小池修一郎演出のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が、2019年2月から4月にかけて、東京・愛知・大阪の3都市で再び上演されることが決定した。2001年にフランスで誕生し、世界的に大ヒットした本作。日本では、2010年に小池修一郎演出により宝塚歌劇団で初演、以降再演が繰り返されるヒット演目となった。
2011年・2013年には、男女スタンダード版として、「日本オリジナルバージョン」を上演。 2017年には、振付・美術・衣裳などを一新した新演出版が行われた。
ロミオ役は、前回に続き、古川雄大と大野拓朗がWキャストで務める。ジュリエット役は、葵わかな、木下晴香、 生田絵梨花(乃木坂46)のトリプルキャストに決定。葵は、これが初舞台、初ミュージカルとなる。木下、生田は前回に続いての出演。
また、ロミオの親友ベンヴォーリオ役は、三浦涼介と木村達成というが新キャストに。同じく親友マキューシオ役は続投の平間壮一と新キャストの黒羽麻璃央。ロミオと敵対するティボルト役は渡辺大輔と廣瀬友祐、死のダンサー役の大貫勇輔も揃って続投。
さらに春野寿美礼、シルビア・グラブ、岸祐二、姜暢雄、宮川浩、秋園美緒、石井一孝、岡幸二郎といった面々も集結した(春野、姜、宮川、石井も新キャスト)。
上演発表にあたり、古川と大野、森と木下と生田から、コメントが届いている。
◆古川雄大(ロミオ役)
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』ロミオ役を演じさせていただくことになりました。僕自身、この役は3度目の挑戦になるのですが、今の自分にしかできないロミオとして、 この作品にとって大切な愛や命の尊さなどを、皆様にお届けできるよう努めます。そして、 新たなキャストの方々との共演も楽しみです!フレッシュで熱い『ロミオ&ジュリエット』の誕生にご期待ください。
◆大野拓朗(ロミオ役)
前回の公演から早いもので2年が経ちましたが、また自分の魂と芝居を通して、この物語をもう一度皆さんにお届けできることが心から嬉しいです。あれから役者として、ロミオとして、自分自身がどう成長しているか、さらに「新しい自分を発見」できることが、すごく楽しみです。メンバー一丸となって、皆さんを感動と笑顔の渦に巻き込みます。そして皆さんにとって、一生の宝物となる『ロミオ&ジュリエット』になればと思います。
◆葵わかな(ジュリエット役)
今回が初舞台・初ミュージカルになります。ずっと憧れていたこの作品に、ジュリエット役で出演させていただけることになり、とても嬉しく、20歳になった今挑戦できることに運命的なものを感じています。小さい頃から歌が大好きで、歌のレッスンを何年も続けてきましたが、人前で歌いお芝居するのは初めてなので、共演者の皆さんのお力をお借りしながら一生懸命演じたいと思っています。
◆木下晴香(ジュリエット役)
2017年の大千秋楽を終えてからずっと抱いていた、もう一度ジュリエットを演じたいという想いがついに実りました。『ロミオ&ジュリエット』は私にとって、デビューさせていただいた特別な作品。またこの大好きな作品に携わることができ、本当に本当に嬉しいです。あれから2年を経て挑戦するジュリエット。より深く彼女と向き合い、2019年の私の全力で彼女の人生を駆け抜けたいと思います!
◆生田絵梨花(ジュリエット役)
前回10代最後に演じたジュリエット、人生でもうやることはないと思っていたので、再び巡りあえてとても嬉しいです。この2年間の経験を活かしながら、どのくらい深められるのかという緊張感もありますが、新鮮な気持ちを忘れず取り組みたいと思います。少ない公演数ですが一瞬一瞬を大切に、持てる力を最大限に尽くしたいです。
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、2019年2月から4月にかけて、東京・東京国際フォーラム ホールC、愛知・刈谷市総合文化センター、大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。チケットは、今秋一般発売予定。
(舞台写真:2017年公演より 撮影/田中亜紀)