『東京原子核クラブ』開幕!水田航生、初日カーテンコールで「ぐっときた」

当ページには広告が含まれています

2021年1月10日(日)に東京・本多劇場にて舞台『東京原子核クラブ』が開幕した。本作は、マキノノゾミの作品で、実在の人物をモデルに時代の荒波の中、闊達に生きる若者たちを描いた群像劇。1997年の初演時には読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞しており、今回、マキノ自身が22年ぶりに演出も手掛ける。

物語の舞台は昭和初期、風変りな住人が集う東京・本郷の下宿屋「平和館」。理化学研究所に勤務する若き原子物理学者・友田晋一郎は、周りのレベルの高さに自信を失っている。そんな中、平和館に訪れた海軍中尉・狩野は理研の研究で新型爆弾がつくれるのではないかと思いつき・・・。

主演の友田晋一郎役を演じるのは、水田航生、神出鬼没の謎の女・箕面富佐子役は元宝塚歌劇団月組トップスターの霧矢大夢が演じる。さらに、平和館の大家・大久保役に小須田康人、友田の師匠である西田教授役に浅野雅博のほか、久保田秀敏、加藤虎ノ介、石田佳央、平体まひろ、上川路啓志、荻野祐輔、大村わたる、新人の石川湖太朗が出演している。

『東京原子核クラブ』は、1月17日(日)まで東京・本多劇場にて上演。上演時間は、2時間50分(休憩含)を予定。

なお、千秋楽となる1月17日(日)13:00公演ではライブ配信が行われる。

目次

コメント紹介

◆水田航生
初日が開き、カーテンコールでお客様の顔を見た時、ぐっときました。
このような状況で劇場に足を運んでくださるのがどんなに大変なことか重々承知しています。その中で客席から舞台上に、とても温かい空気が押し寄せてくるのを感じて、舞台はお客さまがいて完成するのものだと改めて実感しました。
初日が開いてお芝居の課題も見えてきましたし、まだまだ自分自身で高めていくことはありますが、まずは、幕を開けられたことにとても感謝しています。『東京原子核クラブ』は悲しい出来事でセンチメンタルになっても、場面の最後には笑っています。その連続で、3時間弱のお芝居があっという間に感じるのではないかと思います。そして、「今」の時世にもぴったりな内容です。現代社会とリンクする部分や、”原子核”という言葉からイメージする難しさではなく、演劇を見て笑ったり、登場人物の“様(さま)”に気持ち動かされて楽しくなっていく作品です。マキノノゾミさんの舞台は演じていると幸せ感に包まれていくんです。お客様にもそれを感じていただければ嬉しいです。ぜひ観に来てくださいとは言えない状況ですが、ライブ配信もありますので、お客さまも一緒にこの作品の幸せな空気感を味わっていただければと思っています。

公演情報

『東京原子核クラブ』
2021年1月10日(日)~1月17日(日) 本多劇場
<公演中止>1月12日19:00/1月13日19:00/1月14日19:00
<開演時間の繰り上げ>1月16日18:00→17:00に変更
<追加公演>1月14日14:00

【作・演出】マキノノゾミ

【出演】
水田航生、大村わたる、加藤虎ノ介、平体まひろ、霧矢大夢、上川路啓志、小須田康人、石田佳央、荻野祐輔、久保田秀敏、浅野雅博、石川湖太朗(登場順)

(撮影/交泰)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

エンタステージは、演劇初心者からツウまで、演劇に関する情報、ニュースを提供するサイトです。サイトを訪れたユーザーの皆さんが、情報をさらに周囲に広めたり、気になる作品や人物などを調べたり・・・と、演劇をもっと楽しんでいただける情報を発信していきたいと思います。

目次