深夜に開店する小さな食堂の物語『深夜食堂』がミュージカルとして2018年10月に上演される。原作となっている第39回日本漫画家協会賞大賞受賞を受賞した「深夜食堂」は、ドラマとして3シリーズ、映画として2シリーズが製作されただけでなく、NETFLIXを通して世界配信されている人気作だ。
また韓国では韓国オリジナルのドラマシリーズが製作されるほどの人気で、今回の舞台化は原作のファンであるクリエイター陣が「好きな作品を楽しく作りたい!」と意気投合したために生まれた企画である。
脚本は第2回「韓国ミュージカル・アワーズ」で脚本賞を受賞したジョン・ヨンが担当。作曲は、日本でも2016年、2017年と上演され話題となった『キム・ジョンウク探し(Finding Mr.DESTINY)』など韓国ではヒット作常連となっているキム・ヘソンが担う。出演は「めしや」マスターの筧利夫のほか、「めしや」にやってくる面々に藤重政孝、田村良太、小林タカ鹿、碓井将大、エリアンナ、AMIらに加え、お茶ずけシスターズとして谷口ゆうな、愛加あゆ、壮一帆が名を連ねている。
【あらすじ】
新宿の路地裏。看板も出さず深夜0時から朝7時まで営業している食堂「めしや」。人々はこの場所を『深夜食堂』と呼ぶ。この食堂を営むマスターは、目の上にある意味深な傷跡のせいで少し強面に見えるが、食堂を訪れたお客さんの話を黙って聞きながら、彼らが望む料理は出来るものなら何でも作って出してくれる。
深夜食堂を訪ねるお客さんは様々。28年間ゲイバーを営んできた40代後半の小寿々。魅力溢れるニューハートの看板ストリッパー・マリリン。そのマリリンに首ったけでダメ男だけど母には優しい忠。お茶漬けが大好きで通称お茶漬けシスターズと呼ばれる梅、鮭、明太子は彼氏は出来ないけど幸せな結婚を夢見る。売れないストリートミュージシャンの千鳥みゆきは、凍えた手をこすりながら毎晩のように深夜食堂を訪れる。タネも仕掛けもないマスターの「素朴な料理」を求めて、今日も疲れた足を深夜食堂に向ける人たち。ちょっと腹拵えをしては、また明日を生きるために『深夜食堂』の扉を開ける。
ミュージカル『深夜食堂』は10月26日(金)から11月11日(日)まで東京・新宿シアターサンモールにて上演される。
【公式ホームページ】http://meshiya-musical.com
【公式ツイッター】@meshiya_musical
(写真/オフィシャル提供)