チャールズ・ディケンズの傑作小説「オリバー・ツイスト」のミュージカル化作品、ミュージカル『オリバー!』が2021年9月、東京・東急シアターオーブにて上演される。
本作は日本では1968年に招聘版の上演、1990年には日本人キャストにより上演され、30年を経た2021年に装いも新たに生まれ変わる。
見どころの1つとなっているのが、少年スリ集団の元締め・フェイギン。 悪党なのに、どこか人間的で愛さざるを得ないフェイギン役を、数々のイギリスを代表する名優たちが演じてきた。そんなフェイギンを日本公演で演じるのは市村正親。「また新しい役にチャレンジするとともに、大勢の子供たちに出会える喜びに打ち震えています」と意気込みを語っている。
また、フェイギン以外のキャストも、海外演出家による厳しいオーディションが進行中とのこと。
公演情報
東京公演:2021年9月下旬~11月上旬/東急シアターオーブ
大阪公演:2021年12月(予定)
【キャスト】市村正親(フェイギン役)ほか
【原作】チャールズ・ディケンズ
【脚本・作詞・作曲】ライオネル・バート
【後援】ブリティッシュ・カウンシル
【主催】『オリバー!』製作委員会
あらすじ
舞台は19世紀イギリス。母親を知らず孤児院で暮らす少年 オリバー・ツイスト は、ある日わずかな食事のお代わりをねだったことで施設を追放され、葬儀屋に奉公に出されてしまう。奉公先でひどいいじめに遭い、逃げ出したオリバーが行き着いたのは大都会ロンドン。そこで出会ったのは子どもだけのスリ集団を束ねる元締めの老人・ フェイギンだった。
同じような境遇の仲間たちと過ごすことでつかの間の安らぎを感じるオリバー。だが、 そんな平和な生活は長くは続かなかった・・・
オリバーを待ち受ける運命の荒波とは?彼に幸せは訪れるのか?