一色洋平のYouTubeチャンネル「一色劇場」初のゲスト企画に村井良大が参加

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俳優の一色洋平が、自身の開設したYouTubeチャンネル「一色劇場」にて、初のゲスト企画を公開することを発表した。第1弾のゲストに迎えるのは、村井良大。二人は、動画の中で石川啄木の『火星の芝居』の朗読と解説を披露している。

一色は、「一色劇場」の動画の中で、中でいわゆる「文豪」の作品朗読や、その解説、作者の人生紹介、作品が書かれた当時の時代背景などを紹介する動画を作成し、公開してきた。

企画・撮影・編集・劇中曲の作曲演奏なども一色自身が担当。OP映像などに使用しているメインテーマは、一色が作曲したものの編曲をオレノグラフィティが手掛けるなど、俳優のマルチな才能がいかんなく発揮された仕上がりとなっている。

実は、一色のYouTubeチャンネル開設のきっかけを作ったのが村井だった。一色と村井は、2019年秋に上演されたミュージカル『ラヴズ・レイバーズ・ロスト -恋の骨折り損-』で初共演。その際に、一式がキャストの紹介動画を作成しているのを見ていた村井は、コロナ禍の中で一色に「YouTubeやらないんですか?」と連絡をしたそうだ。

それに背中を押され、今年4月に動画作りを開始。現在チャンネルには、
「新美南吉『子どものすきな神さま』を読んでいたらカラスと喧嘩になった。」
「芥川龍之介『蜜柑』を読んでいたら蜜柑に怒られた。」
「一人二役!?江戸川乱歩『指』を読んでいたら祖母に気を遣わせてしまった。」
「森の中を劇場に。上方落語風に夢野久作『犬のいたずら』を演じてみた。」
などの作品が並ぶ。

YouTubeチャンネル「一色劇場」

撮影シーンも、森の中や自宅のピアノ前、照明をつけた夜の野外など趣向を凝らし、中には製作期間が1ヶ月に及んだ大作も。初の「ゲスト企画」は、村井と共に蝉が合唱する鎌倉で、夏を感じながら行われたようだ。

演じながら、時に素を見せながら語り合う二人。劇場とは少し違う、俳優たちの生き生きとした姿に、ぜひYouTubeで触れてみては。なお、今回公開される村井との「ゲスト企画」には後編もある模様。そちらの公開も楽しみに待とう。

以下、公開に当たり、村井と一色から届いたコメントを紹介。

YouTubeチャンネル「一色劇場」

◆村井良大
一色洋平さんのYouTubeチャンネル『一色劇場』の第一弾ゲストに呼んでいただきました村井良大です。一色さんの作品を研究する力強さと作品を愛す溢れ出るエネルギーに惹かれて、毎作品楽しく拝見させていただきました。なので、今回出演できると聞いた時は「あの世界観に入れる!」そして「一色さんがどういう風に撮影をしているのか!?」と、とても興味が湧きました。

撮影中は一色さんの溢れる芝居愛をたくさん浴びることができて、とても幸せな時間でした。作品を深く理解していく姿勢は僕も見ていて刺激を貰っています。『火星の芝居』は初のゲスト企画作品、今までとはまた一味違う「一色劇場」が見られるかと思います。そしてとても一言では語り尽くせない作品内容となっています。ぜひ、本編後のトークも合わせてお楽しみください!作品のおもしろさに気付かせてくれて、他の作品のおもしろさも知りたくなる場所、それが「一色劇場」です!

YouTubeチャンネル「一色劇場」

◆一色洋平
「文学バラエティ番組」のような時間となりました。コロナ渦のある日、村井さんから「一色さん、YouTubeやらないんですか?」「あなたの世界観を全面的に押し出せるコンテンツが見てみたいです」とご連絡をいただいたことが、「一色劇場」の始まりです。念願のゲスト企画。この方でないと絶対に始まらないという方にご出演頂けました。石川啄木先生のちょっと珍しい一作を、鎌倉の自然と共にどうぞお楽しみください。

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