Six TONESとSnow Manが5度目の出演『少年たち To be!』開幕!新たな試みの詰まった集大成に

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1969年より伝説の舞台として受け継がれて来た『少年たち』は、初演以降、上演を重ねるたびにアレンジを加え、歴史を刻み続けてきた。そんな本作が、今年は『少年たちTo be!』と題して2019年9月7日(土)に開幕した。初日前日には公開ゲネプロと囲み取材が行われ、Six TONESのジェシー、京本大我、松村北斗、高地優吾、森本慎太郎、田中樹、Snow Manの岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒蓮、宮舘涼太、佐久間大介が登壇した。

これまで、Kis-My-Ft2やA.B.C-Z、ジャニーズWESTらがジャニーズJr.時代に出演してきたことから、“若手の登竜門”的存在にもなっている本シリーズ。今作では、2020年にジャニーズ史上初の同時デビューが決定したSix TONESとSnow Manが5度目の出演を果たす。

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ジャニー喜多川氏が生前に手掛け、初の製作総指揮作品となった映画『少年たち』にも出演したSix TONESとSnow Manの2グループが、『少年たち』に出演するのはこれが最後。最後ながらも、今回の公演では、数々の新たな挑戦も行った。その一つとして松村は「ジャニーさんの肉声を使わせていただいたのも初めての試みでした」と話す。ジェシーは「打ち合わせでもみんなボロ泣きでした。このタイミングでって・・・(思って)」と振り返ると、森本も「久しぶりにジャニーさんの声を聞くと安心感がありました。ホッとする」と感慨深そうに語った。

また、田中は物語のクライマックスで朗読される「手紙」が「自分たちで自分たちのことを書いている」ことも本作の新たな試みであると指摘。そして「それ(書いた手紙)を脚本家さんに渡して台本にしてもらうという、今までにない作り方になっています。よりリアルな等身大な自分たちの姿(が描かれる形)になっていると思います」と明かした。この手紙は日替わりで誰のものかが変わるそうで、佐久間は「僕たちの言葉で伝えたいので(ネタバレになるようなものは)見ずに来てほしいです」と呼びかけた。

さらに「第2部 SHOW TIME」にも新しい演出が多数見られる。その中には、Six TONESがSnow Manの曲を歌い、Snow ManがSix TONESの曲を歌う「スイッチメドレー」の披露も。高地は「Snow Manの『VI Guys Snow Man』という曲を覚えるのが大変でした。でも、岩本くんが振り付けた曲だというのでマンツーマンでレッスンしてくれて、新しい一面も見れて良かったなと思いました」と振り返り、深澤も「曲はSnow Manの曲ですが、不思議な感じでした。Six TONESっぽい(曲になっていて)僕は好きです」と笑顔を見せた。渡辺は「この2グループだからやる意味がある。この『少年たち』があっての、2グループの出会いがあってのことだと思うので、グッとくるシーンになればいいなと思います」と思いを込めた。

阿部と佐久間は今回、マジックも披露。阿部は「ショーの途中でマジックが急に始まるのもジャニーズの舞台ならではの魅力かなと思います」とニヤリ。森本、宮舘らによる「リボンフライング」も見られる。実はこの「リボンフライング」、森本らは初体験だそうで、宮舘は「今回は約2日で仕上げたのですが、ここから公演を重ねるごとに上手くなっていくんだろうなという気持ちがあります」と説明した。

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2019年1月から新たにSnow Manに加入したラウール、目黒は初めての本シリーズ出演。ラウールは「自分がここに立てることが嬉しいし、傷がつけられない作品なので、稽古は全力でぶつかりました。皆さんに観て欲しいなと思える作品になったので、本番が楽しみです」、目黒は「今までずっと観に来ていて憧れの場所だったので、本当に嬉しい。今までジャニーさんに人間としても、アイドルとしても育ててもらった部分をうまく出せればいいなと思います」と意気込む。

さらに、向井は関西ジャニーズJr.としての出演はあるものの、Snow Manとして初出演。「緊張もしましたが、素敵な作品なので、Snow Manとして立てたことが嬉しかったです。1ヶ月(近く)公演がありますので、少しずつレベルもアップしていけたら」とコメントを寄せた。

そして、ジャニー氏の「お別れ会」を9月4日に終えたことについて、京本は「昨年も本番中、毎日ジャニーさんが観てくれていたので、今年は(楽屋に)ジャニーさんの写真を置いています。僕たちは今年もジャニーさんが観てくれていると信じて、最後までこの作品を全うしようと思っています」と胸の内を明かした。

最後に、ジェシーは「今回はまた少し変わった『少年たち』ではあるんですが、ジャニーさんの思い、僕たちのリアルな思いも伝えておりますので、楽しみに待っていてください」、岩本は「この人生に偶然という言葉はないなと改めてジャニーさんに教わった感覚があります。偶然ではなく、必然という感覚を、この舞台でも学ばせてもらいました。観ている人もやっている僕たちも、何かしら感じることがある作品だと思うので、何回も観に来て、僕たちの5年間の集大成を生で感じて欲しいなと思います」とファンへメッセージを贈った。

『少年たちTo be!』は、9月28日(土)まで東京・日生劇場にて上演。上演時間は1幕70分、休憩25分、2幕50分の計2時間25分を予定。

※高地優吾の「高」は「はしごだか」が正式表記

(取材・文・撮影/嶋田真己)

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