2020年4月12日（日）から4月19日（日）まで、計8日間にわたり開催されるインターネットの祭典「ニコニコネット超会議2020」の大型企画の一つである『超歌舞伎 Supported by NTT』の詳細が発表された。
「ニコニコネット超会議2020」は、4月18日（土）・4月19日（日）に千葉・幕張メッセにおいて開催される予定だった「ニコニコ超会議2020」「闘会議2020」が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となったことにより、代替えイベントとして企画されたもの。
インターネット上に舞台を移し、ニコニコ超会議で人気のある企画やインターネット上で話題になったコンテンツ、また「新型コロナウイルス感染症」拡大に伴うイベント自粛方針により残念ながら中止になった様々なライブやエンターテインメントコンテンツなど、日本に存在する様々なエンターテインメントを集合させ、日本最大の“インターネットの祭典”を目指す。
「ニコニコ超会議2016」で初上演され、歌舞伎俳優とボーカロイドキャラクターの共演という新しい歌舞伎の形を実現した『超歌舞伎 Supported by NTT』。 第5弾となる今回は、 『御伽草紙戀姿絵（おとぎぞうしこいのすがたえ）』と題し、 土蜘伝説（つちぐもでんせつ）を題材に新たに創作。
中村獅童が源頼光（みなもとのよりみつ）と盗賊・袴垂保輔（はかまだれやすすけ）の二役を演じ、 初音ミクが七綾太夫（ななあやだゆう）役で初の悪役に挑む。また、中村蝶紫が山姥茨木婆（やまんばいばらきばば）役、澤村國矢が頼光の重臣・平井保昌（ひらいのやすまさ）役として参加。主・平将門の忘れ形見である七綾太夫と、源頼光の戀物語を軸に、山姥茨木婆といった物ノ怪たちの野望の顛末と、平井保昌と袴垂保輔の活躍を描きながら物語を展開する。
公演は、幕張メッセ イベントホールより4月18日（土）・4月19日（日）各日1公演ずつ、無観客で上演。4月19日（日）の公演は“ネットスペシャルエディション”として、無観客の会場を最大限に生かした自由なカメラワークや、AR技術を加えた演出で、臨場感に溢れた生放送を目指すという。
最新技術を用いた新たな歌舞伎×ICTの演出に取り組みとして、定番の演出となった“分身の術”に加え、 NTTの研究所が開発した超高臨場感通信技術「Kirari!」の新たな要素技術「スタイル変換技術」を用いて、「本物に命を吹き込み、本物を超える体験を提供する」ことをテーマに、新演出“超越の術”の実現にチャレンジ。
※「スタイル変換技術」とは･･･
一つの入力画像の持つ特徴を捉え、その特徴を別の画像などから得られる特徴に入れ替える技術。NTTではこの技術の最適化を進め、ユーザーがある画像から直感的にとらえる特徴を的確に把握し、それに近い特徴をリアルタイムに反映することが可能なシステムを開発した。これを、本技術を舞台芸術における新たな演出として適用できるレベルへと高めていく。
今回の上演では、本システムを用いてクライマックスシーンで中村獅童が演じる源頼光が観客の力（コメント、ペンライトの光、など）を纏うことで、新たな力を獲得し自らを超越していく･･･といった演出を考えているとのこと。
『超歌舞伎 Supported by NTT』は、「ニコニコネット超会議2020」のグランドフィナーレとして、全編無料で視聴可能。また、4月14日（火）から4月17日（金）には超歌舞伎5周年を記念し、毎夜、過去に行われた超歌舞伎を振り返る生放送も予定されている。
◆『超歌舞伎 Supported by NTT』
『御伽草紙戀姿絵』
【放送日時】
4月18日（土）14：00～
https://live.nicovideo.jp/watch/lv324051671
4月19日（日）18：00～
https://live.nicovideo.jp/watch/lv324051764
【出演】中村獅童、初音ミク、中村蝶紫、澤村國矢、ほか
【脚本】松岡亮
【演出】藤間勘十郎
【劇中曲】「ロミオとシンデレラ」
開催概要
【公式サイト】https://chokaigi.jp/
【公式Twitter】@chokaigi_PR
