佐々木蔵之介、葵わかな、加藤和樹、高畑淳子らで『冬のライオン』高貴な人々の赤裸々な家族劇

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佐々木蔵之介、葵わかな、加藤和樹、高畑淳子らで『冬のライオン』高貴な人々の赤裸々な家族劇

2022年2月から3月にかけて、『冬のライオン』の上演が決定した。本作は、権謀術数渦巻く、高貴な人々の赤裸々な家族劇。演出を手掛ける森新太郎がコロナ禍の中で「今上演したい」と自ら選んだ作品で、佐々木蔵之介、葵わかな、加藤和樹、水田航生、永島敬三、浅利陽介、高畑淳子が出演する。

『冬のライオン』は、アメリカの劇作家ジェームズ・ゴールドマンの作品で、1966年にブロードウェイで初演(1999年にはリバイバル上演も)。1968年にはイギリスで映画化され、2003年にはアメリカでTVドラマ版も制作された。日本では、1981年(演劇集団「円」/出演:山﨑努、岸田今日子、渡辺謙、ほか)、2010年(出演:平幹二朗、麻実れい、ほか)に上演されている。

物語の舞台は1183年、クリスマスのシノン城。イングランドの初代国王ヘンリー二世(佐々木)のもとに、妻のエレノア(高畑)、長男リチャード(加藤)・次男ジェフリー(永島)・三男ジョン(浅利)、そして王の寵愛するアレー(葵)と、その兄で敵国フランス王のフィリップ(水田)が集った。

佐々木蔵之介、葵わかな、加藤和樹、高畑淳子らで『冬のライオン』高貴な人々の赤裸々な家族劇

跡目争い、領土紛争、王妃と若き恋人の確執・・・。重厚で独特な言葉遣いの台詞に込められた、思惑と感情。王族でありながらあまりに人間くさく、緊迫のパワーゲームは滑稽にも感じられ、いつの世も変わることのない家族の相克の図、そして今に変わらぬ人間の性が描き出される。

『冬のライオン』は、2022年2月26日(土)から3月15日(火)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて上演予定。

目次

あらすじ

イングランドの初代国王ヘンリー二世は、数重なる戦果で領土を広げてきた。広大な領地アキテーヌを持つ年上の妻・エレノアは、何度も反旗を翻したため、幽閉されている。人質として育てられてきた先代フランス王の娘アレーは、今や美しく成人し、ヘンリーの愛妾となっている。そしてアレーの兄である現フランス王フィリップがついに迫る。「領土を返還するか、アレーをヘンリーの後継者と結婚させるか、選ぶ年限が来た」と。

いよいよ相続のけりをつけねばならない。1183年のクリスマス、一同はシノン城に集まる。リチャードに王位を譲ってアレーとも結婚させるようにというエレノアの嘆願。ヘンリーはかわいい三男のジョンに引き継がせたいと思っているが、エレノアの言い分を受け入れ、今すぐアレーとリチャードの結婚式を挙げることになってしまう。

次男のジェフリーは、ジョンを抱き込んで、父親を倒すためにフィリップの協力を得ようと、ひそかに部屋を訪ねる。すると、母エレノアから送られたリチャードもフィリップの部屋へやってくる。ジェフリーとジョンが隠れているとも知らず、リチャードはうっかり口を滑らせたことで、兄弟たちを驚かせる。

そこへさらに、ヘンリー本人が、フィリップに取引を持ち掛けようと企んで現れる。息子たちの不実さ、強欲さを思い知らされたヘンリーは、全く違う方向へと舵を切ることを決断。果たして、親子の、夫婦の、妻と愛妾の、イングランド王とフランス王の対決の決着はいかに・・・。

『冬のライオン』公演情報

上演スケジュール

2022年2月26日(土)~3月15日(火)※予定 東京・東京芸術劇場 プレイハウス

スタッフ・キャスト

【作】ジェイムス・ゴールドマン
【翻訳】小田島雄志
【演出】森新太郎

【出演】
ヘンリー二世(イングランドの初代国王):佐々木蔵之介
アレー(ヘンリーの愛妾でフランス王女):葵わかな
リチャード(ヘンリーの長男)加藤和樹
フィリップ(アレーの兄でフランス王):水田航生
ジェフリー(ヘンリーの次男):永島敬三
ジョン(ヘンリーの末子):浅利陽介
エレノア(ヘンリーの妻):高畑淳子

チケット一般発売 2021年12月4日(土)

【公式サイト】https://www.thelioninwinter.jp/

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