方歳三は、「薄ミュ」でも何人もの方が演じられていますし、人物としてはありとあらゆる作品で名だたる方々が演じてきた役じゃないですか。史実から見ても、とてつもないことを成し遂げた人ですし、演じる前はプレッシャーを感じていました。でも、実際に演じてみるとプレッシャーより、ワクワク感が勝ったんです。「自分がこの作品を、演劇としてどう変えていけるのか」。当時の彼らの「日本を変えていく」という目線にすごく通じるものを感じて、すっと入り込めたことを覚えていますね。

そして、土方さんは今の僕の年齢の時にお亡くなりになりました 。自分に置き換えると、この年齢であんな日本を動かすような壮大なことを出来る気はしないですし、多くの隊士を率いて、先頭に立って、自分の背中を、生き様を見せて繋げていった方の魂を預かるには、自分の中に「覚悟」をしっかり持たなければと思いました。今も常に課題を置きながら演じています。毎回、課題だらけです。

菊池:沖田総司も名だたる先輩方が演じていて、僕もお話をいただいた時にものすごくプレッシャーを感じました。新選組の中で、沖田は少し違ったベクトルで物語を進んでいくんですよね。病と立ち向かいながら、一番組組長として生きたいと思い続ける。その想いとは裏腹に病は進んでいく。その「希望」と「葛藤」のバランスの調整によって、すごく見え方が変わる役だなと思ったので、自分が演じるにあたっては、想いの量の方向性を細かく自分の中で整理して、「真改 相馬主計 篇」の沖田総司として、その場に立っていられるような役作りをしようと心がけました。

久保田:お客様の中には、今までのキャストさんとどうしても見比べてしまう瞬間もあると思うんです。「あの土方が理想だった」「この沖田が理想だった」。みんなそれぞれあるとは思うんです。でも、一番大事なことは、担った役者がその作品の中でその場に生きて、しっかり地に足をつけて立つこと。その姿を見せられれば、ちゃんと存在していられるので。ちゃんと相手から言葉をもらって、自分の中で飲み込んで、解釈して渡す。このキャッチボールが、その場に生きる第一歩だと思うので。目線のやり取りや瞬きの回数、顔何度傾けるとか、そういう細かいところまで突き詰めていたいと思っています。

菊池:僕、「真改 斎藤一 篇」を客席から拝見したんですけど、なんかすごく・・・いい意味の違和感があって。(北村)健人くんが演じる沖田総司を見て、新しい沖田を見れた気持ちになったんです。だから、今回ご一緒しますけど比べなくていいのかな、自分が思った沖田を演じれば重ねて見る必要もないのかなって改めて思いました。ライブ公演ではそのいい違和感が僕も楽しみ ですし、お客さんにも楽しんでもらえたらいいです。

――「薄ミュ」はたくさん名曲がありますが、お二人の好きな一曲を教えていただけますか?

久保田:僕はね、今回ライブの稽古でめちゃくちゃ嬉しかったことがあるんですよ。長い歴史の中で「「薄ミュ」といえばこの曲でしょ!」っていう曲を歌えるんですよ。「いよっ、待ってました!」みたい気分で、楽しく歌わせていただいております。

菊池:あの曲は、テンション上がりますよね~。

久保田:うん、僕らがやっている「真改」シリーズでは歌っていないんですけどね。ほかにも「真改」を象徴する楽曲の一つ「雪風華」や、「志譚」の楽曲も歌えたりするので、嬉しいですね。

菊池:どの曲も好きで選び難いんですが・・・強いて言うなら、近藤さんがアカペラで歌う「刀に込めよう」がすごく好きです。あれはもう、近藤勇役を演じ続けている井俣太良さんにしか歌えない「刀に込めよう」になっている気がする。新選組の隊士一人一人を思い出させる力があって、聞いていてじーんと来るんですよね。

