無観客・テレビ中継を決めていた『日本博』が中止に「現時点でセレモニーを実施するのは困難」

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2020年3月14日(土)に東京国立博物館本館前庭で開催予定だった「日本博」オープニング・セレモニーの中止が発表された。本イベントは、セレモニー会場に招待者や抽選で選ばれた観覧者を招き、同博物館の上野恩賜公園竹の台広場(噴水広場)でライブ・ビューイングの開催を予定していたが、新型コロナウイルスの拡大防止を図るため、対策として無観客で実施・テレビ中継をすることを2月28日(土)に決定したばかりだった。

文化庁は、中止の理由を「今なおイベントの中止などを要請せざるを得ない中、現時点において国自らが祝祭感のあるセレモニーを実施するのは困難と判断したため、中止いたします。これに伴い、生放送でのテレビ中継も中止となります」と説明。

当日予定していた実演については,日本文化の発信に向け、新型コロナウィルス感染症拡大の防止対策を万全とし規模を縮小した上で、スタッフのみで収録(メディア取材なし)を行い、後日発信する予定とのこと。ただし、今後情勢の変化によっては収録自体の中止もあり得るとしている。

「日本博」とは、2020年の東京五輪・パラリンピックを契機に「日本の美」を国内外に発信するプロジェクト。オープニング・セレモニーには、アイヌ古式舞踊、尾上菊之助、新国立劇場合唱団に加え、ミュージカル『刀剣乱舞』に出演する刀剣男士より髭切、膝丸が出演するなど、様々なプログラムが予定されていた。

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