石丸幹二、安蘭けい、相葉裕樹・村井良大らでミュージカル『蜘蛛女のキス』今冬上演

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石丸幹二、安蘭けい、相葉裕樹・村井良大らでミュージカル『蜘蛛女のキス』今冬上演

ミュージカル『蜘蛛女のキス』が、2021年11月から12月にかけて上演されることが決定した。出演は、石丸幹二安蘭けい相葉裕樹村井良大(Wキャスト)ほか。演出は、日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)が務める。

社会派で濃密な人間ドラマを描くことに定評のある日澤は、これが初めてのミュージカル作品演出となる。

ミュージカル『蜘蛛女のキス』は、1976年に出版されベストセラーとなった作家マヌエル・プイグ作の小説を原作として1990年代にミュージカル化され、1993年にはトニー賞ミュージカル作品賞などを多数受賞した作品。

音楽と歌詞は、『キャバレー』や『シカゴ』などのヒット作を生み出してきたコンビ、ジョン・カンダーとフレッド・エブが手掛け、その名曲は、数々のミュージカル俳優によりコンサート等でも歌われてきた。抒情的かつメロディアスな楽曲が、全編にわたり作品を彩る。

石丸幹二、安蘭けい、相葉裕樹・村井良大らでミュージカル『蜘蛛女のキス』今冬上演

舞台は、ラテンアメリカの刑務所、ある獄房の一室。映画を愛するトランスジェンダーのモリーナと、社会主義運動の政治犯バレンティンが同室になるところから始まる。映画スター大女優オーロラが演じる蜘蛛女が心の支えだと語るモリーナ。互いを理解できず激しく対立しながらも、モリーナとバレンティンは次第に心を通わせていく。しかし、モリーナはバレンティンのいた組織について情報を聞き出すように取引を持ちかけられていた・・・。

石丸はモリーナ役、安蘭けいは蜘蛛女/オーロラの二役を演じる。またバレンティン役は相葉裕樹と村井良大のWキャストに。このほか、木場勝己、香寿たつき、小南満佑子、間宮啓行、櫻井章喜、藤浦功一、佐々木誠、俵和也、伊藤広祥、半澤昇、当銀大輔、荒木啓佑、矢内康洋、橋田康が出演。

ミュージカル『蜘蛛女のキス』は、11月26日(金)から12月12日(日)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて上演される。大阪公演の予定あり。

東京公演のチケット最速先行はホリプロステージにて、8月6日(金)12:00よりスタート。一般発売は9月15日(水)11:00より開始。

目次

あらすじ

舞台はラテンアメリカの刑務所の獄房の一室。映画を愛するトランスジェンダーのモリーナ(石丸幹二)は、社会主義運動の政治犯バレンティン(相葉裕樹/村井良大)と同室になる人生も価値観も全く違う二人。お互いを理解できず激しく対立するが、時を重ねるうちに次第に心を通わせていく。
モリーナは、心の支えである映画スター大女優オーロラが演じる蜘蛛女(オーロラ/蜘蛛女:安蘭けい)について語り、運命を支配するように、“彼女”は現れるようになる。極限状態で距離を縮めていく二人。モリーナは所長から、バレンティンに関する秘密を聞き出すよう取引を持ちかけられている。しかし、バレンティンへの想いから、モリーナは動かない。ついに所長は、モリーナがバレンティンの仲間と接触することを期待し、モリーナを仮釈放にすることを決める——。

コメント紹介

◆日澤雄介(演出)
『蜘蛛女のキス』演出のお話を頂いた時、大変光栄に思うと同時に正直戸惑いました。こんな名作を僕が演出させてもらえるとは微塵も思ってなかったから(笑)。しかしその戸惑いは台本や原作に触れるうちに吹っ飛び、どんどん作品の持つ魅力に支配されていきました。多様性が叫ばれている現代において、モリーナとバレンティンの変化や価値観がどんな風に皆様に映るのかとても楽しみです。その辺りを丁寧に演出できればと思っております。そして何よりバラエティに富んだ素晴らしい楽曲。これを、石丸幹二さん、安蘭けいさん、相葉裕樹さん村井良大さんをはじめ、素晴らしいキャスト陣が歌い上げます。夢の様な劇空間を皆様にお届けしたい、そう思っております。ご期待ください。

