2022年1月より、吉沢亮と北村匠海によって再演されることが決定していた『マーキュリー・ファー』。その全出演者、ならびにツアー日程が発表された。
本作は、イギリスの劇作家フィリップ・リドリーが2005年に書き下ろし、日本では2015年に白井晃の演出、髙橋一生と瀬戸康史らの出演で初上演された作品。暴力と略奪がはびこる荒れ果てた世界であぶりだされる人間の本質を世の中に鋭く突きつけるとともに、生きること、愛することを渇望する人間の美しさを描いている。
7年ぶりに再演となる今回は、過酷な状況下で生きる兄弟役に吉沢と北村が挑むほか、加治将樹、宮崎秋人、小日向星一、山﨑光、水橋研二、大空ゆうひが出演することが決定した。
また、発表されていた東京公演のほか、長野、新潟、兵庫(西宮・神戸)、愛知、福岡でツアー公演が行われることも決定。詳細は、以下のとおり。
あらすじ
ボロボロの部屋にエリオット(吉沢亮)とダレン(北村匠海)の兄弟がやって来る。ふたりは急いでパーティの準備にとりかかる。そこに青年がひとり偶然顔を出し、「バタフライ」が欲しいので手伝うと言う。しばらくするとローラと呼ばれる美しい人物と、パーティの首謀者らしき男が謎の婦人を連れてやって来る。彼らの関係は・・・?
そして彼らの会話の中で語られる、バタフライの秘密とは・・・?
やがて、きょうのパーティゲストが到着するが、用意した「パーティプレゼント」に異変が起きて、事態は思わぬ展開に・・・。
『マーキュリー・ファーMercuryFur』公演情報
上演スケジュール
【東京公演】2022年1月28日(金)~2月16日(水) 世田谷パブリックシアター
【長野(松本)公演】2022年2月19日(土)・2月20日(日) まつもと市民芸術館主ホール
【新潟公演】2022年2月23日(水・祝) りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場
【兵庫(西宮)公演】2022年2月26日(土)・2月27日(日) 兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール
【兵庫(神戸)公演】2022年3月2日(水) 神戸文化ホール中ホール
【愛知公演】2022年3月5日(土)・3月6日(日) 刈谷市総合文化センター大ホール
【福岡公演】2022年3月10日(木)・3月11日(金) 福岡市民会館・大ホール
スタッフ・キャスト
【作】フィリップ・リドリー
【演出】白井晃
【翻訳】小宮山智津子
【出演】
吉沢亮 北村匠海
加治将樹 宮崎秋人 小日向星一 山﨑光
水橋研二 大空ゆうひ