京都南座×DAZZLEで“没入型演劇”イマーシブシアター『サクラヒメ』は観客が鍵を握る5つのマルチエンディング

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京都にある日本最古の歴史を持つ歌舞伎の劇場・南座で、イマーシブシアター”『サクラヒメ』 ~『桜姫東文章』より~が上演される。「イマーシブシアター」は鑑賞するだけでなく作品世界に入り込んだかのような体験ができる“没入型演劇”として、ニューヨークで大ブームを巻き起こし、近年日本でも注目を集めている。南座とダンスカンパニー「DAZZLE」がコラボし、同劇場初の取り組みを行う。

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DAZZLEは、廃病院をまるごと使った『Touch The Dark』や地上5階・地下1階の6フロアを使った『SHELTER』、さらに東京ワンピースタワーでも共に公演を創作するなど、「イマーシブシアター」を積極的に取り入れてきた。また、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)内のアトラクションとしてハロウィン期間に開催されている「ホテル・アル バート」のように、日本でもイマーシブシアター形式の公演が打たれる機会が増えてきている。

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『サクラヒメ』は、死によって恋仲の相手と離れ離れになってしまった姫が転生し、自らの前に現れた5人の男たちの中から運命の相手を見つけ出す、という物語。同時多発的に行われるパフォーマンスかつ5人の男性が一人の女性の愛を求めて争いあう愛憎劇を、間近で目撃することができるほか、5人の男性から運命の人を裁決(投票)する5種類のマルチエンディングとなっており、観客が物語の行方の鍵を握ることとなる。

出演者には、純矢ちとせ、川原一馬、荒木健太朗、世界(EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBE)、平野泰新(MAG!C☆PRINCE)、Toyotaka(Beat Buddy Boi)、高田秀文(DAZZLE)、新里宏太など、多彩な顔ぶれが揃った。

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また南座は、改装により1階座席を取り外し床をフラット化させ客席と演者の境をなくす新機構を備えたため、それを最大限に生かした演出と、歌舞伎の演目「桜姫東文章」を題材に日舞や邦楽とダンスを融合させた和の表現を取り入れるという。

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1階のフラット空間では、観客自身も和風の装具を身にまとい“都人(みやこびと)”として参加する。同時多発的に行われるパフォーマンスの中から見たいものを、自分の意思で選択しながら、物語を見届けていく(南座の舞台に立つことも可)。2階・3階席は、地上の人々の姿を見下ろす“雲上人(うんじょうびと)”に。雲上人も、もちろん物語の結末を決める裁決(投票)に参加する。2・3階の特設アクティングステージでしか観られないシーンもあるとのこと。いずれを選ぶのも、あなた次第。

【あらすじ】
意に添わぬ縁談から逃れるため、心中によって成就させた一組の男女の恋・・・。
転生し花魁となったサクラヒメ(純矢ちとせ)。前世の記憶を頼りに運命の相手との再会を望んでいた。
そこで出会う5人の男性。
木々の声を聴き、星の行方を読み、術を操る神秘的な陰陽師(川原)、孤高の気高さと圧倒的な剣術の強さを持つ浪人(荒木)、弱者の味方で優しさとユーモアを併せ持ち自由に生きる義賊(世界)、一本気で仲間思いの男気に溢れ火事場でのアクロバティックな活躍を見せる鳶(平野)、医は仁術の精神で貧しい者には無料で治療を施す心優しき町医(Toyotaka)。
それぞれの思いが交錯する中、都で噂の盗賊(高田)による不可解な行動が始まる。
雲上の導者(新里)の歌唱に導かれ、雲上人にはいよいよ運命の相手を裁決(投票)する時が訪れる。
蘇る、運命の男の記憶は――。

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伝統芸能と最新パフォーマンスの融合を、歴史ある劇場で体感してみては。

イマーシブシアター『サクラヒメ』 ~『桜姫東文章』より~は、2020年1月24日(金)から2月4日(火)まで京都・南座にて上演される。上演時間は各回約60分を予定。

【公式サイト】https://kyoto-sakurahime.com
【English】https://www.shochiku.co.jp/engeki/minamiza/sakurahime/en/
【繁体字】https://www.shochiku.co.jp/engeki/minamiza/sakurahime/zh-tw/

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