日本テレビ深夜ドラマ「シンドラ」の第12弾として放送されている『正しいロックバンドの作り方』が、今夏に舞台化することが発表された。本作は、W主演の藤井流星と神山智洋(共にジャニーズWEST)、栗原類、吉田健悟が演じる、ダメダメだけど愛すべき4人組ロックバンド“悲しみの向こう側”の、ドラマで描かれたその後の時間を描く人情劇。コロナ禍で公演中止が相次ぐ中、東京グローブ座は同作で再開する。
作・演出はドラマの企画・脚本監修を手掛けた西田征史が務め、ドラマの脚本を担当したおかざきさとこも西田監修のもと舞台版の脚本として参加。Kis-My-Ft2の派生ユニット「舞祭組」が主演した『○○な人の末路~僕たちが選んだ××な選択~』に続くシンドラ×東京グローブ座の第2弾として上演される。
藤井演じるバンドを愛する心配性のリーダー・シズマ、神山演じる夢も目標も特にないイマドキ大学生・テツ、栗原演じる天才かもしれない不思議くん・オギノ、吉田演じるとにかく明るいムードメーカー・コバがドラマそのままに舞台に登場。
このほか、舞台出演2作目となる野田美桜、お笑いコンビ「シューティング」としてデビューし、俳優・ナレーターなど幅広い経歴を持つかわのをとや、演劇ユニット「ラブリーヨーヨー」に旗揚げから参加する中谷竜、そして、歌舞伎役者の中村梅雀の出演も決定した。
発表にあたり、作・演出の西田、出演者より藤井、神山、栗原、吉田、梅雀から以下のコメントが届いている。
◆西田征史
この夏、“悲しみの向こう側”の向こう側を、舞台で描きます。まずお伝えしたいのは、ドラマから地続きの続編ではないということ。ドラマの最終話で妙に引っ張って「続きは舞台で!」という作品ではありません。ドラマを楽しみにしてくださっている方々、ご安心ください。ドラマではドラマとしてしっかり描ききったつもりです。この舞台版では、「シズマ・テツ・オギノ・コバ」がドラマの後の時間で、新たに苦悩している問題に向き合っていきます。その中で意外な人物との出会いがあって・・・と、そんな、彼ららしい夏を描きます。ドラマのキャスト・スタッフの皆さんで育ててくださった、「シズマ・テツ・オギノ・コバ」と再び向き合えること、とても楽しみにしております。
◆藤井流星(ジャニーズWEST)
ドラマからの舞台化というパターンは初めに聞いた時、驚きました。個人的には舞台が5年振りくらいなのですごくワクワクしていますし、またシズマを演じられる喜びもあります。そして、“悲しみの向こう側”の4人の空気感は撮影現場でもすごく良かったと感じているので、実際に見ていただけるのはすごく嬉しいです。ドラマの全10話を経て絆がさらに深まったあの熱いクセだらけの“悲しみの向こう側”の4人が夏に更に熱くなって戻ってきて、またまたバカな事をすると思います(笑)。
キャスト、スタッフ一丸となって皆さんに楽しんでいただける様にがんばりますので、ぜひ楽しみにしていてください。
◆神山智洋(ジャニーズWEST)
“悲しみの向こう側”にテレビの次は舞台で会えます。出演したドラマが舞台化されるのは初めてなのでワクワクしますし、また4人で集まっておもしろいことを出来るのが今からとても楽しみです。中村梅雀さんをはじめ、新キャストの皆様、ドラマで企画・脚本監修を担当してくださった西田さん、舞台でお世話になるスタッフさん。全員で一丸となって2020年の夏は超熱い夏にしたいと思います。ドラマとはまた別のお話なので、ドラマを見られていない方でも楽しめますし、ドラマを見て頂いた方はより深く正しいロックバンドの作り方を楽しんでいただけると思います。ドラマでは見られない細かい部分や、舞台だからこそ感じる空気感を味わってください。今年の夏は楽しくなりそうです。会場で皆様に会えるのを、神山智洋としても赤川哲馬としても、心よりお待ちしています。
◆栗原類
この度ドラマ『正しいロックバンドの作り方』が舞台化されます。今まで関わった作品が舞台化されるというのは初めてでとても新鮮な気持ちです。“悲しみの向こう側”4人のお話はドラマが終わっても続きます!ドラマを見ていない方でも入り込める作品です。この夏はぜひ劇場でお会いしましょう。よろしくお願い致します。
◆吉田健悟
もう一度“悲しみの向こう側”のメンバーになれることは、ただただ嬉しいです。そして、 舞台に立てる幸せを噛み締めています。
テレビで演じた役を舞台でも演じる。というのは人生初でして、まだ稽古もこれから、の状態ですが、新作エピソードをひっさげて、メンバー4人、キャスト、スタッフ、チーム全体でゼロから作り上げて最高の舞台にしたい気持ちです。ゾクゾクしております。
舞台には、お客様が欠かせません。観に来てくださるお客様も言わば共演者です。舞台演劇ならではのライブ感。是非味わってください。皆様と一緒に、キエチマエカナシミ!と叫べる日を楽しみにしております。
◆中村梅雀
私は母親がピアニストだった影響で音楽がない人生は考えられません。12歳から様々なジャンルのバンド活動をしてきて、64歳の今もライブを続けています。過去にはCDも出しています。ですからバンド活動には特別な思いがあります。
『正しいロックバンドの作り方 夏』は熱い青春の魅力がたっぷりです。友情、夢、喜び、競い合い、不安、迷い、悲しみ、怒り、など、様々な要素をバンド活動を通して巧みに描いていると思います。熱くて楽しい、感動的な舞台になると思います。
グローブ座には昨年の『THE NETHER』に続き、2年連続の出演になります。他の劇場とは明らかに違うお客様の集中力と反応の熱さにとても驚きました。今から毎日のステージが楽しみです。
『正しいロックバンドの作り方 夏』は、以下の日程で上演される。
【東京公演】8月9日(日)~8月30日(日) 東京グローブ座
※7月にチケット発売予定
【大阪公演】9月2日(水)~9月8日(火) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