魔夜峰央の生み出した人気漫画「パタリロ!」。2016年の2.5次元ミュージカル化を果たし、2018年3月に上演された第2弾上演時に映画化が発表されていたが、その公開決定日が明らかになった。公開は、6月28日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか、全国順次ロードショー。
主人公・パタリロ役はもちろん、舞台版と同じく加藤諒。映画でも、「生きたパタリロ」とも呼ばれる存在感を大爆発させ、歌って、踊って、スベって、ドタバタと躍動している。青木玄徳と佐奈宏紀が演じる、バンコランとマライヒの倒錯した純愛も健在。
細貝圭、金井成大、石田隼、吉本恒生、三津谷亮、小林亮太ら舞台版キャストに加え、タマネギ部隊の一員として須賀健太の参加も。さらに、哀川翔、西岡徳馬、鈴木砂羽、松村雄基、近江谷太朗、木下ほうかといった面々、原作者の魔夜、そして舞台・映画共に脚本を手掛けた池田鉄洋(脚本は池田テツヒロ名義)も参加。
監督は舞台『パタリロ!』の演出も手がける小林顕作。「舞台を“少しだけ映画寄り”にしてみました」と語っており、主要なスタッフ・キャストは舞台版のメンバーがそのまま担当しているとのこと。
公開発表に合わせ、一部場面写真と、原作者の魔夜峰央、監督の小林顕作、主演の加藤諒からコメントが届いた。
◆魔夜峰央(原作者)
「パタリロ!」が映画化なんて感無量!舞台版の時から実写は不可能だと思っていたので、どうやって作るのか見当もつかなかった。一言で言うと、とにかく“全編ミスマッチ”。舞台をご覧になった方もご覧になっていない方も、何も考えずに観ていただきたい。頭を使わなくても、放っといても勝手に笑わせてくれますから。 決して3人では観ないでください。その理由は・・・座席のことはよく分からないけど、4人以上で観たほうが楽しめると思うな(笑)。
◆小林顕作(監督)
観たこともない感じの映画に・・・するつもりはなかったけれど、結果的に考えてもみなかった映画になりました。スタッフが感情移入してくれて、舞台の空気感をそのまま“少しだけ映画寄り”にしてみました。「パタリロ!」 の楽しみ方はたくさんありますが、応援上映の進化型のように映画館を楽しい場所にしたいですね。出来ることは何でもやりたいので、「試食コーナー」を作って、僕が毎日映画館の前でお客様をお待ちしています(笑)。
◆加藤諒(主演・パタリロ役)
こんなに作品に愛を注いだことは初めてなので、パタリロ役は他の人に演じてほしくないんです。舞台版がすごく楽しかったので、それを同じスタッフ、キャストで映画にすることができてさらに楽しかったです。コミックのファンの方も舞台のファンの方も、「パタリロ!」を観るのが初めての人も、誰にでも喜んでもらえる素敵な作品になっています。今回の映画では、舞台版にはなかったソロの挿入歌を初めて歌いますのでお楽しみに!!
映画『パタリロ!』は、6月28日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国順次ロードショー。
(C)魔夜峰央・白泉社/劇場版「 パタリロ!」 製作委員会 2019