関ジャニ∞の丸山隆平主演で、ブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』が、2022年2月から3月にかけて5都市で上演されることが決定した。作品のファンだったという丸山は、ヘドウィグ役で初のミュージカルに挑む。また、ヘドウィグを陰ながら見守るイツハク役は、バンド「ゲスの極み乙女。」のドラマーほな・いこかとしても活躍するさとうほなみが演じる。
ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は、ジョン・キャメロン・ミッチェル作・主演で1997年にオフ・ブロードウェイで初演された作品。マドンナやデヴィッド・ボウイなど数々のセレブリティたちも熱狂し、ロングランを記録した。2001年には同じくミッチェルによって映画化され、サンダンス映画祭観客賞、監督賞など数々の賞を受賞。2014年にはリバイバル作品としてブロードウェイに進出し、トニー賞4部門に輝いたほか、2015年公演ではミッチェルが本作でトニー賞名誉賞を受賞している。
日本では、三上博史(2004年、2005年)で初演。3度出演した山本耕史版(2007年、2008年、2009年)は全編英語詞の歌唱、、森山未來版(2012年)は日本を舞台としたオリジナル解釈で上演された。
そして2019年には浦井健治で原点回帰ともいえる形式で上演。また、2017年には生みの親であるミッチェル本人による「SPECIAL SHOW」が開催された。2年ぶりとなる日本上演となる今回、ついにミッチェル自身が舞台版の演出を手掛けることも決定。山本版の演出を手掛けた鈴木勝秀を脚本とアドバイザーに迎え、日本の制作チームとのコラボを果たす。初の舞台版演出に向け、ミッチェルは「今回の公演用に新しいアイデアも用意している」と語っている。
「怒りの1インチ(アングリーインチ)」という悲しみを抱え、性別を超えたドラッグクイーンとしてロックバンドのライブステージに降臨するヘドウィグ。丸山は、演技・歌・そしてライブパフォーマンスと様々な要素を求められるこの作品のファンだったという。
関ジャニ∞のベーシストである丸山と、ドラマーであるさとう、そして本作の祖であるミッチェルの舞台版初演出で、この時代にどのようなヘドウィグを生み出すのか、注目だ。
ブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は、2022年2月3日(木)から2月13日(日)まで東京・EX THEATER ROPPONGIにて上演後、大阪・福岡・名古屋・札幌を巡演し、3月4日(金)から3月6日(日)までZepp DiverCityにて東京凱旋公演を行う。
チケットは、1月8日(土)10:00より一般発売開始。
コメント紹介
◆ジョン・キャメロン・ミッチェル
丸山隆平さんが主演を務める新公演の演出を手掛けることになりました。丸山さんとはすでに話し合いを進めていてご一緒出来ることを今からとてもワクワクしています。実は舞台版のヘドウィグは今まで一度も演出したことがなく、今回の公演用に新しいアイデアも用意しており、長年信頼してきた日本の制作チームとのコラボレーションも楽しみ。コロナの問題もありますが、私も初日には来日できることを願っています。いい公演になるように、そして皆さんに新しいヘドウィグを楽しんでいただけるように力を注ぎます!
◆丸山隆平
僕にとって新しい愛の起源とカタチを提示してくれた、厳しくも温かい大好きな作品です。いつか演じることができたらと、思っていたことが叶うに至り、言葉に表せない喜びと、怖さが同時に押し寄せてきました。さとうさんは、女優さんとしてどの作品を観ても素敵です。そして、彼女はドラマー!僕は、ベーシストでもあるので、いいバディーになるのではないかしら、と思いますし、とてもワクワクしてます。
今回のビジュアル撮影前はとても不安でしたが、皆様にヘドウィグを彩っていただけたおかげで、堂々と一瞬で入り込むことができました。この感触をヒントにさらにヘドウィグの世界にdiveしたいです。リモートですが、ジョン・キャメロン・ミッチェルさんと顔合せが出来て、感激でクラッときました。ほんものやぁーーっ!って。「ヘドウィグの世界へようこそ!」と、歓迎していただけて、より気が引き締まりました!作品のことから他愛もないお話もして、今後さらにコミュニケーションを取っていけたらと思います。
1ヶ月先のことさえ霧の中の話の様で、来年の2月のことなんて想像出来ないですよね。世界中のみんながそうである様に、僕もそうです。公演が叶った時は、このミュージカルで皆様の心に彩をそっと贈らせてください。健康な身体でお逢い出来ることを心待ちにしております。
◆さとうほなみ
最初にお話を頂いた時は、バンドメンバーでお誘いいただいているのだと勘違いしていて、イツハクでと聞いた時は正直とても驚きました。この作品はとても魅力的で、イツハクという複雑だけど人間味の溢れる人物で出演させていただけること、心より嬉しく思います。ビジュアル撮影で丸山さんにお会いした時には「目の前にヘドウィグがいる・・・」と見惚れてしまいました。とてもお綺麗です。そしてライブを模して撮影をした時に、胸が高鳴り、私自身本番がとても楽しみになりました。ヘドウィグの人生と、イツハクとの関係。切なく儚く美しい。そんな物語をイツハクとしてパワフルにお届けできればと思います。お楽しみにお待ちいただければ幸いです。
ブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』公演広報
上演スケジュール
【東京公演】2022年2月3日(木)~2月13日(日) EX THEATER ROPPONGI
【大阪公演】2022年2月16日(水)~2月19日(土) Zepp Osaka Bayside
【福岡公演】2022年2月23日(水・祝) Zepp Fukuoka
【名古屋公演】2022年2月25日(金)~2月27日(日) Zepp Nagoya
【札幌公演】2022年3月2日(水) Zepp Sapporo
【東京凱旋公演】2022年3月4日(金)~3月6日(日) Zepp DiverCity
スタッフ・キャスト
【作・演出】ジョン・キャメロン・ミッチェル
【作詞・作曲】スティーヴン・トラスク
【アドバイザー】鈴木勝秀
【出演】丸山隆平 さとうほなみ
<BAND>
GUITAR:山岸竜之介
GUITAR:イイダケイスケ
BASS:FIRE
DRUMS:ナガシマタカト
KEYBOARD:Robin
あらすじ
少年ハンセルは、自由の国アメリカに渡りロックスターになるのが夢だった。
彼は幼少時に母親からプラトンの魅惑的な「愛の起源」の物語を聞かされる。以来、彼は自分の“カタワレ”を見つけようと心に決める。ある日、彼は偶然一人の男と出逢う。その男に見初められ、彼との結婚の道を選んだハンセルに待ち構えていたのは、アメリカへ渡るための“性転換手術”だった。しかし、手術を受けたハンセルの股間には手術ミスで「怒りの1インチ(アングリーインチ)」が残ってしまう。その後、ヘドウィグを名乗り渡米を果すも離婚、ベビーシッターなどをして日々の糧を得つつロックバンドを組むも、なかなか成功への道が見えず生活に追われていた毎日だった。やがて17歳の少年トミーに出逢い、愛情を注ぐようになるヘドウィグだったが、トミーはヘドウィグの曲を盗んでビルボードNo.1のロックスターに上り詰める。最愛の人に裏切られたヘドウィグは自らのバンド「アングリーインチ」を率いて、ストーカーのようにトミーの全米コンサート会場を追い、スタジアム脇の冴えない会場で巡業する。果たして、自分の魂である歌を取り戻し、捜し求めていた“カタワレ(=愛)”を見つけることができるのか・・・?
【公式サイト】https://www.hedwig2022.jp/