読売新聞社主催の『第27回読売演劇大賞』一次選考会の結果が、2020年1月16日(木)発売の読売新聞紙面にて発表された。
「読売演劇大賞」は、1月から12月までに上演された国内演劇を対象に決定する賞。選考委員のノミネート、投票委員の投票という2段階を経て、作品・男優・女優・演出家・スタッフの5部門の年間最優秀賞を決定する。このほか、新人を顕彰する杉村春子賞や、長年の功績や優れた企画を顕彰する芸術栄誉賞が設けられている。
作品賞にノミネートされたのは中間選考会でも挙がっていた『Le Pere 父』のほか、『人形の家 PART2』『スリーウインターズ』『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』『Q』A Night At The Kabukiの計5作品。
各部門のノミネート作品・人物は以下のとおり(50音順、敬称略)。
◆作品賞
『Le Pere 父』
『人形の家 PART2』
『スリーウインターズ』
『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』
『Q』A Night At The Kabuki
◆男優賞
菅田将暉『カリギュラ』
橋爪功『Le Pere 父』
平田満『THE NETHER』
水谷貞雄『新・正午浅草-荷風小伝』
山西惇『イーハトーボの劇列車』『木の上の軍隊』
◆女優賞
枝元萌『あつい胸さわぎ』
神野三鈴『組曲虐殺』『マクベス』
クリスタル・ケイ『ピピン』
増子倭文江『荒れ野』
若村麻由美『Le Pere 父』
◆演出家賞
岡田利規『プラータナー:憑依憑依ひょういポートレート」
瀬戸山美咲『THE NETHER』
野田秀樹『Q』:A Night At The Kabuki
蓬莱竜太『ビューティフルワールド』
松本祐子『スリーウインターズ』『ヒトハミナ、ヒトナミノ』
◆スタッフ賞
笠原俊幸『THE NETHER』の照明
鈴木光介『ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~』の音楽
塚原悠也『プラータナー:憑依のポートレート』のセノグラフィーと振付
土岐研一『THE NETHER』『福島三部作』の美術服部基『チャイメリカ』『組曲虐殺』の照明
※「Pere」の1つ目のeはアクサングラーブ付きが正式表記