2005年、大学在学中に堀善雄(現・善雄善雄)が旗揚げし、10周年の節目となる2015年春に最終公演を行ったザ・プレイボーイズが2019年秋、約4年半ぶりに新作『間男の間』を上演する。
ザ・プレイボーイズとは「男にしかわからない(かもしれない)世界の、切なさとバカバカしさをあなたに」をテーマに、出演者は男性のみにこだわり、プレイボーイになりたいけれどなれない男たちががんばる作品を発表してきた劇団。解散時には「復活するにしても向こう5年は絶対やりたくない」と豪語していたものの、わずか4年目の2019年秋、活動を再開する運びとなった。
善雄はザ・プレイボーイズ解散後、劇団ゴジゲンに所属し俳優として活動。ゴジゲン番外編『なんかすごいSF的なやつ』では脚本を、今年3月では舞台『ダークマスターTOYAMA2019』の主演を務め、現在、永遠のオトナ童貞のための文科系マガジン“チェリー”にてコラム「卒業をさせておくれよ」を連載している。
そんな善雄の新作は“間男”をしていた男たちが予期せず集まってしまう会話劇。キャストには、ザ・プレイボーイズ最終公演にも出演していたおなか☆すいたろう、村田和明のほか、板倉武志、十河大地、善積元が名を連ねている。
アフタートークも開催され、ゲストには9月5日(木)にゴジゲン主宰の松居大悟と劇団献身主宰の奥村徹也、9月6日(金)に作家の爪切男と結城企画主宰で俳優の結城洋平が登壇する予定。
◆善雄善雄(作・演出・出演)
2015年春に最終公演を執り行ったザ・プレイボーイズですが、恥ずかしながらまたやります。もう二度とやらないという意味で「最終」とつけたのに、これはもはや詐欺ではないのか。最後だからと気にかけていただいた方々になんとお詫びすればいいのか。コンプライアンスに怯えるばかりの毎日です。
ぼろぼろになるまで向き合った劇団を終わらせた29歳のあのとき、「30代は無理せず流されて生きよう」と決め、本当に流されたらこうなってしまいました。他にもゴジゲンの劇団員になったり名前が変わったり、人生は予測不能の激流です。それでも、今回もすごく素敵な人達と一緒に作品を作れることを、とても嬉しく思います。これから行く先、見届けていただけたなら幸いです。
ザ・プレイボーイズ『間男の間』は9月5日(木)から9月10日(火)まで東京・ステージカフェ 下北沢亭にて上演される。
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