久保田:「刀に込めよう」といえば、前回の「真改 斎藤一 篇」で、健人が井俣さんのスマホを勝手にいじって、充電器を差した時に「刀に込めよう~♪」って音声が流れるように設定したんです。本人は変え方分からずで、今も充電器を差したら「刀に込めよう~♪」っていう音声が流れるんですよ(笑)。

菊池:今回の稽古で1年半ぶりに戻ってきたら、井俣さんが僕にもその話をしてきたんですよ。しかも、ちょっとニタニタしながら(笑)。

久保田:本人、結構気に入ってるんだよね(笑)。

菊池:その様子がかわいくて(笑)。

――ライブでも聞けるでしょうか(笑)。ずばり、どんなライブになりそうですか?

久保田:殺陣もダンスも、本編とは違ったりもしますし、芝居もありますし、アドリブコーナー・・・いわゆるお楽しみコーナー的なお客様と一緒になって盛り上がれるコーナーもあります。楽しい場面から、目頭が熱くなるような場面まで、ライブならではのオリジナル演出が盛りだくさんです。僕らがお客様以上に楽しんでいるかもしれない(笑)。でも、僕らが楽しくないとお客様も楽しくないと思うので。目一杯楽しみたいと思います。

菊池:稽古をしていて思ったんですが、楽曲を聞くと、本編の前後が思い出されるんですよ。ライブとしてぎゅっと詰まってはいるんですが、一つ一つの楽曲は、死に際の歌だったり、繋ぐ歌だったり、それぞれの想いが詰まっているんだなって、改めて思いました。きっとお客さんの中にも呼び起こされるものがあると思うので、それも見どころなのかなと思いました。

久保田:「真改」と、その前の「志譚」に加え、この6年間の「薄ミュ」が詰まったライブになると思うし、ゲストとして歴代のキャストが出演していただけたりするのも、嬉しいよね。きっと、本編では見られないキャストさんたちの絡みとかもあるだろうし。当時の新選組の人たちもこんなことやっていたんだろうな、みたいな裏の姿や、素の部分を見てもらえるのも、ライブの醍醐味の1つだと思うので。そういう側面も大いに見せつけていけたらと思いますね。

――6年ぶりの「HAKU-MYU LIVE」を楽しみにしている皆さんへ、メッセージをお願いします。

菊池:僕も初めて参加する「HAKU-MYU LIVE」!ワクワクな気持ちを胸に、新選組それぞれのキャラクターの想いを楽曲から感じながら、ぜひ、隅々まで楽しんでいただければなと思っております。

久保田:とにかく楽しむ!という心持ちだけで劇場に来ていただければ、全力で楽しませる自信があります。心でぐっと感じ取って、たくさん笑って帰っていただける時間になると思います。というか、します!なので、ぜひぜひ劇場にお越しください。

菊池:そして、大阪公演、東京公演それぞれの千秋楽公演は動画配信サービス「Paravi(パラビ)」さんで配信があります。ぜひ細かい表情とか、舞台のいろんな側面を楽しんでもらえたらなと・・・。

久保田:変顔とかしちゃだめだよ(笑)?

菊池:僕はしないので大丈夫です(笑)!

久保田:アップで抜かれちゃうからね(笑)。それぐらい、細かいとこまで見られちゃいますから!これは実際の劇場では見られないところでもあるから、配信の醍醐味だよね。

菊池:画面越しまで楽しさをお届けします!

久保田:僕は変顔いっぱいします。

菊池:するんかーい(笑)!

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部 1号)

Paravi(パラビ)で配信!

