2018年11月より、東京・本多劇場にてM&O playsプロデュース『ロミオとジュリエット』の上演が決定した。脚色・演出に宮藤官九郎、ロミオ役に三宅弘城を迎え、意表を突くキャスティングで、斬新かつ普遍的な喜悲劇を目指すという。
ジュリエット役には、宮藤が監督した映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』でヒロインを務めた森川葵を抜擢。森川は、これが初舞台となる。さらに、勝地涼、皆川猿時、小柳友、阿部力、今野浩喜、よーかいくん、篠原悠伸、安藤玉恵、池津祥子、大堀こういち、田口トモロヲというユニークな顔ぶれが集結。
上演決定にあたり、脚色・演出の宮藤、出演者より三宅、森川のコメントが届いている。
◆宮藤官九郎(脚色・演出)
私ごとですが2年ほど演劇を怠けておりました。そしてこの後、またしばらく演劇を怠ける予定です。なんだか後ろめたいなあ。そう感じていたら、「三宅さん主演で『ロミオとジュリエット』をやりませんか?」というイカれた企画が舞い込んだ。しかもジュリエット役の森川さんは初舞台。これは演劇人として初心に帰れということか・・・。というわけで、現段階で決めていることは「なるべくまんまやる!」
◆三宅弘城(ロミオ役)
きっとウソだと思っていました。宮藤くんは会っても何も言わないし、マネージャーはなんとなくスルーするし、プロデューサーの大矢さんはずっとニヤニヤしてるし。ところが、皆さん諦めたのか腹をくくったのか、少しずつロミジュリのことを口にするようになりました。そして集まった素敵なキャスト。この名作が宮藤官九郎氏の演出でどう料理されるのか・・・。まあロミジュリ史上、最珍傑作になることは間違いないと思われます。でも、ボクはまだちょっとウソだと思っています。
◆森川葵(ジュリエット役)
舞台という一発勝負の場でお客様を目の前にしてお芝居をすることは初めてなので、とても不安で考えるだけで胃が痛くなる思いなのですが、映画などでお世話になった宮藤さんの元でこの初めてを経験させていただけることは、本当に嬉しくありがたい機会をいただけたと感謝しています。皆様に近い距離で、素敵な時間をお届けできるよう精一杯、やれることをやりきりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
M&O playsプロデュース『ロミオとジュリエット』は、2018年11月から12月にかけて東京・本多劇場にて上演される。その後、新潟、大阪、愛知公演の予定あり。