ミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』が、2019年1月15日(火)に東京・日生劇場にて開幕した。『オペラ座の怪人』を生んだアンドリュー・ロイド=ウェバーが、ファントムの失踪から10年後の世界を描いた本作。今回は、ファントム役を市村正親と石丸幹二がWキャストで務めている。その舞台写真とキャストコメントが到着した。
【あらすじ】
パリ・オペラ座のファントム失踪から10年。ジリー親子の助けを得てニューヨークに移ったファントムは、コニーアイランド一帯の経営者となり財をなしていた。クリスティーヌの幸せを願い一度は彼女の前から姿を消したファントムだったが、その想いが消えることはなかった。
一方、ラウルと結ばれたクリスティーヌは一児の母となり、高名なプリマドンナとして活躍していた。一家の幸せに影を落としたのは、ラウルがギャンブルでつくった多額の借金だった。
そんな折、クリスティーヌにニューヨークで催されるコンサートへの出演依頼が舞い込む。借金返済のため、仕事を引き受ける決意をしたラウルとクリスティーヌ。息子グスタフを伴い渡米した彼らの前にファントムが現れ、隠された衝撃の真実が明らかとなる・・・。
複雑に仕組まれた床のオートメーション構造や、遊園地の雰囲気を再現するために投入された無数LED、舞台中央に出現する巨大なファントムの仮面を象ったアーチ、メリーゴーラウンドなど、このクオリティとスケールで体感できるのは、今や世界でも東京の日生劇場のみ。
ファントム役の市村と石丸のほか、クリスティーヌ役を濱田めぐみと平原綾香、ラウル役を田代万里生と小野田龍之介、メグ役を夢咲ねねと咲妃みゆ、マダム・ジリー役を鳳蘭と香寿たつきが、それぞれWキャストで。グスタフ役を、大前優樹と加藤憲史郎と熊谷俊輝がトリプルキャストで演じる。
2014年の初演からの続投となる市村、濱田、平原、田代、鳳、香寿はそれぞれに役を深め、今回初参加となる石丸、小野田、夢咲、咲妃が作品に新しい解釈やひらめきをもたらすことで、作品は深化&進化。演出家のサイモン・フィリップスも両キャストの舞台稽古を見て「日本のカンパニーが世界一だ!」と太鼓判を押す仕上がりとなった。
また、日本初演から2つのミュージックナンバーに大幅な改定が加わった。これにより『オペラ座の怪人』からの繋がりがより明確になると共に、演出面においても細かな修正を重ねることで、物語構造、人物像、人間関係に深みが増している。
開幕にあたり、両ファントム役、両クリスティーヌ役からコメントが届いた。
◆市村正親(ファントム役)
期待度が高いだけに、演じる方は大変です。
ファントムを地で生きている僕としては、最高のものをお届けできるようにがんばります!
◆石丸幹二(ファントム役)
デビューが『オペラ座の怪人』ラウル役であった私が、続編でファントム役に巡り会える幸せ。『オペラ座~』から10年後の世界でファントムは、密かに溜め込んできたクリスティーヌへの思いを一気に爆発させます。それがどれほどの威力であったか。劇場でぜひお確かめください。
◆濱田めぐみ(クリスティーヌ・ダーエ役)
5年ぶりのラブ・ネバー・ダイ。アンドリュー・ロイド=ウェバーの世界に戻ることができ幸せです。初演より深く、いろいろな想いをもって飛び込みたいです。皆様とオペラ座の旅に出られることを嬉しく思います。お楽しみください!
◆平原綾香(クリスティーヌ・ダーエ役)
この作品を愛しているお客様に、ブラボー!と言ってもらえるようなクリスティーヌを歌いたいです。全身全霊、全人生をかけて「愛は死なず」を歌うので、あーやクリスティーヌもどうか観に来てください!
ミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』は、2月26日(火)まで東京・日生劇場にて上演。上演時間は1幕65分、休憩20分、2幕60分(カーテンコール込)の計2時間25分を予定。なお、2月11日(月・祝)17:30公演と2月18日(月)18:30公演が追加公演として決定している。
当日券は、毎公演10:00より日生劇場窓口にて先着順に販売。当日券の販売が終了次第、 若干枚数キャンセル待ち整理券が配布されるとのこと。
※当日券は一人1枚まで
※キャンセル待ちは購入できない場合あり
※各回の当日券状況についてはホリプロオンラインチケット当日券情報(http://hpot.jp/)にてご確認を
【公式HP】http://www.lnd2019.com/
(撮影:渡部孝弘)