■対象公演・チケット購入はこちら
【配信実施公演】
10月30日(日)17時公演(大阪千秋楽)
11月13日(日)17時公演(東京大千秋楽)
【購入・視聴ページ】https://bit.ly/3sdObd1

ミュージカル『薄桜鬼』HAKU-MYU LIVE 3 公演情報

上演スケジュール

【大阪公演】2022年10月29日(土)~10月30日(日) Zepp Namba (OSAKA)
【東京公演】2022年11月11日(金)~11月13日(日) Zepp DiverCity (TOKYO)

スタッフ・キャスト

【原作】オトメイト(アイディアファクトリー・デザインファクトリー)
【構成】西田大輔
【音楽】佐橋俊彦/坂部剛
【殺陣】六本木康弘
【振付・ステージング】MAMORU/仲田祥司
【作詞】毛利亘宏/西田大輔

【出演】
土方歳三 役:久保田秀敏 沖田総司 役:北村健人・菊池修司 斎藤一 役:橋本祥平・大海将一郎
藤堂平助 役:樋口裕太 原田左之助 役:川上将大 永倉新八 役:小池亮介 山南敬助役:輝馬
山崎烝 役:椎名鯛造 三木三郎 役:砂川脩弥 近藤勇 役:井俣太良/
雪村千鶴 役:牧浦乙葵・松崎莉沙・本西彩希帆(東京公演のみ)/
天霧九寿 役:横山真史 不知火匡 役:末野卓磨 雪村綱道 役:川本裕之/
風間千景 役:中河内雅貴/佐々木喜英(東京公演のみ)ほか

公式サイト

【公式サイト】https://www.marv.jp/special/m-hakuoki/
【公式Twitter】@m_hakuoki

配信情報

【配信実施公演】
2022年10月30日(日)17:00公演(大阪公演千秋楽)
2022年11月13日(日)17:00公演(東京公演大千秋楽)
【購入・視聴ページ】https://bit.ly/3sdObd1

<LIVE&見逃し配信>
【配信期間】
大阪公演:2022年10月30日(日)17:00~11月6日(日)23:59
東京公演:2022年11月13日(日)17:00~11月20日(日)23:59
【販売期間】
大阪公演:2022年10月23日(日)10:00~11月6日(日)19:00
東京公演:2022年11月6日(日)10:00~11月20日(日)19:00
【価格】イベント割価格:各2,960円(税込)
※通常価格:各3,700円(税込)/イベント割対象のため、通常価格の20%割引の価格で購⼊可能

【LIVE&見逃し配信特典映像(開演前)】キャストコメント映像
<大阪公演配信特典映像出演キャスト>
土方歳三 役:久保田秀敏、沖田総司 役:北村健人、菊池修司、藤堂平助 役:樋口裕太、原田左之助 役:川上将大、永倉新八 役:小池亮介
<東京公演配信特典映像出演キャスト>
斎藤一 役:橋本祥平、大海将一郎、山南敬助 役:輝馬、山崎烝 役:椎名鯛造、三木三郎 役:砂川脩弥、近藤勇 役:井俣太良
※配信公演ごとに特典映像出演キャストが異なりますので、ご購入の際お間違えのないようお気を付けください。

-アーカイブ配信-
【販売期間】
大阪公演:2022年11月21日(月)12:00~12月4日(日)23:59
東京公演:2022年12月5日(月)12:00~12月18日(日)23:59
【視聴可能期間】購入から1週間
【価格】各3,700円(税込)

【アーカイブ配信特典映像(本編終了後)】キャストクロストーク映像
<大阪公演配信特典映像出演キャスト>
土方歳三 役:久保田秀敏、沖田総司 役:北村健人、菊池修司、藤堂平助 役:樋口裕太、原田左之助 役:川上将大、永倉新八 役:小池亮介
<東京公演配信特典映像出演キャスト>
斎藤一 役:橋本祥平、大海将一郎、山南敬助 役:輝馬、山崎烝 役:椎名鯛造、三木三郎 役:砂川脩弥、近藤勇 役:井俣太良
※配信公演ごとに特典映像出演キャストが異なりますので、ご購入の際お間違えのないようお気を付けください。

【配信プラットフォーム】Paravi https://www.paravi.jp/

(C) アイディアファクトリー・デザインファクトリー/ミュージカル『薄桜鬼』製作委員会

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