荒牧慶彦がツンデレAIとコンビで事件解決!? 映画『AI探偵』舞台挨拶レポート

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2019年10月18日(金)より公開される荒牧慶彦の主演映画『AI探偵』。その完成披露試写会が8月24日(土)に東京・ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて行われ、舞台挨拶には荒牧のほか、溝口琢矢、石原壮馬、大平峻也、千葉誠治監督が登壇した。

本作は、ツンデレAI(人口知能)を相棒にネットを駆使して謎を解くアメリカ帰りのイケメン探偵・鍵山公彦(荒牧)が、AIと恋に落ちたクライアントや、なんちゃってIT長者ブラザーズからの無茶ぶり依頼を解決する探偵サスペンスコメディ。荒牧、溝口、石原、大平に加え滝口幸広が出演する。さらに、AIの声はブラッド・ピットの吹き替えでも有名な堀内賢雄が担当。監督は『シュウカツ』シリーズで知られる千葉が務める。

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登壇者たちが挨拶を終えると、まずそれぞれの役柄を自己紹介。探偵の鍵山役について、荒牧は「ちゃらんぽらんな考えを持っている男なんですけど、頭が切れる一面もあります」と説明し、「AIとしゃべるんですが、撮影段階ではAIの声は入っていなかったんです。スタッフさんが遠いところからAIの台詞を言ってくれたんですけど、そのやり取りが難しかったですね」と撮影を振り返った。

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その荒牧の演技について、千葉は「AIとしゃべるというものを撮ったことがなかったので不安でしたが、荒牧くんはAIが目の前にいるかのように上手に演じてくれました」と絶賛。大平も「荒牧くんがすごくうまくAIと演じているのを見て、役作りをAIと一緒に家でやっているのかと思った(笑)」と語り、笑いを誘った。

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AIを愛する依頼人・小林琢磨を演じる石原は「普段、モノに対して人間同様に愛情を注ぐなんてあまりないと思いますが、小林は公彦とは違うAIとの距離というか、AIをまるで人間の彼女のように扱う役柄です」と解説。

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IT長者ブラザーズの兄・三本頼家役は溝口、弟・実朝役は大平が演じる。溝口は「僕らはチームだったので大平くんと話し合いながら演じました。基本的に大平くんが僕に合わせてくれて、スムーズに進みました」と役作りを明かした。

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そして、公彦のライバル探偵・志威志を演じる滝口の話題となると、荒牧からの「タッキー(滝口)が一つのシーンでいろんなバリエーションをやってみてみたいということで演じていたんですけど、2人のシーンで同じ台詞を噛むというのを7回ぐらいやって、みんな呆れていました(笑)」という暴露エピソードに会場も笑いに包まれた。

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さらに撮影現場のハプニングとして、スマートスピーカーの形をしたAIについて、荒牧が「AIがじゃじゃ馬で、監督の声に反応して光らせているんですけど、たまに反応してくれなかったり、勝手に音楽が流れて和ませ役になっていました(笑)」と披露。

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そこからスマートスピーカーを普段使っているかという話題となると、大平を除く全員が使用していないという結果に。大平が使用方法について「朝起きて『電気つけて』から始まって、帰って『ただいま』と言うと部屋の明かりをつけてくれるんです。全部やってくれるので、基本的に家に帰ったら僕はぐーたらしています(笑)」と語ると、一同「そんな最先端の生活してるの?」と驚きの声を上げていた。

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“AIに頼みたいこと”というトークテーマでは、石原が「劇中のようにあれだけ会話ができるAIだったら、台詞合わせに付き合ってほしい」と述べると、全員がうなずいて賛同。また“探偵に頼みたいこと”というテーマでは、大平が「荒牧くんは完璧な人だと思うので、荒牧くんを尾行してもらってアラを探してほしい。荒巻くんが電車に乗っていてお年寄りに席を譲らなかったとか、それを聞いて笑いたいです」と語ると、会場も爆笑。

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そんな荒牧のイメージについて、共演者たちから「クールだと思ったら、優しくて話しやすいお兄ちゃん」との声に、荒牧は「本当にいい子たちだな(笑)」とはにかんだ。

本作は続編がありそうなラストとなっており、会場からも続編が見たいという大きな拍手が起こると、千葉は「みんな忙しすぎるんだよな(笑)。スケジュールが合わない」とぼやきながらも笑顔を見せていた。

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“続編があったらやりたいこと”として、荒牧が「AIが敵に乗っ取られて公彦と敵対する」、溝口と大平は、劇中で公彦の推理に敗北したことから「新たなAIを用意して公彦に仕返ししたい」、石原は「AIと結婚するところまで演じて、初めて人類でAIと籍を入れた人間になりたい(笑)」とそれぞれ挙げた。

本作の注目シーンについて、千葉は「IT長者ブラザーズ二人のリアクションが大げさで、それぞれ違う顔をしているんですよ。荒牧くんはめちゃくちゃクールなのに。兄弟はお互いに変な顔をしているので推しメンの片方を見たら、今度は違うほうを見てみるとおもしろいかも」とアピール。千葉から“変顔”と言われたことに、溝口は「本当にまじめにやっていたので“変顔”ではないと反論しておきます(笑)」と笑い、大平も「いい顔していましたよ(笑)」と同調。石原は「僕は公彦に迫っていく時の緊張していた姿です。初対面でどれだけ近づけるかというところを見てください」と呼びかけた。

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最後に、荒牧は「この物語は近い未来にこういう問題が起こりうるんじゃないかと思わせせるぐらい、すごくおもしろい題材となっています。なので、2回、3回と見て、この物語を楽しんでいただけたらと思います」と舞台挨拶を締めた。

映画『AI探偵』は以下のスケジュールで上映。

【東京】10月18日(金)~ ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場(10月19日に舞台挨拶あり)/シネ・リーブル池袋
【大阪】10月25日(金)~ シネ・リーブル梅田
【名古屋】11月上旬 シネマスコーレ

(取材・文・撮影/櫻井宏充)

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この記事を書いた人

演劇、海外ドラマ、映画、音楽などをマルチに扱うエンタメライター。エンタステージ立ち上げからライターとして参加し、小劇場から大劇場のストレートプレイにミュージカル、2.5次元、海外戯曲など幅広いジャンルにおいて演劇作品の魅力を日々お伝えしています!

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