「柚希礼音写真集 ETERNIRY(DVD付)」が、2019年4月10日(水)に発売された。これを記念し、4月13日(土)には東京・日比谷シャンテ内にあるHMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEにて、4月14日(日)には大阪・紀伊國屋書店天王寺ミオ店にて、本書お渡し会を開催。東京のイベント前には、記者会見が行われた。
本書は、元宝塚歌劇団星組トップスターの柚希礼音の、舞台デビュー20周年を記念し企画されたもの。2015年の宝塚退団後も、舞台を中心に幅広い分野で活動の場を広げている柚希だが、さらなる飛躍を願い、「永遠、無限」といった思いを込めてタイトルを「ETERNIRY」としたという。
撮影は「20周年を機にパリやロンドンなどではなく、より深さを感じられる町の空気を感じたい」と、エディンバラ、グラスゴーに赴き全編スコットランドで行われた。「クリスマスシーズンでとても賑やか」だった現地で、100年余の伝統を持つ劇場キングス・シアターなどを訪れ、これまでのキャリアを総括。新たな挑戦を誓う「今の自分が詰まった写真集になったと思います」と語った。
「ETERNITY」ではメリーゴーラウンドに乗る楽しそうな素顔も見せているが、お気に入りのカットは「風船を持ちながら町を歩いたカット」とのこと。宝塚時代から風船をたくさん使った写真を撮影してみたかったそうで、「ガーリーになり過ぎないようなポイントを目指して撮りました」と笑顔を見せた。また、表紙でも裾の広がったフレアースカート姿を披露している。「これまでの写真集ではスカートをはいたことがあまりなかったのですが、そろそろスカートをカッコよくはけるようになったかな?と思って、今回は挑戦しました」と、 元男役ならではの“挑戦”の姿勢をのぞかせた。
さらに、グラスゴーでの撮影中、宝塚ファンの女性にばったり遭遇したエピソードも披露。「1日半くらいかけて行って遠い土地だと思っていたのに『ハプスブルクの宝剣』(2010年・星組当時の舞台)のチラシまで持っていらっしゃるという熱心なファンの方に出会えて。 本当に幸せなことだと感じました」と、偶然の出会いからもファンのありがたみを痛感した様子。「20年間舞台に立ち続けてこられたのは、ファンの方々の応援のおかげ。今日は直接ファンの方々に写真集を“お渡し”できる機会ということで、 とても嬉しいです」と感謝を述べた。
初舞台に立った20年前の自分に声をかけるとすれば、「当時はただ“舞台に立ちたい”という一心でしたが、好きという気持ちがあれば、何でも乗り越えられるんだと感じたので“演じることが好き、という気持ちを大切に”と伝えたいです」と述懐。
20周年の節目を迎え「この1年は一人舞台、アイスショー、そして秋にはミュージカル、と挑戦することがとても多いのですが、やはり舞台に立ち続けることがとても大切なことだなとあらためて感じています。今後も真摯な思いで、舞台に立ち続けていたいと思います」と決意を語っていた。
◆「柚希礼音写真集 ETERNITY(DVD付)」
【価格】5,184円(本体4,800円+税)
【発行】KADOKAWA
【撮影】キセキミチコ
【詳細】https://www.kadokawa.co.jp/product/321811000745/
(オフィシャル取材・文/magbug、編集/エンタステージ編集部)