◆石丸幹二(モリーナ役)
『蜘蛛女のキス』は、映画で知りました。
密室での話でありながら、奥の深いストーリーにぐいぐいと引き込まれ、モリーナ役のウィリアム・ハートの演技に射抜かれました。
その後、ミュージカル版の音楽を聴き、作詞・作曲コンビのカンダー&ウェッブの音楽の美しさ、ラテンのリズムに酔いました。そんな作品に向き合えるとは!しかもモリーナ役で!
興奮しました。が、すぐさま、あまりに高い頂に怖れを抱いています。
私ならばどんなモリーナになるのか。過去に数々の名優が演じてこられたキャラクター。その人物像を模索する日々が始まります。
社会派の作品を多く手掛ける演出家日澤さんの手を借りながら、この名作の世界観を一緒に描いていければと願っています。

◆安蘭けい(蜘蛛女/オーロラ役)
蜘蛛女のキスを最初に観たのは、同期の朝海ひかるが蜘蛛女を演じ、荻田(浩一)先生が演出されていたバージョンでした。とてもダークで、心にヒリヒリした感覚が残る作品でした。オーロラはモリーナにとって永遠の憧れで絶対的存在ですが、彼女の演じる蜘蛛女は、モリーナにとっては死の象徴なのだと思います。だからオーロラには絶対的なカリスマ性が必要だと思っています。そんなオーロラを演じることができるのか、私にとって大きな挑戦になると思いますが、ぜひ挑んでみたいと思いました!
モリーナの永遠の憧れ、生きる象徴、あるいは死の象徴として、モリーナと共に舞台に存在したいと思います。ある時は味方で、ある時は敵で、客観的にモリーナ達を見つめるスクリーンの中の女優として、色んな面が出せればいいな、と思っています。
愛とは何か、愛するとはどういうことなのか。我々人間にとって永遠のテーマかもしれませんが、モリーナからその答えのヒントが得られると思います。軽い気持ちで観られる作品ではないかもしれませんが、根底にあるテーマは皆さん誰もが身近に感じているものだと思うので、ぜひ劇場で、我々と一緒に共感してください!

◆相葉裕樹(バレンティン役/Wキャスト)
この度バレンティン役を務めせて頂くことになりました、相葉裕樹です。
歴史ある素晴らしい戯曲に参加出来ることに心から光栄に思います。そして石丸幹二さん、安蘭けいさんとまたご一緒出来ること、今からとても楽しみです。
演じる上で作品自体のテーマの深さや、革命家バレンティンの葛藤をどこまで表現できるか、新たな挑戦になると思います。非常に難解だと感じていますが稽古を通して想像力や感情を使い一つ一つ課題を乗り越えていけたらと思います。
見る人それぞれの価値観で様々な感じ方を楽しんで頂けると思います。
劇場でお待ちしております。

◆村井良大(バレンティン役/Wキャスト)
出演のお話をいただけた時は、素直に嬉しかったです。そして素晴らしいキャスト・スタッフの皆様とご一緒させていただけるという事がなによりも嬉しかったです。
自分にあまりないタイプのキャラクターなので役の声探しが今から楽しみです。この作品の持つエンターテイメント性とリアルな心理描写とのバランスを見つつ、自分の立てる場所を探していきたいと思います。
ミュージカル『蜘蛛女のキス』は、90年代初めにロンドンで初演を迎えたとは思えないほど今の時代にピタリとハマる作品です。観た人の心を笑いで温め、歌とダンスパフォーマンスで魅了し、最後心に突き刺さるラストを迎えます。長年愛される理由が分かるミュージカルです。劇場でお会いできることを楽しみにしております。

ミュージカル『蜘蛛女のキス』公演情報

上演スケジュール

2021年11月26日(金)~12月12日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス
※大阪公演あり

スタッフ・キャスト

【出演】
モリーナ:石丸幹二
蜘蛛女/オーロラ:安蘭けい
バレンティン:相葉裕樹/村井良大(Wキャスト)

刑務所長:木場勝己
モリーナの母親:香寿たつき
マルタ:小南満佑子
マルコス:間宮啓行
エステバン:櫻井章喜

囚人:藤浦功一、佐々木誠、俵和也、伊藤広祥、半澤昇

オーロラの男たち:当銀大輔、荒木啓佑、矢内康洋、橋田康

【脚本】テレンス・マクナリー(マヌエル・プイグの小説に基づく)
【音楽】ジョン・カンダー
【歌詞】フレッド・エブ

【演出】日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)
【翻訳】徐賀世子
【訳詞】高橋亜子

【公式サイト】https://horipro-stage.jp/stage/spiderwoman2021
【公式Twitter】@spiderwoman2021

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